拝啓、兄さん様

拝啓、兄さん様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神105
  • 萌×252
  • 萌27
  • 中立7
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
24
得点
821
評価数
194
平均
4.3 / 5
神率
54.1%
著者
田倉トヲル 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784344827660

あらすじ

兄・稔が子供の頃から大好きな豊。家を出ていた稔が帰宅し、「仲の良い兄弟」から、稔と豊の関係は微妙に変化し……!?

表題作拝啓、兄さん様

八年振りに実家に帰ってきた兄 野上稔 26歳
兄が大好きで手紙のやり取りをしていた 野上豊 高1

その他の収録作品

  • その後の日々

レビュー投稿数24

一生のお宝本

 兄弟モノということと綺麗な表紙に惹かれて購入しました。つまりジャケ買いだったのですが、中の絵も綺麗、作風と相俟ってとても爽やかで素敵でした。

 私は本当に兄弟モノが大好きなのですが、単発の兄弟モノってあんまり当りに出会ったことがないんですよね。
 というのも、兄弟モノで大事になるのは当たり前に「兄弟らしさ」だと思うのですが、一冊で完結させるとなるとそこをじっくり描くのはなかなか難しいのかな?大体は設定だけの「兄弟」、ちょこっとの兄弟エピソードにとってつけたような葛藤…でもそんなんじゃ意味ないんです。恋慕やエロの前に「家族としての兄弟」がしっかり描かれなければ意味がない。
 この「拝啓、兄さん様」はそこをちゃんと描いてくれていたように思えます。

 兄の稔と弟の豊、二人はブラコン。でもなんとなくお互いに、このままじゃないけない、だっていつかは離れる時が来るんだから、とそう思って「兄弟離れ」しようとします。しかしそれがきっかけで余計に意識してしまう。兄弟として好きなのか、それとも個人として好きなのか…『兄弟以上に好きなのに 兄弟でなくなってしまうのが怖い――』
 あぁ、これぞ兄弟だよなぁと思いました。二人の迷いに何度か泣きそうになりました。
 最後には二人とも様々な迷いを乗り越えて、「兄弟」としての結論を出します。どんな風に好きであろうと、今までずっと「兄弟」として育ってきたんだから、そこは切り離せない大事な部分。これからは、その上に兄弟愛とそれ以上の愛情を重ねて混ぜ合わせて、特別な「兄弟」の形を創っていってくれるんだろうなーと思います。
  続き…というか、これからの二人も描いてくれないかなー、とても読みたいです。

 あと、幼馴染の女の子も兄弟の良きアドバイザーだし、とても可愛いです。

 兄弟好きにはぜひ読んでほしい一冊です!おススメです!!
 
 

8

すごい良かった

AmazonでBL本を探しているときに たまたま見つけて表紙買いをしちゃいましたw表紙と中身の絵が違う!という事もなく、とても絵が綺麗でとてもスムーズに読めました。
シリアスな感じで濃い絡みはないので、物足りないと感じる方も居るかもしれません。
兄弟ものは、この本が初めてだったんですが、とても満足です。

7

切なかった…

本当の本当の兄弟。
ただの同性愛どころのタブーではありません。

好きだけど、突き進むわけにはいかない。
わかっているけど断ち切れない。
そんなじりじりした気持ちを丁寧に丁寧に描いてあります。

巻末のイラストを見るに90年代初頭が舞台なのかな?
それにしてはさらにノスタルジックな感じがしましたが
絵がとっても綺麗で、畳の匂いや彼らの生活音
夏の湿度まで感じられそうなほど。

惹きこまれました。

5

今までで一番!

タイトルの通り、私が今まで読んできたBL漫画の中で一番好きです。
手紙が好きなので、お家の前で郵便箱を覗きながら、
お兄ちゃんからの手紙を待っているのが可愛かったです。

兄弟とか好きなので、軽い気持ちで可愛いと買ったら、
どんどん読んでいくうちに、兄弟故の葛藤、嫉妬、悩みなど、
細かく表現されていて、とても好きになりました。

軽い気持ちで買った私を叱りたいくらいwww
そのぐらい大好きな作品です。

お兄ちゃんと弟のほかに、近所の女の子が出てくるんですけど、
その子も可愛くて、憎めない性格をしています。

ぜひ、みんなに読ませて感想を言い合いたいです。

4

是非読んでみてください

数年前に表紙で買ったものです。
血の繋がる者同士特有の葛藤をベースに物語は進んでいきます。
兄弟互いにブラコンで、読んでてほっこりする物語だと思います。
季節も夏が舞台となってるので、どこかしら切なく感じました。
田倉先生らしくストーリー重視な作品です。
おセッセの描写は無く、中盤に少し触れ合う程度。
少しだからこそ気持ちがこもってるというか…そんな気がしました。
幼なじみの女の子や友達など数人出てきますが、全員いい仕事をしてくれるので、読んでいて不快感は全くありません。
何回読んでも心に沁みるのでおすすめです!

2

夏の終わりを感じ、夏を恋しく思う傑作

兄からの手紙を郵便受けの前で待つ豊。
家を出た兄の存在を感じることができる唯一のつながりは、
兄からの手紙だけなのです。

兄の稔は高校を卒業した8年前から家を出て、
一度も帰ってきていません。
兄の手紙を心待ちにしている豊の心情・兄に対する愛情は、
手紙を読む姿から見てとれます。
そして、稔のキャラも手紙の内容からつかむことができます。
1話はほとんど手紙を黙読するだけなのですが、
なぜかグッときてしまいました。
そしてその夏、兄・稔が帰ってくるのです。

兄が大好きな豊と、弟が大好きな稔。
〝好き〟とはどういう意味なのか?
兄弟でもずっと一緒にはいられないと指摘するのは、
幼馴染の桃香。
彼女は、おそらく豊が好きなのではないかと思うのですが、
それでもバカ兄弟二人を見守ってくれる重要な存在です。

夏祭りの日に熱を出した豊に、
口移しでりんご飴を食べさせる稔。
この時の二人が妙にエロくてドキドキしてしまいました。

ギクシャクする二人。
稔は豊に、ずっと一緒にはいれないと伝えるのですが、
なかなか言い出せなかった事実こそが全てなのだと思います。

稔にずっと一緒にいたいと泣いて懇願する豊に、
ずっと一緒にはいられないと稔は答えるのですが、
ふと振り返ると泣いている稔がいます。
この時、本当は一緒にいたいという思いが見えた気がして、
とても切なく思いました。

「どうして兄弟はずっと一緒にいられないのか?」
その質問に答えられない稔でしたが、
夏休みの終わりに、稔と豊はずっと一緒にいる約束をします。
それは、恋人としてではなく、あくまでも兄弟として。

色々なかたちの兄弟がいてもいいと思わせてくれる二人でした。
けれど、同じ思いを抱いている二人なので、
どんな形でもお互いが理解していればいいのだと思います。

兄弟だからこそ、悩み苦しみ葛藤し、
そこから新しい形が生まれたような気がします。
切なく、それでいて清々しい、
夏の終わりに読みたくなる傑作です。

1

ガチ兄弟話初心者には最適です(笑)

エロくはないけどちょっと色っぽいんですよねこの作品ーーー(*´艸`*)
じらして、切なくして、最後に落ち着く。
ガチ兄弟話初心者には最適です(笑)

0

すごく良かった!

なんで今まで積んでたんだろ?早く読めば良かった。



実の兄弟がお互いを唯一無二の存在と感じているのが、すごく純粋な想いなもんだから応援したくなる。

幼馴染の女があまり好きなタイプのキャラじゃなくてイラッとした。
あとお母さん、なんでそんなに結婚させたがんの?まだ26歳なのに。

それにしてもこんな可愛い兄弟がラブラブな気持ちでいるのがたまらなく良かってた。二人の心情がすごく繊細に描かれていて久々に切ないっとなりました。

0

夏が楽しみになる作品です。

お兄ちゃん×弟の、ガチ兄弟blです。

がっつり血ぃ繋がってます。ですが私は嫌悪感は全くなく、美しい兄弟愛と兄弟ではもういられない、という葛藤、そして、新しい形になっていく2人の恋路を見守るかのような感覚で読んでいました。

また本当にどうでもいい個人的な感想ですが、今年の夏は海に行こうと思いました。恋がしたいと思いました。
こんなに純粋な気持ちでblと向き合ったのって、久しぶりです。
いつもはどエロ本ばっかりよんでいるので、、(苦笑)

海沿いの街を舞台に繰り広げられる、澄んだ空気が通っているような、心が洗われるお話でした。

全人類に読んで欲しいです。

0

みずみずしいタッチで描かれる夏の日々

兄弟愛と恋愛感情の狭間をじっくり描いた話。
エロなし(キスどまり)だけど、この作品のテーマや空気感にはそのピュアさが似つかわしく思えます。二人の微妙な距離感を楽しむ作品。子供の頃の夏休みの終わり間際に感じたような、どこか切なく焦れ焦れする気持ちを思い出しました。

8年間手紙のやり取りをしてきた兄の稔が実家に帰ってきて、一緒に夏を過ごす。
子どもの頃から非常に仲の良かった二人だが、豊は稔への想いが「兄」に対するもの以上のものだと自覚し始め、稔もまた…という話。

兄が帰ってきて、手紙を出すことのなくなった関係。
豊のモノローグは、稔への決して口には出せない想いを、届かない手紙の形で書いているかのようで切ない。
そのモノローグも、実際の二人の手紙のやり取りも、品格ある丁寧な口調ながら相手への
想いを確かに感じさせるもので。昔の書簡体小説を思わせるような、どこかノスタルジックな気持ちになる作品です。

幼なじみの桃香に指摘されるように、再会して、お互い兄弟以上の気持ちが相手にあることを実感する二人。
しかし稔はそろそろ結婚して新しい家族を作る歳だし、豊もいつまでも子供ではいられないしで、ずっと兄弟一緒にはいられない。
そのことに、うっすら寂しさや焦燥を覚えながらも二人が過ごす夏の風景は、一瞬一瞬が青春を切り取ったようなリアルさと儚さと美しさがあって、刹那的な魅力にあふれています。

昔話をしながら二人並んで歩く道に、昔のように手をつなぎたいなーと思う豊。
18の頃より随分大人びて落ち着いているけど、豊への「後先考えずになにもかも差し置きたくなる」想いが垣間見えるときもある稔。
夏祭りの夜、窓の外から花火の音が聞こえる中、りんご飴を舐めながらのキスシーンが青いけど色気があって良かったですv

一瞬だけど兄と弟の境界を越えてしまった二人が、その後どんな結論を出すのか。
その過程はぜひ本編を読んでいただきたいですが、幼い想いもやがて思い出になると分かっているからこそ、今このときを大事にしようとする二人の姿が、爽やかだけど少し切ないラストでした。もっと続きが読みたい気持ちもあるけど、ここで終わっているからこそ未来の広がりが感じられる。

描き下ろし【その後の日々】では、相変わらず仲の良い稔と豊に母が呆れ(怒り)、そろそろ結婚しろと稔に言うが…という話。豊が大学生になったら二人の関係もまた一歩進展するのかな? 作品冒頭ではつなげなかった手を、今度はしっかりつないで歩く二人に希望を感じるお話でした。最後の、食べ物で圧力?をかけるお母さんのオチが面白いw

9

この作品が収納されている本棚

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