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手と涙に胸が打たれました

表題作は個人的にはとても好みのお話でした。

絵がとても綺麗で人物の表情に心打たれました。
泣き顔が本当に辛く、ぼろぼろと涙が溢れていく場面にこちらも胸が苦しくなります。
表情はもちろんですが、手からも心情が感じられるようで引き込まれました。


受けがなぜそこまで自分を責めるのかに関しては、繊細さ故とも思います。
自覚していた想いがあったのに、保身のために酷い言葉を選んだ。
高校時代の彼は明るく友人も多いという描写があり、周りから受け入れてもらえないかもしれない未来は大きな恐怖だったのではないのかなと…
親友であり好きな人を傷つけてしまったこと、自分の想いを押し殺したことはたしかに胸に重く残るのだろうなと思います。
受けは酷いことをした自分は傷付いてはいけない、許されてはいけないと思い続けた結果10年引きずるわけですが…自罰的な人ってそういうものです。

攻めはもちろん傷つきましたが、それでも原因となった受けに「傷つくのは嫌だと思っていい」と言います。
それが当たり前で、そう思うことで傷付いた自分を認め、傷は徐々に癒えていくことを知っているからなのだと感じました。


電子版の最後では少しずつ人の温もりを知っていく2人の穏やかなふれあいが見られて安心しました。
この書き下ろしのために何度も読みかえすといっても過言ではないくらい好きです!