ドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない」第5巻、待望のリリース!

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表題作 囀る鳥は羽ばたかない5

百目鬼力 → 羽多野渉

矢代 → 新垣樽助

その他キャラ
影山莞爾[安元洋貴]/ 三角[大川透]/ 竜崎[三宅健太]/ 平田[高瀬右光]/ 七原[興津和幸]/ 天羽[佐藤拓也]/ 杉本[三宅貴大]/ 鯨[利根健太朗]/ 鮫[山本兼平]/ 黒羽根[山本兼平]

あらすじ

抗争の最中、真誠会若頭の矢代は百目鬼の部屋で向かい合っていた。
百目鬼への想いから目を逸らしていた矢代。矢代を守りたいと思っていた百目鬼。
ふたりは互いに強く意識しつつも、これまで一線を越えないよう気持ちを堰き止めていた。
けれど、追いつめられた百目鬼が矢代に気持ちを告げたとき、 それまで保っていたバランスが崩れてしまう。
自分に大事なものができてしまう、失ってはいけないものができる── 矢代が選んだ道は……!?

コミックス第5巻の内容に加え、「ヨネダコウ先生原案のドラマCDオリジナルドラマ」を収録。

作品情報

作品名
囀る鳥は羽ばたかない 5
著者
ヨネダコウ 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
オンリード・岩野道拓
脚本
suito
原画・イラスト
ヨネダコウ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フロンティアワークス〈CD〉
シリーズ
囀る鳥は羽ばたかない
収録時間
106 分
枚数
2 枚
発売日
JANコード
4571436945174
4.9

(101)

(99)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
503
評価数
101
平均
4.9 / 5
神率
98%

レビュー投稿数10

繊細な演技に心揺さぶられる。

色々な感情や状況が大きく動き出した5巻を読了後、これは絶対にCDも購入しなければ!と強く思わずにはいられなかった作品。
あの台詞をどんな声音でどんな感情の色を乗せて演じるのだろうか、と。

矢代のお風呂場での独白から始まる二人のシーン。
個人的にはここが山場だと思っています。
矢代の繊細で脆く、ともすれば壊れてしまいそうな心の揺れを非常に丁寧に演じられていて聴く者の心を強く揺さぶります。
声優というお仕事の凄さを本当に心から尊敬するのみです。
矢代という人間が間違いなく“生きている”ことを感じられて、私の頭のなかだけで奏でられていた台詞や効果音がこれ以上はないほどリアルに響き、物語に深く深く潜航して聴き入る醍醐味を味わせていただきました。

二人のセックスシーンは切なくも艶があり、愛情だけを感じられて一欠片も下品にならない尊ささえ感じられる名シーン。
そして、事後。
既に百目鬼を置いていくことを決めていた矢代の決意や(おそらく)後ろめたさ、それゆえに優しい口調で百目鬼を寝かしつける場面に胸が痛みました。
漫画で読んでいたときも胸が締めつけられましたが、ここは音声として聴いたら切なさが倍増・・・。
また、竜崎との車内でのやり取りは軽妙で昔馴染みの気安さがありつつ、竜崎の心情が溢れ出ていて音声で聴くとより矢代のことを特別視してることが駄々もれ。
三角のひとたらしな魅力も、平田の暗い情念も秀逸な演技。

あれもこれも素晴らしすぎて全ては語り尽くせないのだけど、本当に出色の仕上がりに時間が許す限りずっと聴いていたい!とリピートせずにはいられません。


シリアスな展開のなか、鯨と鮫の出演シーンはコミカルでホッとするよい気分転換になりますし、番外編とキャストトークも楽しくて大爆笑。
そうした意味でもバランスの取れたこの作品、神評価しか選択肢がありませんでした!

35

長めの濡れ場が非常に切ない!!!

冒頭から切ないピアノにのって矢代の戸惑う様がしんどいです…。
新垣さんの、百目鬼への口調とモノローグのお声が違って
なんですかこの絶妙な演じ分け!!
羽多野さんの切羽詰まった告白もまた苦しげ…。
与えられる未知の深い快感に喘ぐ矢代と
途切れさせる事無く愛撫を続け全身全霊で愛を伝える百目鬼、
待ちに待った二人の甘いシーンのはずなのに
ずっと切ないんですよ…!!
Disc1のTrack3まで奇跡なんじゃないかと思うほどの愛のあと、
Track4から“囀る”の通常モードです……。
竜崎がボッコボコにされてますよ……。

会長のお見舞いに来た三角さんが天羽の事を
「可愛くて可哀想な奴です」って言ったのが妙に沁みました。
大川さんのお声で、三角さんの情が伝わってきます。

ちょっとコミカルな掃除屋と矢代の車内シーンから
竜崎と平田の掛け合いでまた緊迫が走りDisc2へ続きますが
この切り替え方がうまい!

百目鬼と矢代が事後の余韻を漂った後に
置いていかれた百目鬼が悲しいです…。

そして引き続きピンチの竜崎、覆面パトカー内での矢代との再会で
“死んでも知られたくない”純情がたまんねぇんですよ!!!
おちょくっているような話し方でも
恋愛とは違う愛情がきっと矢代にもあるんだと分かります。
これがね、新垣さん流石としか…。

若い頃の三角さんと天羽も素敵でしたが
三角さんの右腕・黒羽根役の山本兼平さんがめっちゃくわぁっこいいー!!!
えっ、ブックレット見たら鮫と同じ声優さんなんですか!?
にわかに信じがたいほどカッコ良かったです!!(失礼でしたらすみません)
ていうか三角さんも罪な御人ですよ本当にもう……。

「(百目鬼を)捨ててきた」と、なんともないような言い方が逆にしんどくなりつつ
ななタン(興津さん)と杉本(穏やかな三宅さん)、影山(安元さん)のちょい出番に懐かしささえ感じてしまいました。
原作ここまでですもんねぇ…!!

Disc2のTrack3はコミックス5巻セブンネットショッピング限定リーフレット
『新宿の死神』にちょっと足したSNS小話なんですが
本編との温度差が相変わらず楽し過ぎます!!
天羽のFB固い固いwwww

Track4は巻末フリト、15:32という賑やかさ!!
ちゅんちゅん囀って始まりましたが
トークテーマ!ばん!!収録の感想!!!普通ー!!!!ww
百目鬼と矢代の初合体におめでとうの言葉が…。
長かったという新垣さん、そうですね、ホントお疲れ様でした!
複雑な胸の内が難しかったそうです。ですよね…。
繋がれてもハッピーな展開にはならないツラさが切なかった羽多野さん、
「優しいおセッス」爆笑でしたが
三宅健太さんの「捕まっちったよぉー」でまた笑っちゃって
「がばがば!!」繰り返しヤメテwww
「もうひとがば」とか「おつかば様でした」とかなんでこんなに盛り上がれるのwww
三宅健太さんの息子という冗談にノる三宅貴大さんは
新垣頭に冷たくされたかったそうです。Mなんでしょうか。
“新宿の死神”が地味にツボる皆さん、興津さん二つ名が付いて良かったですね!!ww
「専門外の患者を連れて来られたけどピル持ってました」安元さんwwwww
また囀って下さいね!

大川さん、高瀬さん、佐藤さんの御三方は別録だったようで
一年の時の早さに驚きを感じつつ
27年前設定の収録にも感慨深さを覚えつつ
あの平田がねぇ、などとっても楽しそうでした。

コミックスを手にしながらじっくり浸り、
ああぁもぉおおおお幸せになってくれよー!!!と嘆かずにいられませんが
続きを待てる現在というのも贅沢な時間ですね…。
今回も素晴らしい再現度+α、ありがとうございました!!

29

音声によって原作の世界がより広がります

原作既読です。

新垣さん演じる矢代の淫乱ヤクザと波多野さん演じる百目鬼が今まで微妙な距離を保っていたのが、今回は一線を越えるということで、音声化されるの楽しみにしていたのですが、期待した通り矢代がとってもHで嬉しい気持ちもありつつ、冷静になる部分もあったり甘いだけではなく切ない絡みで、自分を保っていたものが揺らぐ場面もあり、とても繊細な心の動きも伝わってきてさすが新垣さんだなと改めて思いました。

百目鬼も感情は抑え気味でありつつ、矢代への想いがあふれていてお二人ともシリーズ作であるので、あうんの呼吸なのかと思えるほど素敵なやりとりでした。

出演されてる方々もベテランさんが多いですし、聴きごたえたっぷりで、物語の世界に浸れます。荒々しいやりとりや、言葉の応報臨場感があってコミックスの世界が立体的に広がります。

本編は終始シリアスですが、ドラマCDオリジナルドラマは七原はじめ組の皆で最近のSNS事情についてコミカルに演じられていて、ちょっとした箸休め的に息抜きできる楽しいお話でした。

キャストトークは打って変わってわいわい賑やかで、本当に皆仲良さそうにわちゃわちゃ話してて楽しめました。

新垣さんのBLCD出演作の中では、このシリーズの矢代が本当にはまり役で、普通にしゃべっている場面でも色気駄々洩れで本当にイメージぴったりです。まだ聴いたことのない方はもうこのCDからでも良いので聴いてもらいたいです。

24

もちろん良かったです!!!

楽しみにしていた甲斐がありました!!
原作のコミックス5巻を繰り返し読んで、切ないな…結ばれたのに全然幸せ感がないな…とこちらまで胸を痛めていました。
コミックスを繰りながらCDを聴きはじめてすぐ、情景に色彩が加わって、頭のなかで3Dになるというか、わ~っと広がる感じがしました。声優さんたちもスタッフさんたちもやっぱり凄いですね。
後半はビジネス(?)の話に過去の話…迫力あります。
「イマドキやくざのSNS事情」はホントに大笑いしましたwww
Cast talkもいつも通り楽しそうでほっこりします。

これから何度も聴いて自分の中で落としていきたいな~と。
こう思えるCDに出会えて感謝です!原作の素晴らしさと、声優さん方はじめCD制作の皆さんの凄さに改めて感服しました。

15

本当に幸せなシリーズ

原作片手に聴く。
CD4あたりから場面が動くので音声だけではわかりづらくなっていると思う。

このシリーズはBGMが素晴らしい!
わりとシリアスなやり取りから始まる。
「苛めたい」で入る曲、この軽妙が…矢代の乾いた笑いのよう。

今回の矢代は自問しながら言い募るようなモノローグ・台詞が多い。
新垣さんの細やかな演技が光る。
揺れる矢代の心が独特の表現で綴られて、
最後「お前は嫌だ」の弱弱しさよ…。

ここから、絡み。ついに。
ずっと繰り返されてきた、逃げる矢代、追う百目鬼にも決着の時。

「もっと痛くして」「しません」「しろよ」「しません」
に辿り着いた関係性を感じる。
それは救いなのだろうが…
陰惨な過去回想から、不穏な事件パートへ移行。

26話冒頭、暴行シーンが3割増。
サービスだろうかw

出番は二言だけですが、天羽役の佐藤さんが、とても低音。
と思ったが、葬儀シーンの17歳が可愛かった。
その対比のためかな?

最終話で、七原が出てきて嬉しかった!
最後に出てくるといえば、影山先生との会話でグッと〆て、本編終了。

ペーパーとは異なるSNSネタの小話が付く。
七原と竜崎の怒鳴り合いを聴くと「囀る~」だという感じがする!
本編で出番の少なかった天羽も出て嬉しい。

フリト15分半。
恒例の、皆さんでワイワイと。

新垣「ようやく、ついに、結ばれましたね~!」
みなさん「合体!」連呼で楽しそう。
新垣「バトルの時間が長かった~!」
羽多野「1ラウンド何分あんだろうっていうね」
ここまで演じてきた矢代という複雑な役を考えると、
「難しかった」とのこと。
大事なことなので2回どころか3回言っていますね。
「難しかったの頑張ったから何度でも聴いてくれい、みんな」
珍しいですね、こういうことを言うの。
安元さんが「いいこと言う」と言うのもわかる。

羽多野「百目鬼の百目鬼が…」
興津「おめでとうございます!」
うるさいよww

羽多野「致してみて…」「ファイティング状態のとき…」
言い方w
チューニングの難しい役なので、絡みの息演技で、
何回もやり直したようで、これも貴重な話ですね。
あんなに場数を踏んでいる羽多野さんなのに。
ところで「おせっす」て何?w
おセックスでもおせっせでもなく?
ともかく「あんなにやさしい気持ちのおせっすをさせてもらえたことは
いい経験」とのこと。
聴いている皆さんも爆笑。

三宅さんの「もうひとガバ」「ガバりが足りない」もイミフすぎて愛しい。
楽しい現場のようで何よりです。

天羽は27年前が17歳。ということは44歳。
それは声も「ああなっちゃう」ですね。
佐藤さんの「来年もよろしくお願いいたします」に年末と大人を感じますw

総括。
バトルと暴行とフリトと。全力投球。
原作・演者・制作、三方に恵まれた本当に幸せなシリーズだと思う。

8

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