全部で9つの作品が収録されています。
テーマが触手ということなのでファンタジー設定のお話がほとんどですが、南条つぐみさんの『ブラック企業で貞操の危機に曝されています』だけはファンタジーではありませんでした。
その他のお話では「神様」的な存在が登場するお話が4作品あるのですが、そのうち3作品が特に好きでした。
先ず、新田祐克さんの『赤珊瑚の法悦』は大和政権時代を思わせる装束と髪型(みづら)がとても美しかったです。
ストーリーも人と神、そして海の生物までも絡む恋のお話で、ちょっと切なくて余韻のあるお話でした。
東野海さんの『へびの嫁入り』はタイトルの通り蛇が登場するのですが、この蛇がなんとも可愛くて^^
主人公の榊君がこの蛇を可愛がっているシーンに萌えました。
桜井りょうさんの『神様の言う通り』は神様が子供っぽいのと、神様の周りにいる動物たちがみんな可愛くて、ホッコリしました。
宝井さきさんの『夢見るUMA』は神様ではなく、正体不明の生物が登場するのですが、この生物の幼体がまた可愛かったです^^
昔、電子版で読みました。
表紙にオール読み切り号と書かれてますが、シリーズ物の作品の中のエピソードかな?というお話が結構あります。
一応、以前のお話を知らなくても台詞や枠外でちょっと説明になってる作品ばかりだったので、理解できました。
好きだった作品の感想を一言で言うと、
・山本小鉄子さんの『マサカ堂へいらっしゃい』 インコが可愛くてコミカル
・嘉島ちあきさんの『キャンバスの向こう』 ラストに愛を感じた
・寿たらこさんの『SEX PISTOLS』 ロマンチックな展開で、ウメちゃんがキュート^^
・高峰顕さんの『溺れるカラダは恋のせい!?』 外見のカッコ良さを裏切る黒澤さんが面白い
・梅太郎さんの『そして誰も知らない海』 謎がまだありそうで気になる
本誌に収録されてる作品数はいつもと比べると少なめですが、ふろくと合わせると600ページ超えで読みごたえがありました。
初読み作家さんです。
一番最初は分冊版でお見かけしました。
分冊版の表紙の絵柄はそれ程好みではなかったのですが、裏社会モノというので読んでみました。
この後はちょっとあらすじ含めた内容になるので、ネタバレ避けたい方はご注意を。
若頭の烏羽さんは言葉少なめでいつもクールなのですが、城金君の前で時々見せる目の表情が可愛いな~と思いました。
主人公の二人は元は兄弟の盃を交わした兄貴と弟分だったのですが、ある事をきっかけに今は敵対している関係。
7年もそんな関係が続いていて、城金君は烏羽さんにいつか復讐してやると思いながらも心の中ではどこかで烏羽さんの事を信じていたいと思っています。
敵対関係にいるので、おそらく今はまともに会話する機会もないだろうに、望みを捨てていない城金君の愛(執着に近い)が強いなと思います。
烏羽さんは城金君の問いには一切答えず、城金君の気が晴れるように抵抗もせず好きなようにさせるのですが、まるで償いをしているようで、過去に何があったのか気にさせる展開でした。
離れてもなお二人の間に強い絆が感じられたのが好きでした。
他の作品の分冊版でお見掛けして、絵柄がきれいな作家さんだなと思っていたのですが、作品を1冊丸ごと読むのは初めてです。
表紙がなんとも色っぽい雰囲気ですが、中身もとても綺麗な絵柄で、色香がありました。
タイトルからも分かる通り、主人公が茶道の先生なので、和服のシーンが沢山出てきます。
モデル業界もちょっと出てくるのですが、洋服が『不思議の国のアリス』に出てきそうな凝ったデザインで、男の子が着て可愛いな~と思う服でした。
お話については出来るだけ触れずに書こうと思いますが、主な登場人物3人のそれぞれの語られていない想いが沢山ありそうで、色々想像してしまいます。
受け様の義兄の利実も家のことがなければとてもいいお兄さんだと思うので、嫌いではなかったです。
甘さは控えめな作品でしたが、3人とも幸せになってほしいな~と思いました。
あとがきによると、このシリーズは『小説ピアス』の中の短編読み物として描かれた『愛と忠誠の日々(6代目)』が始まりで、その後「続編を」との要望がありシリーズになったそうです。
元は坂東武士の家系である家の主人とその家に武士の頃から代々家老として仕え今は執事として仕える家の長い時代に渡るお話です。
武士の頃から主人の家では困ったことに男子がみな女性に興味がなく、このままでは一族存続の危機ということで、「当主になる者は花嫁を娶るまでは同性との交わりを一切禁ず」というしきたりが出来たという設定。
1話ごとに代が変わって主人公達も変わっていくのですが、私には上記の設定がネックとなりました(汗)。
ご主人様は子孫を残すためだけにおそらく愛もなく結婚して、しかも執事の家も代々続いているようなので、ちゃんと結婚なり女性に子供を産ませたりしてるんだよね?と考えると、奥さんや女性はどうなってるの?と考えたら大いに引っかかるものがありまして(汗)。
そういうことは考えず、Hのシチュエーションのみ楽しむといいのかも。
青海さんはオヤジと髭がお好きだということなのですが、私は青海さんのおじさまと髭は苦手でした(汗)。
このシリーズのお話では描き下ろしの『名残の枝』が一番良かったです。
評価は中立にしてますが、しゅみじゃない寄りの中立です。
『子猫の教育』を読んだ後に、神香さんのHPを見てみようかなと思い、たまたま見つけた番外編です。
本編で脇役として登場した政岡敦行と衣緒との電話でのやり取りが描かれています。
おそらく衣緒と可知が付き合い始めてまだ1ヶ月も経たない頃、時系列的には『とまどう恋のレッスン』より前の出来事なのかと思います(『とまどう~』はまだ読んでいませんが)。
可知が学生時代の友人の結婚式に出席するため留守にするので、特に予定が入っていない週末の金曜の夜、敦行から衣緒に電話がかかってきます。
敦行は週末暇だろうからどこかへ出かけるか?と誘ってくるのですが、(衣緒は可知と付き合ってるので)「俺と二人きりだとまずいんなら、その倉橋先生とやらも誘ってもいいぞ」と切り出す敦行。
本編では敦行と倉橋先生とはほんの一瞬しか会ってなかったのですが、敦行は先生の事気になったのね(笑)と、これからの二人の物語を予感させるお話でした。