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25時、赤坂で 5

25ji akasaka de

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表題作25時、赤坂で 5

羽山麻水、人気俳優、由岐の恋人
白崎由岐、若手俳優、27歳

あらすじ

通常版/小冊子付き特装版 同時発売
特装版の20P小冊子(漫画16P)には描き下ろし番外編「甘やかし」を収録!
※電子版は特装版のみの配信となります。

羽山麻水はイギリスへ映画撮影に向かい、白崎由岐は主演ドラマの撮影が始まった。
座長としてのぞんだ白崎だったが、監督はかつて衝突したことがあるパワハラ監督。
率直な気質の白崎は、この壁にどう立ち向かうのか…?
一方、羽山はイギリスで小説家として成功した父の役を演じる。
お互い、時差がありながらも撮影の合間をぬって励まし合うが――。

作品情報

作品名
25時、赤坂で 5
著者
夏野寛子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
25時、赤坂で
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785864

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3

4.6

(213)

(158)

萌々

(40)

(10)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
20
得点
984
評価数
213
平均
4.6 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数20

じわじわ〜〜っと…

さらなる萌えは、もう感じないな。
って、初見の率直な感想。何度も何度も読んでくうちに、じわじわ〜〜っと心の奥に染み込んでいくような萌えの発見があった。
あの羽山麻水が、白崎くんとのビデオ通話で顔を隠してた理由。可愛い。
白崎くんが、あのフレグランスを思いっきり嗅いで、監督と冷静にお話するって、すごいことじゃないかな。
ぷち遠恋でも、お互いの存在の大事さをひしひしと感じてるふたりが尊い。
普段から、白崎くんのよくわかんないムーブで会わない(羽山さん側は会えない)ことはあるけど、物理的距離の圧倒的重圧。
だからこその久々会った時のふたりのやり取りが、とにかくやらしい。でも切ない。そしてやらしいんだけど、浄化される(私が非常に!!)。

0

佐久間くんが好きだ

遠距離恋愛編というよりも、役者2人が仕事と自分の心にそれぞれ真剣に向き合う巻といった印象が強い5巻でした。
話の流れ的にも、なにかあっと驚く大きな動きがあったかといえば決してそうではないかなと思うのです。
けれど、1俳優としても人間としても徐々に殻を破って成長していく恋人同士の図をじっくりゆっくりと追える「25時、赤坂で」のこの雰囲気が好きです。
なんだかずっと読んでいたくなってしまうなあ。

先述の通りお仕事描写が抜群に良かったのですが、中でも特に良かったのはTHE・白崎由岐が炸裂する現場での一幕。
昔ながらの根性論タイプの気難しさを持ったドラマ監督の第一印象があまり良くはなく、ああこういう人か〜…ちょっと苦手だなあ…なんて思いながら読んでいたのだけれど、良くも悪くも真っ直ぐな由岐がドカドカとぶつかっていくとあら不思議。
時代に合わせて変わることができずにいる監督の不器用さと、由岐から遠慮なしにぶつかられて本音を吐露する姿を見ると悪印象が一変してなんとも人間味のある憎めない人に思えてくるではないですか。
続編も同じ監督で撮ってほしいななんて思ってしまった。
そう思えるほど監督が解けていったのも、由岐が疑問や指摘だけではなくて、良いところも好きなところも臆さずに伝え続けていたからなのではないでしょうか。
場の空気を読むという言葉を知らない由岐がポジティブに効いていて気持ちが良かったです。

そして、初登場時からその場にいるだけで空気を柔らかくしてくれる佐久間くんが好きだ。
佐久間くんみたいな人って他人にとっては本当にありがたい存在で、でもどこか無理をしているのではないかと心配になってしまう人でもあると思うんですよ。
2人の関係性がどうなるのかはまだわかりませんが、山瀬がよく見てさり気なく寄り添っているようなので安心かな。

麻水さんと麻水父の関係性についてはもう少しだけ深掘りしてほしかったかもと思いつつ…
お仕事描写だけではなく、恋愛面でも頼り頼られる背中を預け合えるような間柄に自然となっていく2人の姿が見られてうれしかったですね。
羽山麻水と白崎由岐。
かわいいとかっこいいのどちらもを持ち合わせたCPのその後をまだまだ追いかけたいです。

1

No Title

おすすめされて読みました。

3巻くらいまで読み応えがあり、テンポよく読めていたのですが、
新刊に関しては、あっさりしていて時折急に話しが飛ぶ感じにあまりついていけなかったです。

私の理解力の問題だと思います。

絵が優雅で綺麗な印象でした。
実写化もされているとの事ですので、大人気作品なんだろうと。

実写拝見しましたが、絵が美しいのでアニメ化のが良かったのでは?

4

貴方と私は

結局ですよ、麻水さんの美しい顔が見たくて読んでるってところはあると思う。俳優陣とそれ以外をきっちり作画分けてるところがいいですよね。無慈悲に。

貴方と私は別物だ、というのが今回のテーマのようで。貴方と私は同じ考え方をもっている、理解してくれている、と碌な対話もなしに考える父親。貴方を演じることはできても、貴方と私は別物だと言い切れる麻水。貴方はどう考えているのか考えることの重要性に気づいている由岐。特に小冊子でこのテーマが補完されていたようで。貴方のして欲しいことでないと意味がないし、自分はコーヒーを飲むけれど貴方はお茶が好きだと知っている由岐。

別物だから面白かったり、別物だから同じところを見つけて嬉しくなったりするわけです。

この巻数で面白さを保ってるところはすごい。引き続き続刊が読みたいし。
萌2〜神

4

愛を深めた距離

毎度新刊が出るたびに楽しみにしているのが、表紙を見るのと帯を読むこと。
記事みたいな書き方の帯がすごく好きで、途切れてしまっているところも全部読みたい!といつも思います。
今作も表紙は文句なく素敵で、帯も相変わらず魅力的でした。

大好きなシリーズなので読むのが勿体無さすぎてしばらく寝かせておこう…と思っていたけれど、帯を読んでいたら彼らがどんな風にプチ遠恋な日々を過ごすのか見てみたい欲に負けて、結局一気読みしてしまいました(笑)

映画の撮影のためイギリスへ行った麻水と、日本で主演ドラマの撮影をしている由岐。
忙しい上に時差もある中でこまめに連絡を取り合ったり相手を気遣う様子に、これまでふたりが重ねてきた時間の温かさが表れているなと感じます。

会いたいけれど会えないことなんて忙しい彼らならこれまでもたくさんあったと思うけれど、
距離に阻まれている今はどんなに無理をしても会うことはできなくて、我慢の日々に切なさは募る…。
でもそんな生活をしているからこそ、相手の存在に救われたり愛おしさが増すことを実感できた"短期遠恋"だったのではないかなと思いました。

会えないときに限って素直な気持ちを大胆にぶつけてしまう、ちょっぴりズルい由岐の言葉を受け取って。顔は涼しいまま心の中で余裕がなくなってしまう麻水が最高に好きでした。
でもそんな風に内側を"由岐でいっぱい"にできたから、撮影も乗り越えられたところがあったのかもしれませんね。
表情ではわかりにくいけれど、今回の役は彼にとっては相当葛藤していたことが伝わります。
ぶつけようのない感情に支配されたままではなく、そこに由岐の存在があったことで上手く乗り越えられて本当に良かったなと思いました。

離れていても愛は深まることを知ったふたりの日々が描かれていた5巻。大満足でした。
たくさんのキラキラを摂取できて本当に幸せ…!
また次巻も楽しみに待ちたいと思います。

5

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