素敵なシンデレラストーリーでした。
主人公のエミルはオメガであるこにとで辛い経験をしています が、容姿に違わない心の美しさで腐らずに生きてきました。
そうあれた一つの因子が子供のニコちゃん。
父親は望まぬ人 だったけれど、愛情をかけて育てたニコちゃんは天真爛漫で 物語においても癒やしの存在です。
物語は「契約子作り」と、これまでになかった軸で進みます 。
そこに含まれた提案者である攻め、フリードの想いが切な く、フリードもそんな切なさを抱えた人だからこそエミルの 聖母のような思いやりに心を震わせ、愛していく様子が伝わ ってきました。
日常を積み重ねながら、スパイス役となる悪役と事件でも二人の愛情が高まっていく様子を読むことができて幸せな気持 ちで読了しました。
文がとても美しく、一句一句を味わいながら世界観に浸れま した。
大学生の青春BL作品。
高校生の青春は学校という舞台を中心に描かれるけれど、大学生は世界が広がる時期。
どういった舞台で回っていくのかと楽しみにお話に入り……こちらの作品は、大学での様子や友人関係も描きながら、アルバイトの場所(に留まらす、ここがお話のネックとなる世界)で攻めのギャップを見せてくれました。
学校とはガラリと違う、大人の空間、バーでバーテンダーを務める攻めの魅力が描かれており、大学での姿を偽った攻めのキャラが立つ設定にニンマリ。これだけに、途中の挿絵のチェックシャツ攻めにニンマリしました。ギャップ、いい!
二人の出会いは新年度の大学の講義から。
座る席さえ決めかねてしまう受けに攻めは息を吸うようにスマートに声をかけます。このとき攻めは姿を偽った状態でダサいのですが、この声かけだけで攻めがよく気のつく、そして人をよく見ている人だとわかります。
しかし、初対面の二人。
この時は互いに印象は最悪……この二人がどのような関係に変化していくのか。
ここで、攻めのアルバイト先であるバーを舞台として、受けの世界が広がると共に二人の関係も広がっていきます。
大人への階段の象徴であるお酒、それを居酒屋ではなくバーやカクテルを描いたことで、二十歳〜二十一歳の時期の輝きを感じながら、二人の気持ちが近づいていく様子を見ることができます。
イケメンの攻めはバーでも注目を浴びるけれど、カウンター越しに二人の空間を得られる世界はとても素敵。
攻めの将来への展望を知った受けが贈るアイテムも可愛い。駆け引きや謀なく、偶然に手にした物で攻めを自然と思い出し、応援気持ちとして贈る。そりゃもう好きになっちゃうよ!
こんなふうに受けはとても素直で可愛らしい人です。ただ、高校での経験から一人でいることにとても臆病になっている。その気持ちをお天気で表すところがとても好きでした。
感想タイトルの「しんどいだろ。傘も差さないで……」に続くこの一連のセリフ。
「俺が傘になる」もキメ台詞ですが、私はこのセリフが一番のお気に入りです。
攻めのセリフでありながら、受けの気持ちを読み手に伝えるセリフ。私の胸にも雨が振りました。
受け君、攻めが傘になってくれてよかったね
(ノД`、)そりゃ好きが確定しちゃうよ!
長くなりましたが、等身大の大学生受け君が鈍感でもなく攻めとの関係の変化を感じ取りがら、自身も変化していく。
こちらもキャラが立っている「友人」との関係で心の成長を魅せてくれながら、攻めへの気持ちを育む。応援したくなる素敵な受け君でした。
受け君から決定打の行動を起こしたところも素敵でした。頑張ったね( ĭωĭ )
青春小説なので濡れ場はありませんが、二人らしいキスシーンがあり、番外編で朝チュンがあります。受けの朝の行動や攻めとのセリフで大満足。
素敵なお話をありがとうございました。
一片先生の二作目。
告知された時から鼻息荒く待機していました。
わたしはDomSubは進んで読まない方ですが(設定を覚えられない)、こちらの作品はプレイのコマンドも日本語のみで書かれてあり、たいへんわかりやすい仕様になっていました。
また、説明がたいへん簡潔に記してあり、理解を深めて行くことができました。
しかししかし。
こちらの作品、いい意味でDomSubの設定が不要だと思えます。それほど二人が惹かれ合い求めあっていく様子が丁寧に描かれ、設定に甘んじていないと言いますか、Domとsubだから惹かれたんだ、というようなことがありません。
糸目三縞さんの献身、初めは反発心もあったけれど人の本質を見抜き、三縞さんを信頼していく男前海莉さん。
自立した大人の二人の心が重なっていく様子に蕩けそうでした。
とはいえDomSub。その設定が最高に生きていたのは濡れ場。
ありがとうございます。愛で満たされました。
(開発グッズの下りも大好きです)
わたしもスペースを起こしてしまいましたよ。
2度目のありがとうございますです。
一片先生が書かれるお話はたいへん優しく、いつの間にか笑顔にさせてくださいます。
ワンフレーズワンフレーズが洗練されており、描写も心情もダイレクトに伝わってきます。
癒やされたい方、必読です。
素っ頓狂なレビュータイトルですみません。
この物語の素晴らしさをお伝えするにはどうしたら…と思うとこう出てきました。
この物語のあらすじは作品説明にも皆様のレビューにもあるとおりです。
だから私は、ただもうこの作品への愛を叫びたいです。
灯莉さん、クールビューティー。冷静、大人✨懐が大きくて温かい。大好きです。
灯莉さんのお父さん。いい味出しすぎて登場するたび言動を期待しました。優秀なアルファというだけでなく、別のクレバーさを持っている。
お母さんも素敵。このご両親の元で育ったから、今の灯莉さんがおられるのですね。
妹さんもたいへん心強い存在でした。
そして透麻くん。でかわんこ!健気、一途!
後悔を抱き、忘れず、自身を戒めながら生きてきて、まっすぐに灯莉さんと向き合う。
思いが通じて良かったね。頑張ったね…全わたしがずっと応援していました。
二人が結ばれたときは大歓喜でした。
あっ…紙袋をかぶった深山さんも素敵です。透麻くんを支えてくださりありがとうございます。
登場人物が全て愛おしい。
だからこのタイトルです。お読みになった方は、必ずジップロックにも愛を感じることでしょう。
これがあったから透麻くんは生きてこれたんですね。灯莉さんに会おうと頑張ってきたのですね。
このジップロックですが、電子書籍だと確認できていないのですが、紙書籍版ですと裏表紙にイラストがあります。灯莉さんのメモが入っているイラストで、たいへんてぇてえです。
愛を叫びまくっていますが、一片先生の文章はたいへん読みやすく、ワンフレーズワンフレーズが洗練されています。
ウェブで出逢った時から虜になっています。
てぇてえ作品を生み出してくださりありがとうございました…!
発売を心待ちにしていました。
大好きな作者様の初の紙の書籍です。
今までの作品を全て持っていますが、これまで作者様は恋の模様を中心に読者を楽しませてくれました。
今作は大長編であるため、それに加えて魔法、ドラコンにモンスター、タイトルから想像できる通り策略(これはでも主人公だけではない)もあり、ファンタジー要素、謎解き要素たっぷりでこれでもか、というほど濃密な内容になっていました。
伏線が散りばめられたお話に、読む手が止まらず徹夜必至です。読書は休日がおすすめ(笑)
策士オメガ。
このタイトルからしてもうかっこいいノア。
頭の切れるオメガ、大好物です。本人は自身を悪者のように語りますが……語っている、見せているだけ。その描写も秀逸のため、読者もノアの行動を心配するでしょう。ですがノアの過去の経験を知って心の内に気づき、行動の意味を知り、寄り添っていくでしょう。
ノアの気持ちは、最初からずっと一貫して「愛」です✨
そして、なんでも受け入れるライオネルにはニヤニヤして安心できるはず。
こちらの一貫ぶりも見てほしい…!
ですがライオネルにもトラブルが起きて…。
策士な二人のそれぞれの思いのすれ違い、重なり。是非多くの方に胸を揺さぶられてほしいです。もちろん、その後の甘々にも。
とにかくノアの頭が切れます。被害を出さないよう隅の隅まで気を遣っています。
作者様がそういうクレバーな方なのかな、と私は思っています
そして他の方も書かれていますが、二人の年齢差も私のヘキでした。
いいですよね、年の差。
素敵な物語をありがとうございました。
エックスで、文字数をなんと9万も足されたと知り、楽しみにしていました。
普通、9万文字あるだけで一冊の本なのでは?と思うのですが、この新装版にもアンソロジーの部分を入れてくださったことで、読者の願いは叶えらました。
「おいてけぼりのオメガは偽りの夫に愛されたい完全版」をありがとございます。
心より雨宮先生に御礼を申し上げます。
そんな正座な気持ちで開いた完全版。本編の感想はアンソロジーの際に記してあるのでそこは飛ばそう、というわけには行きません。なぜなら、番外編が違うのです。ここにも雨宮先生のお気遣いがあった・・・!シグリオ(勝手にカプ略)のいちゃいちゃをもっと見たいと思っていた読者へのプレゼントです。
あまあまシグルドが嫁を好きすぎて、読者は壁になりきれず、鼻血を出しながら倒れかけます。ダンスの時のシグルド、最高の夫です。共寝に誘われた時のリオルの反応、最高の嫁です。そして、そこからの流れは甘く、そして驚きも。この時点ではわからないのですが、ここから「足手まといの算術士は報われない恋をする」にちゃんと結びついているのです。
こちらのお話は子ども世代。もちろん素敵な夫夫で両親のシグリオも出てきます。
衝撃的なシーンから始まる「足手まとい」。
颯爽と現れたのは・・・!ネタバレになるので言えませんが・・・いや、このお話の主人公だからいいのでしょうか。
もう最初から応援したくなる素敵な二人です。第一部が恋愛が濃厚なお話なら、第二部は主人公レイの心の成長にもスポットが当たっています。
レイは自分を卑下していますがとても優秀な算術士です。そしてこの指針を与えたのは・・・これもエモい。皆さんにこのシーンを確かめて欲しいです。
雨宮先生の他作品でも商売に関連したことが書かれていたことがありますが、異世界ファンタジーBLにおける商売の世界観をおざなりにしていないのがまたいいです。個人的にこういった描写が好きなので、レイのキャラを理解していく上でもなくてはならない描写でした。
さて、長くなってしまいました。
ルーレイ(また勝手にカプ略。みんな使って。流行って)の心の動き、気持ちの重なり。とても丁寧に描かれていて、何度も胸を切なくし、温かくし、歓喜しました。
しかし、ルーファスがかっこいい、いい男!私の一推しです!
もちろんバースを乗り越えて愛を愛を重ねる二人も推します。
最後に、お話の最後まで「おいてけぼり」にこだわった雨宮先生。最後のおいてけぼりはとても幸せなおいてけぼりでしたね(*´∀`*)
ありがとうございました!
作者さん買いです。
両片思い、じれじれを望むなら雨宮里玖先生の作品をおすすめします。
また「様子のおかしい攻め」も先生の代名詞になるかと思います。
お話は政略結婚した二人だが二人は幼馴染で、受けは昔から攻めが大好き。攻めもそうだと思っていたし、初夜はとても甘い幸せな時間だった。それなのにどうしてか初夜以降攻めは受けを避けてなんとヒートを癒やすこともしてくれない!
広いお家に残された受けは攻めの衣類で巣作りをして発情期に耐える。どうしてなの?
というお話です。
初っ端から厳しい台詞を残して出ていく攻めなので、読者としては「ひどい!」と思われる方もおられるでしょうが、そこが「様子のおかしい攻め」なのです。
そんなこと言いながら「好きなんじゃろ?素直になれよ」とそっと肩をポンポンしたくなる純な面が垣間見れて、胸を擽られます。
でも当然、当事者の受けには攻めの気持ちが見えないし、攻めも受けを誤解してしまっている。
あ~言葉が足りてないんだよ!とジレジレしながら、でも紐解かれていく背景や心にジンとしてキュンさせれます。
雨宮先生ならではの広げ方や、エピソード。それを感じながら読ませて頂くのが大好きです。ぜひ他の方にも味わって頂きたい。
様子がおかしい攻めが溺愛全開となったときの甘さは!!!!!です。