意識してからは翻弄攻×5年間片思い受

冬知らずの恋

fuyushirazu no koi

冬知らずの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神28
  • 萌×232
  • 萌18
  • 中立7
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
17
得点
329
評価数
89
平均
3.8 / 5
神率
31.5%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784396784232

あらすじ

「この恋は行き止まりだと思ってた――――。」


愁人(しゅうと)の5年間の片思いが、
隣に住むいとこ・千紘(ちひろ)にバレたのはこの夏のことである。
千紘は暑い夜には涼しい愁人の部屋にやってきて、
同じベッドで寝ていく。愁人の気持ちも知らずに。

そんな夜を繰り返し、
魔が差した愁人は寝ている千紘にキスをするが、
目覚めた彼に恋心ごとバレてしまう。

愁人は「今までと同じ関係を」と頼むが、
千紘の視線は徐々に熱を帯びていき……。

片思いの殻をこじ開けられる、
溶けるようなときめきの恋。

表題作冬知らずの恋

笠原 千紘,高校生,愁人のいとこ
立花 愁人,いとこに片思いしている高校生

その他の収録作品

  • 十七歳の夏

評価・レビューする

レビュー投稿数17

青春はエグくてずるい

表紙もきれいですが、本編では目がもっと印象的で、そこから「若さ」や「青さ」「脆さ」のようなものを感じられる作画でした。
萌か萌2で悩んだのですが、最終的に描き下ろしに後押しされて萌2。

5年前に隣に越してきたいとこの千紘。
「エアコンが壊れて暑くて眠れない」と言って夜な夜な愁人のベッドに潜り込んでくる。
ある日、愁人は千紘を見ながら自慰をする姿を母親に見られてしまい…。

千紘を好きになれるかどうかにかかっている作品です。
高校生で彼女がいて、そういうことも普通にしている。
夜になると愁人のベッドに潜り込む。
愁人の気持ちを知ってからは、いつも以上に体をくっつけて来たり、距離が近かったり、キスをしたり、その先へ進もうとしたりとぐいぐい来る。
何というか、ひとの気持ちが分からない子にしか見えなくて、わたしは千紘は嫌いでした。
千紘目線の話もあるものの、愁人の反応を実況中継しているだけとか、愁人の気持ちを読んでいるだけで全く千紘の気持ちが見えないのです。
相手の好意を知って利用しようとしているだけに思えてしまう。わざとなのかな、あの描き方は。

一方愁人に関しては、冒頭のシーンからいきなり爆弾を落とされたような衝撃があって、愁人目線で始まることも相まって感情移入しやすかったです。
母親を裏切ること、ふつうではないこと、窓の鍵をかけてしまえば拒絶できるのにかけられないこと。葛藤や不安、戸惑いが手に取るように分かるのです。

最初に愁人と千紘がそういう感じになったとき、愁人が「こわい」と言って止めるのですが、このあとの千紘がもう本当に嫌い。「勃ってる男をそのままにするなんて」とか「そのまま帰った俺はすごく優しい」とか、目がどこかに飛んでいってしまう勢いですよ。
挿れるだけの方はいいけど、挿れられる方の体の負担とか全然考えてない。その負担だって痛みだって、相手がひとこと「好き」と言ってくれれば乗り越えられるものなのに言わない。言ってないんですよ、この時点で。読者もまだ千紘は「やってみたいだけ」にしか見えないし、信用できない。
興味本位ならこわいし、いやでしょう。と、熱くなってしまいましたよ。

片方の気持ちは詳細に描き出して、片方は明かさない。このアンバランスな曖昧さを作者さんが狙ってやっているのなら本当にすごいです。わざと千紘を嫌なやつに仕立てあげることで愁人への同情から共感を深めようとしているなら大成功。
本編とのギャップで描き下ろしの感情だだ漏れの千紘には好感が持てました。むしろ本編で「くわー、こいつ嫌いだー」と思ったマイナス部分が大きければ大きいほど、一気に千紘を好きになれそう。

母親のこともまだ解決していないし、ふたりが長続きするような気もしないのだけれど、これも青春の1ページという感じで、部分的に覗き見させてもらったようで良かったです。

愁人の母親と千紘が似ていて、胸で確認してしまったコマがいくつかありました。
似てますよね?

2

煌めく瞳に吸い込まれる

 従兄弟という設定はあまり活かしきれてないので、あくまで隣に住んでる同級生の幼馴染との恋であることを前提に読み進めることをオススメします。「母の涙を見たのは人生で二度」というモノローグから始まり、その二度目の涙が従兄弟の千紘で抜いている所を見られた時なので、これはかなり重々しい作品になりそうかもと身構えました。が、そこまで苦悩ばかりに焦点を当てられているわけでもなく、萌えるポイントはたくさんある作品でした。
 
 最初に好きになって思わずキスをしてしまう愁人ですが、諦めがあったり拒絶されるのが怖いのもあってか千紘に気持ちを知られてからはすっかり消極的になってしまいます。逆に、キスされたことで愁人の好意を知った千紘は彼を意識せざるを得ず、段々気になって仕方ないというように想いを膨らませていきます。相手が自分のことを好きなんだと知ると、相手のことが気になってくるものですよね。そして、積極的に迫ってくる千紘に愁人は徐々に溶かされていきます。濡れ場の描写も非常に時間をかけてあって、こんなにしっとりと一つひとつの行為を飛ばさず描かれる作品も珍しいのではないかと思いました。

 あとは、無駄な台詞がほとんどなく、必要最小限の台詞で最後まで粛々とした雰囲気を壊されず読める所や、瞳のアップが煌めいていて凄く綺麗だった所も印象的でした。愁人の母親が同性愛を認める発言をするシーンはないのですが、「わかってくれなくていいから」という愁人の言葉で、もちろん親が肯定してくれれば一番良いけれど、自分の性癖を無理に理解してもらう必要もない、という強い意思を感じたので個人的にはこのように一線を引く作品もありだと思います。

2

好みは分かれそう

隣に住む高校生の従兄弟同士のお話です。
主人公受けのところに、窓をつたって毎晩涼みにくる攻め。攻めはノンケでリア充、受けはゲイで攻めのことが好き、という間柄。

窓を使って行き来する隣人同士、というありがち設定ながら、しっとりと読ませるシリアス切ないお話でした。
ただ、攻めの考えてることがいまいち分からず…。受けが思いがけず自分のことを好きだった、そこから意識し始めるのは分かるのですが、「実は前から受けのことを好ましく思ってた」的なことを後出しでチョロチョロとほのめかすもんで、嘘つけあんた女の子とヤリまくってたし受けに好意を寄せられて困ってたじゃん、と、うさんくさいものを感じてしまいました。
あと、受けが母にゲイバレし、女の子と付き合ってみたりするのにも萌えられず。てか受けの彼女どうなったの? さらにゲイバレしてショック受けてる母の夜勤中にイタす2人にあまり好感が抱けなかった。

攻めがガンガン彼女とヤッちゃってるのも萎えました。あんなにしっかり描写する必要なかったんでは…。私はそうでもないけれど、女性と生々しい絡みがあるのを嫌がる人も多かろうと思うので、声だけの描写にするとか配慮があっても良かったな。

3

表紙に惹かれた

表紙の雰囲気もいいし、タイトルにもセンス感じる、なんか良さそう!と思って読んでみました。
お隣同士の幼馴染・そしていとこ同士という血縁関係。
5年前からいとこの愁人の事がずっと好きな千紘。愁人は自室のクーラーの効きが悪くて暑くて寝れないから…と言って、千紘の部屋にやってきては狭いベッドで一緒に寝る毎日。
たまらなくなった千紘は熟睡中の愁人のうえに覆いかぶさってのキス&オナニーを母親に目撃され…。
千紘はゲイばれしたことばかり気にしてるけど、母親からすればゲイで、しかも相手がいとこというダブルショックだと思う。二人に血縁の葛藤は一切ないので、それならただの幼馴染だけのほうが良かったな。

それと私が読み解けなかったのは、千紘のこと。
後ろの方で、実は全然暑いの大丈夫なのに、なんでわざわざ毎晩愁人の隣に寝にきたと思う?みたいな事言ってるんだけど、毎晩愁人の隣で寝てたときも日中は彼女とエッチしまくってたじゃん…って。
あの時から本当は愁人の事好きだったの?いやいや、あなた愁人に告白されたときちょっと戸惑ってたじゃない…。
何か読み落としたかなぁと思って何度か繰り返し読んでみたけど、良くわからなかった…。

いいなぁと思ったのは、千紘が「(今夜抱きに行くから)嫌じゃなかったら鍵あけといて」と言うところ。
そして愁人がどきどきしながら準備して、ちょこんと椅子に座って待ってたとこが可愛かった。きっとベッドに座ってみたり、床に座ってみたり所在無さげにウロウロきっとしちゃった末の椅子ちょこんなんだろうなぁって思ったら、ほっぺ緩みました。

そういえばフユシラズの花。タイトルにもなってて、付き合う以前の二人が一緒にいるときに植え替え作業して「フユシラズさ、枯れないといいね」という台詞まであったので、終わりのほうに花が咲いたフユシラズを二人で仲良く見るとかそういうのがあれば良かったな。

いくつかの伏線が回収しきれていなくて少し消化不良は否めないけど、絵は綺麗だし季節感の盛り込み方とか、作品の空気・雰囲気を作るのがお上手だと思いました。

3

pixivコミックで初めて会った時に、絵柄が好み過ぎてずっと単行本出ないかなと待ち望んでました。結果は【★★★★】。
個人的に、勝手に期待し過ぎたかなとは思ってはいますが、内容が割とあっさりしていて、ちょっと物足りなさを感じました。
重い話系の片思いが苦手な方にはちょうどいいかもです。
表紙然り“絵”を重視する方にはかなりオススメです!
ただ、エロシーンはそんなに多くないです。

続きがでたらいいのになあと密かに思ったり…

2

表紙の印象通りの内容

ちるちるインタビューがあったのを知らずに表紙買いです。
お話としては難しい事もなくある意味王道なのかもしれませんが、絵柄が繊細で綺麗なのでしっとりして雰囲気がとても良かったです。

いとこの千紘に恋をする愁人が、千紘にその恋心がばれる。
今のままの関係のままで…と千紘にお願いするけど千紘は愁人への気持ちを変えていくんですが、愁人が自分を好きだと分からないままだったら普通にいとこ関係のままだったんですよね?
暑いのが平気なくせに愁人の部屋にやってくるぐらいだから、やっぱり愁人が好きだったのか?
でも彼女とHもしてたし…と、千紘の気持ちが分からない愁人に同感です。

そして愁人の母ですが、愁人が男(千紘)を好きだと知らしめる必要があったのかな…と。
愁人達がHをする時、母が入ってくるんじゃないかと妙にドキドキしました(^^;;
解決してないし、必要なエピソードだったのかな…と疑問です。
あと、愁人母と千紘がちょっと似てたのが紛らわしかったかな。

気になる点はあったとはいえ、絵柄と話の内容が凄くマッチしてたのが好みでした。
限りなく『萌2』寄りなんですが、『萌』評価で。

2

切ないBL作品を見たい方にオススメ

表紙の絵柄に魅かれて購入しました。

切ないストーリーと絵がとてもマッチしていて良かったのもありますが、母親が息子にとった反応や攻め受けのキャラクターにそれぞれ女の子の彼女の存在に現実味がある世界観の作品で面白かったです。

控えめなエロさですが、愁人の方が強かった恋愛感情が徐々に千紘の方が勝っていくところに注目していただきたいです。

お話は相思相愛エンドで終わりますが、母親の問題はそこまで触れなかったためその点は読み終えて少しもやっとした感じになるとは思います。

切ないBL作品を読みたいそんな方にオススメしたいです。

2

どこか懐かしさも感じます

表紙にドーンっと切なそうな主人公本は当たった時凄いのに、外れた時のしっぺ返しに疑心暗鬼になり買うのをためらいましたが、帯とonBLUEさんがきめ手で購入しました。

さらっと読めてしまうのですが、ヒトコマずつ綺麗な表情のキャラクター達と時折はいってくる風景に引き戻され噛めば噛むほどの一種するめ感のある作品です。

エロさは控えめですが、年齢特有の骨格、腰の細さに大変フェチを感じました。好物です…。

所々読み手の想像力に任せる所があり、こうだったらいいなとか思える人にはとてもオススメです。
またその為、いつでも続編が作れる作りだなと思ったので期待して待ってます。

3

エロ爽やか

きれいな絵と爽やかな表紙ですね。高校生、幼馴染みの従兄弟、という美味しい設定にもピッタリでした。

ただ、1つよくわからなかった事が。
まずは、千紘の気持ち。彼女もいたし、エッチにも積極的で普通の高校生のような気もするのですが愁人にこっそりキスされて、「え?愁人って俺のこと好きなの?」とビックリしていたのに、後の方で「ほんとに暑くて眠れないから来てたと思ってたの?暑いのはそれほど苦でもないんだよ。」みたいなことを言うのは何故?愁人のことが好きだったから、クーラーが効かないと言う理由をつけて通ってたんじゃないの?私としては最初からそういうことなんだろうと思っていましたよ。

それと、お母さんに見られてヤバイ!となったのは、男同士と言うことの他にも従兄弟と言う関係があったからじゃないのかなぁと思うのですがその辺は触れてませんでしたね。親の立場としては、そこの方が私は気になってしまいますね。

とまぁ、あげ足をとるような指摘をしてしまいましたが、細かい描写には萌えるものが沢山ありました。特に大好きなシーンは、千紘から「今夜はエッチの続きをするよ」みたいな宣言をされ、窓の鍵を開けて待っている愁人。ベッドではなく、勉強机の前の椅子に膝を抱えて待っているのがとっても可愛かったです。
その他にも二人の会話が、特に千紘の言葉がストレートで男子高校生!って雰囲気が良かったです。エロいことを言っているのに爽やか!なんて、ズルいですね。

2

おすすめです!

キャラクターの表情や気持ち、好きな人のここ見るよな〜っていうキャラクター視点のコマのひとつひとつが非常に良かったです。さらっと読めるお話ですが、物足りなさはなく、満足しました。帯に「真夜中に読んだら、叫びだしたくなる片思い。」と書いてありますが、私はため息が出るくらいの片思いのように感じました。

こちらのレビューで彼女について触れられていますが、彼女自体さらっとしか出てこないので、私は彼女たちが可哀想とは思わなかったです。ここで他の方のレビューを読んで、確かにそうだなとは思いました。彼女たちが、のっぺらぼう寄りのモブ扱いだったら良かったのかもしれないですね。

この作品は、受けの愁ちゃんの気持ちを知って攻めの千紘が意識して翻弄という感じでした。人から好意を寄せられると気になってしまう気持ちわかります。しかし、終盤辺りは千紘が追うかたちになっていて、可愛かったです。

基本的に商業を読んでいて、受けのキャラを好きになることが多いのですが、この作品は攻めの千紘も魅力的に思いました。

二人がくっついてからのいちゃいちゃも尊くて良かったです。

3

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