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エキスパートレビューアー2023

女性もちベーグルさん

レビュー数30

ポイント数253

今年度9位

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ページをめくる手が止まらない。

まず何よりかなりグロいのでそういう描写が苦手な方は本当に要注意な作品です。
でもそういうのが平気な方はぜひ読んでほしい。

前作「魔女と猫」でとにかく厄介で脅威な敵だった2人(主に夏美が)の前日譚にあたる今作。前作はメインの2人が人としてはまともだったのに対し今作は倫理的にまともなのが啓悟しかいないのでヤバさ増し増しな感じですが、その分スリルも爽快感もたまりません。

正直過去BLで出会ってきた中で個人的に夏美が一番ぶっ飛んだキャラだと思います。痛みに強すぎるというかどうしようもないことに揺さぶられないメンタルとかどんなピンチ(物理的)も楽しんでしまう精神力とか、自分にとって楽しいことしかやりたくないという芯の強さとか一体どんな人生を歩んできたらこんな人間が育つのだろうとシンプルに疑問に思いますが、ここまでとんでもないやつが誰か1人に執着したらどんな風になるんだろうと楽しみで仕方がありません。

ここまでの世界観を作り描き上げてしまう先生に脱帽です。タイトルの響きから受けるファンシーな印象とかけ離れた残忍で複雑な世界、救いを必死に求めてしまうような辛くてでも美しい世界観に圧倒されます。
彼らが行きつく先を知ってるからこその過程、楽しみにしてます!!

どんどん自信をつけていく薫くんがあまりにも好きすぎる

「赤い糸」シリーズ、何回読んでも本当に大好きです。
自己犠牲的で大切な人を手に入れるには傷つきすぎてきた薫くんも愛情深くて何よりも薫くんを優先できるスパダリの原さんも相性がよすぎてずっと見守りたい2人です。

「結んだ恋」2冊では基本的に甘々でこれ以上ないほどいちゃいちゃしている2人を見ることができます。そんな中でも原さんの両親や後輩とエンカウントするイベントがあってちょっとしたすれ違いになるかと思いきや、薫くんが原さんを手放さないという意志を強く持てるようになったおかげでさほど切ない苦しい展開にはならず、ずっと甘々な気持ちで2人を見守れるので、終始とんでもなく幸せでした。

個人的に原さんが薫くんのことになるとIQ下がりまくるのとても推せます。
あと薫くんのもっちりまんまるお尻から目が離せません。

本当に大好きな作品、まだ完結していないので続きを心待ちにしてます!!

日常と色気のあるシーンの切り替えがすごい。

ジョゼ先生の色気と艶がある絵柄と辛い人に寄り添うストーリーがとても良かったです。

個人的に受けが最高に好きでした。
色気があって明るくて妙に放っておけない雰囲気がありながらも飄々として掴みどころがなかった御徒町くんが川崎さんと関わっていくうちにどんどん人間味を帯びて可愛くなっていくのがすごくすごくよかったです。前までの御徒町くんであればキスもそれ以上も大したことなかっただろうに川崎さんとした時の照れてる感じがもう!!

そして個人的推しシーンは川崎さんが電話にキスを妨害されてクソ!って言ってるところです!!それまで御徒町くんに対して保護者スタンスな印象だったのにこのキスを望んでやってるんだなぁと実感できて最高でした。その後の視線に熱を帯びるようになったのもまた!!

最初から最後までキャラに、ストーリーにとにかく惹き込まれる1冊でした。

時々読みたくなるピュアっピュアな少女漫画のようなBL

元々少女漫画大好きだったので時々ものすごく甘酸っぱいピュアな恋愛ものが読みたくなるんですが、まさにぴったりな作品でした!てかもう表紙から最高すぎる。

恋愛が何かもはっきりわからないまま、見た目で惹かれた、とか居心地がいい、とかなんとなく気になったから始まるDKもの、本当に心が浄化されます。

テンプレ的に意外な仲良し女子が出てきてヤキモチ妬いて恋を自覚するという展開もあり、本当にまさにこういうのだ〜という展開が詰まってました。

ただ王道だけで終わらず友達のキャラが良かったり、別の恋の匂わせがあったり、あととにかく佐々野くんの心許してからのふにゃっとした笑顔が可愛すぎました。
ピュアものに触れたいときにぜひ。

ヲタクにとっての理想的彼氏!?

リーマン×既視感ありありのヲタクの恋人からはじまる日常BLです!
可愛い絵柄とさらっとしたストーリーでかなり読みやすいライトめなBL作品だと思います。

とくにヲタクの廉はアニメショップに高頻度で行ったり、ぬいと写真を撮ったり、即売会参加したり、コラボカフェやらイベントに参戦したりとかなりの読者にとっても既視感のあるキャラ設定で、共感度高めです。
そしてそれを時々拗ねることもありつつ「廉が楽しんでる姿が見れるのが嬉しい」と包容力ありすぎ器大きすぎのスタンスで見守るハジ。まさに非ヲタの彼氏の中では理想的すぎる存在として描かれていました!

ちょっとした喧嘩とかすれ違いはありつつも基本的にいちゃいちゃしてるふんわりした1冊でした。

無愛想で愛情深い攻め×まさにタイトル通りの幸薄そうな受け

あずみつな先生のオフィスリーマンものBLです!
先生の絵柄と幸薄そうな受けの相性が良すぎます。

本当にタイトル通りの特徴の受けなんですが、甘え上手と言っても明るく素直で可愛い甘えではなくて、寂しいを埋める相手を手に入れるための打算的な甘えが上手で、それって相手が自分にそういう見返りを求めてるからこそ通用するので、桃井に本気で心配を向けられて不器用にタジタジしているのがなんとも可愛かったです。

桃井は桃井で本当に無愛想というか何を考えてるのか読み取りにくくて絶対栗原に好意あるだろう〜と思うのに確信が持てない感じで途中本当にモヤモヤ〜!

個人的に栗原は寂しさ埋めるために誰かを引っ掛けるタイプの受けかと思ったので児島にそれなりの期間べったり大好きだった〜ていうのに何となく矛盾を感じたりはしました…

あとオフィスラブあるある飲み会での机の下手繋ぎシーンが見れて大満足です!!

瞳が印象的な自己肯定感低め受け

とにかく受けのシロが魅力的な作品でした。
配信中のシーンから始まる今作ですが、もう最初から色気がとんでもない。体付きも雰囲気もめちゃめちゃえち。
からの普段のメガネの地味目でおどおどした感じというギャップ。でもメガネから覗く瞳がめっちゃ綺麗で美人なのが窺えるのがたまらん。
そしてそんなシロが時折見せる投げやりな感じの暗い目つきがまた最高でした。本当に表情の描き分けが魅力的すぎました。

正直クロの方にはあんまりいい印象がないのですが(シロに対しても見た目だけでは…?)溺愛というよりシロに妄執してる姿はあーシロの魅力にまんまとはめられたんだなぁとニヤニヤしてしまいました!

キャラがみんな個性的で楽しい!

1巻目と比べてめちゃめちゃコメディ感強めになった続編!
とにかく月岡も時枝もお友達も新キャラもみんなイキイキとしててひたすら楽しい1冊でした。

付き合い始めた月岡と時枝の間に何か問題発生!というよりも2人がいちゃいちゃラブラブなのは大前提で新キャラとか友達とかとワイワイやってる学校生活メインという感じのストーリーだったので、2人のいちゃいちゃはものすごく堪能できるし精神的に優しいお話で大満足です!

お互いがお互いにどんどん沼ってて時枝は無邪気で素直で元気でひたすら可愛いし、月岡はとにかく顔がいい。そして滲み出るスパダリ感。それでいて時枝をひたすら溺愛しているのが最高でした…

修学旅行中でちょっと面白い終わり方をしたのでさらなる続き、楽しみにしてます!!

タイトルは読者の気持ちですか???

と言いたくなるくらい、何ならずっとキュンキュンしながら読んでいました。
モテメンがジレジレもだもだしながら恋愛してるの最高!!!

イケメン×黒髪美人の幼馴染BLです。
2人とも女の子に対するスタンスがちょっとひどかったり彼女がいる描写がそれなりにあるのでその点は要注意。

イケメン攻めの夏生視点で物語は進みますが、もう最初っから想像以上にヘタレで面白かったです。特にみさきくんが彼女には可愛くなると聞いてからみさきくんの可愛いとこ探そうとしてるの、無自覚に自分から落ちていってて最高でした!!アホすぎる〜笑
好きを自覚してからもみさきくんの距離感にたじたじしたり、何を考えてるのかわかりにくいみさきくんに振り回されまくってたり、何なら付き合ってからも積極的になれなかったりと百戦錬磨のモテメンどこいった?と言いたくなるヘタレ感。本命にはこなるのか〜と萌え倒した…

みさきくんはみさきくんで何も考えていないように見えて実はずっと気持ち隠してた系かと予想してたんですが、まさかの恋愛感情にひたすら鈍感な恋愛初心者なだけというのがまた…みさきくんが独占欲ちらつかせたシーンでは思わずガッツポーズしてしまいました。

モテイケメンたちが下手くそに恋愛してる可愛い作品、最高です!!

号泣必須の心温まる絵本のような物語

BLアワードランクイン作品からきました。

正直これはBLですか?と聞かれればうーんとはなります。そもそもピノは木の人形だし、ピノはお姫様に憧れアンジェロのこともお姫様みたい!と嬉しそうにしてますし。むしろ姿形とか性別なんて通り越して心と心で繋がる優しい愛の物語だと思います。
ジャンルにとらわれず読んでほしい、そんな1冊です。

この作品の特徴は間違いなくピノです。
明るくて優しくて文字で読んでいても目の前に感じられるほど生き生きしていて可愛いピノ。自己犠牲的な面もあるけどとにかく優しくて、その原動力は全部周りの人には笑顔でいてもらいたいというものです。自分が動かなくなってしまうことをラウルに告げないのはある意味自分勝手というか、ラウルの辛そうな姿をピノが見たくなかったからなんだろうとは思いましたがそれすらも許せるそんなものすごく愛らしい子です。

ピノが眠ってから長い年月をかけなんとかピノを取り戻そうと1人で奮闘したラウル、そして眼を入れてあげることで昔のようなピノが戻ってくる、なんてなんてドールらしい素敵な童話のような夢のハッピーエンドで本当に幸せな気持ちになりました。
柔らかくて優しくて温かい物語、まさに疲れてる時にこそ読んでほしい1冊でした。