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平成と令和

セリフが多い作風が音源化に向いてる作家さんだと思っていて、もはや音源化のために応援しています。

他作品のドラマCDのときも感じたのですが、今作のキャスティングを見た時も「おっ、面白そう」となりました。ニキ役の立花さんの演技とレイ役の鈴木さんの演技、どちらも好きではあるのです。が、果たしてこの二人の演技って馴染むのか?と。


杞憂でした。これアリです。いい感じに安定した立花さんの演技が、一昔前に隆盛を極めた元No.1ホストという役柄にとても合っていました。そこに今っぽさを感じる演技をされる鈴木さんの新人ホスト役。いい。鈴木さんのこの役くらいのお声が大好きなので万々歳でした。

平川さんも思ってたより低めの声でのお芝居ですごく良かったですし、ほかの脇キャラの声も予想外に好みで嬉しかったです。
原作で好きだったドンキに行くシーンだけ、商標権?お店の名前?か何かのせいでちょっと変更されてたのは残念ですが、Hシーンはほぼそのままであのシーンもこのシーンも満喫できます。まだちゃんと聞きこんでないのでこれから聞きこみますが。
二枚組でとにかくボリュームがすごいのでしばらく楽しめそうです。

ハイテンションBL

同じレーベルの前作「三兄弟、おにいちゃんの恋」のドラマCDから入ってなんとなく作家買いしてます。

癖のあるキャラを描かれてるイメージですが「こう来たか」と今回も思いました。でも令ちゃむはびーびー泣いてる側をもっと見たいです。三兄弟も歌舞伎町も好き嫌いはあるかもしれないけど踏み絵感覚で読んでみるのはありだと思います。三兄弟の時も最初苦手かもって感じてたので。


個人的には台詞量が多めの作家さんでテンポもエロもあるので今回のもどうかドラマCDになってくれないかなと…。声優さんのシャンパンコール聴きたいです。

上手く説明できないんですがこれは色んな意味で"令和になっていく"物語だったのかなというのが読み終わって湧いた感想です。

BLCD素人にも伝わる面白さ

BLCDを普段あまり聴きません。
ですがこの作品はお気に入りです。

元々声優さんに明るいわけでもなく、また、聴いているとだんだん照れてきてしまったり、性的なシーンではそれがMAXになってしまうため、あまり興味を持ってきませんでした。

今回は原作既読での視聴だったのですが、この原作がまぁ、正直に申し上げると読みづらい。小ネタのサービスが多いのは嬉しいのですが、電子だと手書き文字が潰れて読めなかったりして、キャラクターや作品の空気自体は好きなんですが、ハマりきれずにいたんです。

そこにきて最近になってドラマCDが出たことを知り、キャストさんに最近興味を持っているコンテンツの方がいて、タイミングがあったとしか言えないんですが、ともかく、ミーハー心ありきで購入。



最高でした……………。
「ごちゃごちゃしていた部屋を、すっきり整理整頓してくれた!!」みたいな、この作品のいいところだけを上手に纏めてくれていて、結果的にすごく面白かったです。

クスッと笑えるところが絶妙なタイミングで入るからなんでしょうか、聴いているときに感じていた「あわわわわ///」という感情が一定数を超える前に次のシーンに動いてくれて、最後まで楽しく聴けました。3カップリング入ってるから飽きもなかったのでしょうか。

以下、普段CDを聴かない腐女子としての精一杯の感想です。

長男カップリング
…聴いてる時に自分の周りの空気が浄化されていくのを感じました。
英語の会話や演じられてる声優さんの個性なのでしょうか?下品なことを言っている最中にもどこか清潔感がある気がします。おかげで「もっと!もっとやれ!」って、あんなに照れてた性的なシーンで柄にもなくテンションが上がってしまいました。
 空港のトイレでエッチするシーン、原作を読んだ時にすごく萌えてたんですが、会話だけで行為の描写はカットでした…。でもコミックスの最後に収録されていた、お母さんのベッドでエッチするシーンが入っていて、大人の内緒の遊び感がとっても良かった…。


次男カップリング
…話が進むにつれ、自分が赤ん坊だったころを思い出しました。
こんなにいとおしそうに受けに話かける攻めがBLCDでは簡単に聴けるんですか…?
 初心者には声質が似て感じられたため、どちらの台詞かわからないところもあったんですが、それが逆によかった。受けの一言一言がただひたすらかわいいとしか感じられず、
「私の耳に彼氏フィルターでも付いたのかな?」
と思ったんですが、恐らく、攻めの受けへの演技がものすごく柔らかくて、愛おしそうだからなんですね。
 二人の声がマリア―ジュしてやわらかなおくるみに包まれるようなエッチシーンでした。


三男カップリング
…実は原作ではあまりピンときてなくて、どちらかというと三男×長男の描写に萌えていたんですが、視聴後見事におじさん受けに目覚めてしまいました。
 三男カップルのお二方の演技が、あまり声優さんに関心のない自分にはとても自然に感じられて、見た目や設定的に一番癖の強いカップルなのにスルッと耳に入ってきました。そして耳の中でぐるぐる…ぐるぐる…ぐるぐる…私の理性を弄ばれました。
 のんびりぽやんとしてる末っ子が、ちゃんと男の子というか、男としての面を持っていることと、きっちりカチッと教師然としていた先生が、自分自身の気持ちに戸惑いながらも乱れる様が、背徳感?とか、「あんなに小さかったあの子が…?」感の凄さに、最後の台詞で拍手しました。


気付くのが遅くなってキャストトーク特典が間に合わなかったのが残念です。聴きたかった…。
それでも、このCDはリピートしやすくて、既に何回か聴き返しているので、コスパはいいなと思いました。

話せる友達がいなくて、ついここに感想を投稿しに来てしまいましたが、続編が連載開始するということを、このタイミングで知ったので、次もCD化して欲しいです。