特典付き
大人と高校生の恋愛がリアルに、大人のずるいところもすべて包み隠さずに描き出されているところが魅力的な作品でした。バンドマンの星名はけっして誰彼構わず手を出すようなタイプではないけれど、瀬戸のような未成年相手だと恋愛においてどうしても彼の方にアドバンテージがある。それをちゃんと本人に伝える誠実さが、瀬戸を軽んじていないことが分かるし、素敵な年上だなと。だからこそ、瀬戸も余計惚れるのだろうけど(笑)。最初少し流れに任せて手を出してしまいますが、以降は思い直して瀬戸が大人になるまで待った星名、偉い。夏野先生らしいきらきらな瞳と、若者らしい勢いと大人になる直前の思慮深さを併せ持った瀬戸も、控えめすぎず積極的すぎず、等身大で可愛い、応援したくなる受けでした。
年上バンドマン×純粋高校生
星名さんの気持ちも瀬戸くんの気持ちもどっちも共感して泣ける
「伸ばされた手を振りほどくことが愛だったらいい」
瀬戸くんは高校生であり、頭が良くたって落ち着いてたってまだ発展途上の子供。星名さんが人生を左右できてしまうからこそ、将来万が一にも後悔をさせない為にも、伸ばされた手をとらない。
愛ですよ。
一度は手を出しちゃったけども、そこから見事軌道修正してくれました。
でも、そこから22歳まで手を出せないのは慎重すぎです笑
特典冊子でタガが外れた星名さん最高でした。
純愛最高でした。
相変わらず水彩画のようなタッチが素晴らしいです。
本編ではエロなし、アニメイト限定特装版にはありました。夏野先生は「冬知らずの恋」「25時、赤坂で(1)」以降はエロ少なめな感じがします。初めてBLを読む方にすすめやすいです。
歳の差、進路、売れないバンドマンとなかなかハードな要素が盛り沢山です。学校の中で守られて育ってまだ社会を知らない18歳と酸いも甘いもそれなりに味わってきた28歳。本編で星名さんがいったように簡単に丸め込めちゃうんですよね。「大人」を垣間見せてくれる余裕ありげな彼氏としてそばにいることもできたのに星名さんが選んだのは拒絶。その優しさがまるで子供扱いされているようで辛いんです。年齢なんて身長と違っていつまでも肩を並べることも追い越すこともできないし。しかも星名さん売れちゃうし!自分を拒絶した曲で売れちゃうんですよ!!悲しいことこの上ないです。テレビで聴くたびに、彼が自分を振ったことがありありと思い出されて、星名さんとの記憶も、彼の笑顔も全て蘇ってくるなんて…。
BLアワードで見てから読んでみたいと思っていました!24時…が好きなのですが、このお話もテイストが違っていてよかったです。
コンビニのバイト仲間の2人。バンドマンである大人の攻 星名と、大学生だと攻が思い込んでいた(実際は高校生)の受 瀬戸。ひょんなことから寝ちゃった後に、瀬戸が高校生だったと判明。星名は大人として瀬戸を遠ざけようとしますが… という展開。
瀬戸くんはキラキラかわいいし、子どもならではのズルさと真っ直ぐさ。星名さんはコンビニバイトしながら食い繋ぐバンドマンで大人。ラブソングは苦手で、モテてちょっとズルくて、でも高校生だと分かってからは迂闊に手を出さない常識人でそこが良かった!!高校生と大人なので、最初のきっかけ以降の進展はゆっくりなのですが、お互いのアプローチの違いとか、星名さんのバンドマンとしてのお話とか、全部良かった。
24時…よりもキラキラ度は低いですが、こういうテイストもいいなぁと思いました!
BLアワードの入賞作品だったのでひとまず購入。
結構展開が早いのかと思いきや、ジレジレの展開で、最後までまさかの深い交わり無し!!!がっつり系のBL界に足を踏み込んでいたせいで爽やか系のキラキラBLに物足りなさを感じてしまいました。世間のズレを再確認させられ、もう一度清いBLで禊を。。。と思っていたら「アバウト ア ラブソング【20P小冊子】」ではページ数少ない割にがっつり濃厚接触頂きました。ごちそうさまです。作者様は私を裏切らない。。。はい、傑作!