実写化されるという事で気になっていたので購入。
上下巻まとめての感想となります。
上下巻構成なだけあってストーリー性が濃く、読み応え抜群の作品でした。
上巻では、恋なんてしないと決めていた円と、円に罪悪感を感じている美鶴。その二人が少しずつ心を近づけていく過程が丁寧に描かれていて、読んでいてキュンキュンもしつつ、切ない気持ちにもなりました。 確実に両想いなのに過去や周りの環境のせいで踏みとどまってしまう、、。そんなすれ違いが切なすぎる!!
からの下巻。2人の過去の問題が一段落した後半から一気にキュンが加速!ここから円の意外とピュアな1面が全開です。屋上での告白はまさに少女漫画笑。とてもエモかったです。
ベットシーンでの美鶴の「あんたのこと壊しちゃいそうで怖いんだよ」に対してまさかの「壊してもいーよ?」発言!!天真爛漫でピュアなくせにえっちなお兄さん味があるのギャップが強烈で完全に私にどストライク。ここ私の1番好きなところです笑。
そして最後シーンの円の「俺の彼氏だぞ」というセリフ。最後の最後まで円が可愛かったです。
・ワンコ攻め×クールな美人受け
・後輩×先輩
・学園モノ
という時点で大優勝。まさに私の理想のCPがそのまま具現化されていて感動しました。
とにかく攻めの忠犬ハチ公感が好きすぎて笑
アルフォンスのために全てのことを真正面から受け入れ真っ直ぐ頑張る姿勢。アルフォンスへの愛が溢れていて素敵でした。支配や服従というよりも「守りたい」「甘やかしたい」という想いが強く、全体的にほっこり優しい空気感なのが見ていて癒されます。
ほかのdomのコマンドは効かないアルフォンスが、アスカの言葉だけには応えてしまう特別感もたまらないし、「ここは落ち着く」と胸に収まるシーンは可愛さが爆発!!かと思えば学力も武道の強さもアスカより上で意外と面倒見がいい、と年下に甘い年上が大好きなのでこれまた私にドンピシャでした。
戦闘描写も見やすくガッツリ書かれていたので、そこも楽しかったです。
個人的にはアルフォンスに想いを抱いてるギラン視点の書き下ろしが嬉しすぎました。ギランのお話も読んでみたい、、。
えち度が控えめ、優しいコマンドばかりなのでBL・ユニバース系が初心者さんの方にももおすすめだと思います。
ストーリー性がしっかりありつつ、コメディ要素もいくつかあって読み応えありまくりの作品です。えち度も高めで満足感がすごい!
チャラそうな子が大人しそうな相手に攻められる構図が好きなので個人的にぶっ刺さり。受けが攻めの地雷を踏み抜いていく展開がたまらない…!(相手の地雷踏むのって逆が多めな印象だったので。)
普段モサッとしている攻めが、攻めてる時に見せる表情のギャップも最高です。ベットシーンでの攻めの表情を見てください。!?!?←この反応になるので。
前は攻める側だった受けが、攻められる側を好きになっちゃってる描写が多くてそこも良いですり
書き下ろしはえち全振りなので、これはもう皆さん買いましょう!!後悔はしないはずです。
作画がとても好みで表紙買い。
最初はただのヤンキーなのに数ページ後には可愛くなってる受けがいます笑まず最初にそこで心を掴まれていました。
甘々な展開が軸ではあるものの、作画のおかげで切なさも自然に滲み、2人の感情の揺れも表現されていて読み応えがありました。
ツンツンしていた糸倉が徐々に素を見せ、幼さ(本来の性格なのかな?)をのぞかせていくのがほんとに可愛い!!
海利も興味本位から始まったはずがどんどん糸倉に惹かれていくのが伝わってきて、同級生の「糸倉は特別だよ。全部海利くんから動いてるもん。」という言葉に全てが詰まってます。そう、そうなんです!!誰にでも優しい優等生くんが自主的に気にかけているのは糸倉にだけなんです!!
えちえち度も高く、満足感のある作品でした。