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表題作新宿69ヘヴン 下

九谷慶太
風俗ルポライター,33歳
佐久間博六
人気No.1ウリ専ボーイ(ヒロム),29歳

同時収録作品新宿69ヘヴン 下

沢木
ヒロムの客,官僚
佐久間博六
ウリ専ボーイ(ヒロム),29歳

その他の収録作品

  • Bonus track(描きおろし)
  • あとがき

あらすじ

ゲイ風俗ルポのため人気ウリ専ボーイ・ヒロムを指名し一夜限りのセックスを楽しんだ、
風俗ルポライターの九谷慶太。

一度セックスした相手とは二度と寝ないと決めていたにも関わらず、
ヒロムとのセックスを忘れられなかった九谷の元に、
期間限定ルームシェアのパートナーとしてヒロムが現れた。

仕事中の愛想の良さはみる影もなく…普段のヒロムは素っ気なくて生活能力は皆無。
どことなく目が離せない危うさを持ち、九谷を翻弄してくる。

そんなヒロムが時折見せる可愛らしい一面や自身の過去について吐露する素直さに
いつの間にか惹かれてしまっていた九谷だったが、
気がつけば二人のルームシェア企画も残り1週間。

ヒロムに厄介な客がついていることを知りながら、
自分自身も客としてヒロムを買うことでしか愛を伝えられない九谷だったが、
強がってばかりで本音を見せないヒロムを救うため動き出しーー…。

ノンケポルノライター×蠱惑的なウリ専ボーイ
欲望渦巻く夜の街、抗えない恋の駆け引き。

作品情報

作品名
新宿69ヘヴン 下
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526539
4.5

(225)

(149)

萌々

(58)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
27
得点
1024
評価数
225
平均
4.5 / 5
神率
66.2%

レビュー投稿数27

息つく暇もないほど夢中になれた

上巻以上に本音が見えて、そして上巻以上に緊迫感のある下巻でした。

ヒロムが慶太に心を許し始めているように見えるシーンが増えてきた一方で、どうしても演技なのか本音なのかを正確に読み切ることはできず、だからこそ余計にヒロムが苦しんでいるように見えて切なくてたまらなかったです。

特に客としてではない慶太と交わったときに最後まで意地でも好きを言わなかったことでどうにか本心を隠そうとしていることが見えてしまってもう…
また慶太と別々に暮らすようになって慶太と会える機会を得たときの嬉しそうな顔!!
1人の時の顔を見たら存外わかりやすいからこそ、慶太の前ではどれほど作っていたのだろうと。

でもヒロムのそういうところも分かった上で全部受け止めてくれる慶太だからこそきっとヒロムは慶太を好きになったし、2人ならきっと幸せになれるだろうと思えるラストでした。
どうか、できるだけ永く幸せでいられますように。

7

続きをお願いします!

下巻は少しだけ評価に迷いましたが、色々と考えてやはり神しかないと思って評価させて頂きました。
何故なら九谷とヒロムの関係の変化に激萌えしたからです。ありのままのヒロムを受け入れる九谷が格好良かった…

共同生活の企画が終わりに近づいた時に九谷が起こす行動にヒロムへの思いを感じました。また、本音をなかなか明かさないヒロムの為に、わざわざ予約を取って部屋の外で会う2人の様子にギュンと来ました。抱き合う2人のシーンから思い合う気持ちが伝わって来るんです。それが堪らなかった。

下巻のレビューでヒロムに固執する客が気になると書きましたが、彼が悪役になり切れてなかったのが残念に思いました。

もし、続きがあるのなら九谷が敏腕ルポライターとして、彼の一族を社会的に抹殺するお話が読みたいです。その時はヒロムがバーのマスターとして活躍して欲しいな。。。

6

上下巻で読み応えたっぷり

とにかく久谷ことキューさん博六ことムーさん二人が幸せ指標に向かって進んでいってくれて良かったです。スッキリハピエンで読んだ後気持ち良かったです。
個人的には沢木の人となりをもっと知りたかったのでスピンオフを是非…。あとお隣の大学生もメッチャ可愛かったです。ムーさんと仲良くなれて何よりですね。
全然モブなところでヒロムの勤め先のBOSSのYOSHIさんが何気に商才のある方で大阪にもお店展開しちゃうだなんて!と尊敬の眼差しで読んでましたw

5

長く暗かった心の闇が晴れていく救済の物語

さささ……サイッコウだった!!

夜の街に縋って居場所を求めて生きてきたヒロムのバックボーンや胸の内に深く触れる下巻。九谷への想いに素直になれない理由や、この街を切り捨てられない理由など、グッとくるものがありました。
過去の失敗から"底辺"に落ち、這い出せないのか這い出したくないのか複雑なヒロムの心境をベースに、抱いてしまった恋心に向き合っていくことになる物語後半戦。自分の本心に向き合いたいのに向き合いきれないヒロムの不器用さが、まーー…なんとも言えません。
金を払って九谷に抱かれてる関係だけど、その時間だけは恋人を演じることができるヒロムの嬉しくて堪んない反応と表情……はーめちゃ可愛い。隠せてるようで隠しきれない想いがなんとも健気です。
九谷は好きってもう言っちゃってるし、その想いに応えてしまえば楽なのに、そうしないのは大事な居場所を失うことの怖さをよく知っているからなんだけど。"怖い"と思うこと自体、九谷のことをめちゃくちゃ好きって言ってるようなモンなんですよね。ルームシェアを解消して九谷が側にいない寂しい顔と、九谷から指名が入ったときの喜び顔のギャップは、かわかわ度100パーセントでした^ ^


ヒロムが九谷に出会ってどんどん救われていく気持ちの変化は一番の見どころです。心に抱えた闇が九谷によって明るいものに変わっていく救済の側面もあるストーリーだなと思いました。
表紙もまさにそんな感じ。歌舞伎町の夜明けのシーンかな?2人の恋人感溢れるしっとりとした佇まいが美しいです。
描き下ろしも甘くてデレてて最高でした。晴れやかで清々しい読後感は間違いなく神。

4

表情に全てが出るウノハナ'sメンズ

神作家様
ウノハナ先生の新刊!

まず最初に、連載お疲れ様でございました。
こうして上下巻で拝読できてとても幸せです。
ありがとうございます。

ウノハナ先生作品に登場するキャラクターはみんな顔が饒舌ですよね。
口では全然違うことを言ったりしても、表情を見れば何を思っているのかすぐわかります。
今作のふたりも同じく、表情が全てを語っています。
攻はかなり早い段階で潔く想いを伝えていましたが、受はウノハナ先生が描くキャラっぽさ全開でした。
読者からしたらバレバレなのに...笑

上下巻ということもあって話はややゆっくりじっくり進んでいきますが、他の方が仰るように帯が少し大袈裟な気はしました。
(とはいえ、一般文芸の文庫の帯なんかと比較すると大したことないです)

ワケアリの主人公たちに光が照らされるまでのお話。
ウノハナ先生作品の萌えポイントが沢山詰まった素敵な物語でした!

4

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