電子限定描き下ろし付
にやま至上、最強のイケメン攻め降臨!!
いや〜、もうこれはずるい。
雄っぽさあふれる男前が、誰かを壁際に追い詰めて見下ろしているかのようなカバーイラスト。
おまけに、タイトルが「そんなに言うなら抱いてやる」ですよ。
もう既に全人類を抱いていそうな顔ですが、誰をいったいどんな風に抱くのか気になって仕方がないじゃないですか。詳しく知りたい。
ブラックホールのように吸い寄せられて購入しました。
結果、これまでに読んだにやま先生作品の中で1番好みの作品に。
お、面白かった〜〜!!
裏川忍という男が本当に罪な男。
分厚いレンズのメガネ取ったら、そこにはなんと美しい顔が…なんて、本来であれば少女漫画のヒロインにありそうな設定ですよね。
だというのに、今作では雄度の高い攻めの忍にその設定が当てはめられているのが面白い。
誰にでも裏と表がある。彼の裏の姿が本当に罪深くて!
スーパー攻め様なんて言葉があるけれど、彼は攻めというか雄。
立ち居振る舞いのすべてが完全に獲物を狩る側の人間なんですよ…
そんな彼のお相手となる表屋ヒカルという人もまた面白くて。
美しい王子様然としたルックスもあって、職場の女性にはモテまくり、超がつくほど承認欲求が強いナルシスト。
ここまで自分が好きだと清々しくて、嫌味でもなんでもなくなってくる。
でも、不思議と性の香りがしないというか、女性とどうこうしている姿が想像出来ないというか、あくまでもアイドル的な人気なんですよね。
思わずちょっと汚してみたくなってしまうような…BLの読み過ぎですかね。
プリンスなのにソックスガーターを着けているのがすごくえっち。
彼にガーターを着けたにやま先生は天才だと思う。
己の嗜好とプライベートを守り謳歌するために、わざと地味で冴えない自分を演出しながら、波風を立てず平穏に生きているつもりだったというのに、なんとなくいけすかない職場の同僚が馴染みのゲイバーに現れて…と、ストーリー的には王道なもの。
その容姿の美しさから、今まで周りにちやほやされながら生きて来た、お鼻がツンと高い印象があったヒカル。
典型的なツンデレ受けかと思いきや、いやあ…真っさらだった。
すごく可愛いです。赤ちゃんみたい。
なんというのかな…求められる事はあっても、激しく求める側になった経験がないのが分かるんです。
恋愛に関しては免許取り立ての若葉マークな彼が、ゲイバーで唯一自分に落ちない忍という熟練ドライバーを虜にしようと挑んでいく。
経験値の差から、見事に忍のてのひらでころっと転がされてしまうのですが、それは忍にも言えることで。
忍視点を読むと、ヒカルの初心さゆえの無自覚な愛らしさが強烈で、苦手だった人物の意外にも可愛らしい一面を見たような妙な気持ちになっていってしまう。
この、両視点での描き方が非常に上手いんだなあ。
ヒカルが忍にとろとろに抱かれて、忍に惹かれていけばいくほど「可愛い」という名前の生き物になっていくんです。
意地っ張りで素直じゃないのに、ストレートにしかものを言えないのが本当に可愛い。
自身への好意がダダ漏れのこの表情と姿を知ってしまったらもう、ヒカルに夢中になっていく忍の気持ちも分かるし、正体を明かしていない罪悪感が募るのもすごく分かる。
初めは泣かせてやるつもりだったのに、いざ傷付けてしまうかと思うと、なかなか言い出せないのが悩ましいんですよね〜!
あとはどちらがドンと行くのか…と見守っていると、なんとまあ最後までライターがいい仕事をするんですよ。
こんなにいい仕事をするライター見た事ありますか?
私はライターに助演俳優賞をあげたい。
さり気ない伏線、絶妙なテンポの良さ、両視点で描かれる魅力的なキャラクター。
そのどれもが良いバランスで描かれていて、王道展開を飽きさせずに夢中で読ませてしまうにやま先生がすごい。
誰1人として嫌なキャラクターが出て来ないのも、純粋に2人の甘くてほんのり苦い焦ったさを丸ごと楽しめた理由のひとつかもしれませんね。
読み終える頃には2人とも大好きになってしまったな。
王子様の裏の愛らしい顔。野暮ったい彼の裏の男らしい顔。
お互いだけが知る秘密をこっそり共有し、振り回したり振り回されたりしながら、もっともっと愛を育んでいってほしい。
願わくば、甘さたっぷりな続編も読んでみたいです。
しかし、一見オラオラ系で抱きそうな忍ですが、セックスが上手いと言うだけあって、ベッドではひたすらにヒカルの反応を見ながら甘くとろけさせているのがたまらなく良かったです…ヒカルの愛らしさを引き出したのは忍なのでは…?
それから、ヒカルの顎を持つ忍の手つきがものすごくセクシーで好きでした。
萌えがたっぷりと詰まった1冊です。
帯にですね。
『にやま史上一番、罪なオトコ。』とありまして。
いや~~~…、ホンットね!受けちゃんにとって罪作りなオトコでした!!!ヾ(*´∀`*)ノ 表紙は攻めのカッコ良さを前面に押し出していて攻め重視かと思いきや、受け重視さんも是非なストーリーです。ズブズブにハマっていくチョロ可愛い流され受けにキュンキュンしっぱなし/////めちゃくちゃ可愛いの。可愛いしか言えねぇ…。
個人的におバカでチョロくて流されっぱなしになって素直なキャラがドツボなので、この作品は萌えドストライクでした。コミカルな中に胸キュン要素が散りばめられて萌えたし、面白かったし、私はすっごく好きです(∩´////////`∩)
さてさて。
内容は昼と夜の顔を使い分ける攻め×ナルシスト王子受けのラブバトルです♪
攻め:忍は昼間は冴えない平凡な社員、夜はビシッとキメて夜の街でモテ謳歌中。夜の顔が本性で、昼間は敢えて擬態しています。
受け:ヒカルは自他共に認める美形。自己評価が高くてプライドも高い。自意識過剰でちょいウザタイプと思いきや、根が素直で疑うことを知らないのかチョロいwこのギャップが堪りません////
ナルシストのヒカルは「モテる男にモテてこそ真のモテ!」と考えを巡らし、男にモテる男がいるというバーへ行きます。その男が忍なんですが、一緒の会社のモッサイ同僚がそのモテ男だとは気付いていません。当然、忍はヒカルを警戒します。最初は避けていたんですが職場での高慢なヒカルの振る舞いを思い出し、お仕置きを兼ねてちょろっと手を出してーーーと展開します。
真のモテを目指して奮闘するヒカルがアホ可愛くて読者の心まで絆されていく…w最初は高慢さが鼻につくタイプかなぁ…と思ったら、ボロッボロとかわいい所を見せてくれてキュンキュンするんですよー!!
忍を落とそうと必死になったところで、夜の街では圧倒的経験値の差が顕著で。レベルMAXの忍vsレベル1.ヒカルでは勝負にならないんですね。キスすら子供みたいなキスしか出来なくて、忍から色気タップリ大人のキスで返されてグズグズになるの萌え!!!終始そんな感じで萌えしかない!!!そんで流されまくった結果、無自覚にフェロモン垂れ流し始めるヒカルがものすごく可愛いんですよ(∩´///`∩)
あとプライドの高いヒカルが自分の勘違いに気付いて羞恥を覚えるシーンがもう…もう…めっっちゃキュンキュン。なんやろ、私の中のSの部分がゾクゾクゾクゾク。泣かせたい…可愛い…。泣かせたいけど守りたい…可愛い…。
そんなこんなで圧倒的に忍の勝利!かと思いきや、忍は忍でヒカルのいじらしさにアテられまくりで落とされつつあるんですよねぇ( ´艸`) ヌフフ "こんなつもりじゃなかった"状態に陥る攻めの姿ってなんでこんなに美味しいんだ。最高。ニヤニヤが止まらなくなるー!!!!
エッチなシーンもタップリで良きでした♡最初は余裕で攻めてた忍だけど、身体を重ねるごとに余裕を失って腰振り出すのとかね!!!最高ですよね!!!そんでもってモテ男だから雰囲気作りも上手いし男の色気たっぷりだし(∩´///`∩)ヒョォ~ はぁエロい…エロいが最高(∩´///`∩)
また脇キャラも光ってます。
バーのマスターや従業員のツインズ。(ツインズはマスコットキャラみたいでとっても可愛い)ヒカルの友人は登場する度に鋭い指摘をしてきて存在感放っていました。みんな面白いキャラばかりで盛り上げてくれます。
恋人になったあとの社内恋愛の様子がもっともっと読みたいですね~!ヒカルは忍の秘密を守りきれるんだろうか…?(たぶん友人には速攻見抜かれてそうな気がするw)
※追記※
電子の白抜き情報を目にしたので紙本の情報を付け加えると、かなり薄いトーン+削りでうっすら見える感じで、場面によっては白抜きに近いかな。絶対紙がいいよ!ってほどのガッツリさはないです。
にやま先生の作品が大好きで、すべての作品を読んでますが、今回はもう表紙からして最高すぎます!たぶん、今までの攻キャラの中で1番色っぽくて最高のイケメンではなかろうかと。
以下、ネタバレ含みます。
にやま先生といえばやっぱりガチムチの肉体美!すごく絵がキレイなので、毎回堪能させていただいておりますが、今回はもう攻の忍にメロメロでした。
受のヒカルは容姿端麗のナルシストで、でも天然でかわいくキャラがたっていて、営業部のエースというわりには(笑)、子供っぽくてかわいいツンデレです。
でもやっぱり、今回は攻の忍が半端ない…!
バーで忍がヒカルを口説いていくところから、もう忍の色気がムンムンで、かっこいい。あんな男に誘惑されたら絶対堕ちます…。にやま先生の作品ではワンコ攻が多いイメージだったのですが、今回はもう色気がすごい遊び人。キスする顎の角度からしてエロい!
あと、今回、忍の持ってるライターがすごい重要なアイテムになっていて、すごい!と唸ってばかりいました。
ヒカルの自宅でライターを落としてしまった忍。ヒカルはそれをわざと置いていって、また次回会いたいメッセージと解釈。でも、待てども待てども動きがないので、ついに自らバーへ出向く。
その後、初めてセックスをするのですが、そのときの2人のやりとりが最高なんです!ヒカルはナルシストだけど大人の駆け引きとかはできないタイプで、終始遊び慣れている忍がリードします。このときの余裕ある忍がめちゃくちゃかっこいい!さらにここで、「そんなに言うなら、抱いてやるよ」の忍のセリフがもう…!!
そのあとホテルでセックスしたあと、忍がわざとベッドで寝ているヒカルの枕元にライターを置いて帰るんです!この展開、にやま先生は天才だと前からわかっていたけど再認識しました…。大人の駆け引きをよくわかっている忍に、ヒカルは翻弄されて夢中になっていきます。
そこから身体の関係を続けていく2人。忍は事後はヒカルを置いてホテルから帰ってしまい、朝まで一緒にはいないのですが、こういう描写もにやま先生の作品にはあんまりなかったので、とても新鮮でした。
朝まで一緒に寝れば、というヒカルの言葉を聞いて、少しずつ自分の揺れる気持ちに気づき始めた忍は、この日初めてライターを置かずに、持って帰ります。
目覚めたあと、自分が朝までいてほしいと間接的に伝えたのに忍が帰ってしまったことに落ち込むヒカル。そのあと、いつも置かれているライターがないことに気づき、一生懸命探すんですよね。ライターは、『また、次、会える』という暗黙のメッセージのようなものになっていたので、ヒカルはかなり落ち込みます。
その後、忍と会えなくなりもやもやした気持ちと自分の気持ちに気づいたヒカル。偶然、いつもイケてない総務部の彼がトイレで顔を洗っているところに一緒になり、そこで彼が落としたライターを拾ってあげると…。
これ、最後、どうやってバレちゃうのかなぁーって思ってたんですけど、忍=イケてない総務部の彼 とヒカルが気がつくこの展開も、やっぱりライターが!!終始この2人にとっては重要なアイテムで、これが2人が初めて身体の関係を持ったときからの伏線回収になっていることに気づいたときには、にやま先生、神様…!とひれ伏しました(笑)
その後の雄になった忍のかっこよさとヒカルの可愛さといったらもう…。ここでも、忍とヒカルのセリフの掛け合わせみたくなっていて、過去、忍がヒカルに「抱かれてぇって顔してる」って言うセリフがあるんですけど、最後はヒカルが忍に「抱きたいって顔してる」って言うんですよね。このセリフの掛け合わせみたいのもすごく上手で、ほんとにすごいなーーーってただただ脱帽でした。
セックスの描写もエロくて可愛くて、絵がとてもキレイなので、忍の手に堕ちていくヒカルがとっても可愛く描かれています。そして忍の雄みが、ほんとにほんとに、かっこいい…!!
この作品はものすごく綿密に話のロジックが組立てられていて、今までのにやま先生の作品と少し趣が違うんですけど、私は、1番ハマったかもしれません。とにかく、もうすべてが最&高!!の作品でした!
バーのマスターもめっちゃ大人でとってもいい人!そしてコスプレツインズがめっちゃくちゃ可愛くておもしろくて、にやま先生テイストがばっちり出ていて、超可愛かったです!
あとがきを見ると、続編もあるやもな感じ…!続編絶対出してほしい!まだまだ、忍の色気にやられていたいです!
電子である程度まとまるまで待って最終話が出た瞬間に全話購入、これは絶対紙になる!とフンフンしていたところで書籍化を知り舞踊りながら紙本も読破。これは文句なし、にやま先生アッパレと言いますか、兎にも角にも罪な男があまりにも罪すぎる!!
帯の煽りは誇大告知でもなんでもありませんね。正しく最も罪な男。
顔よし身体よし性技よし、夜に生きる(言い方)プレイボーイとして文句無しに500億点満点なスーパーバリタチ攻め様裏川忍。バリタチド攻めって場合によってそこはかとなく「受け臭」が香ったりするんですけど(わたしがド攻め系の受けが好きなだけってのもある)この人は最初から最後まで裏切らない「バリタチ攻め様」でした。視線や振る舞い、煙草の煙すら味方にしてこれでもかといい男を体現してしまっている。いやーズルいったら。
そして受けの表屋ヒカルくん、清々しいほどのナルシストで嫌味すら爽やか。正に「プリンス」、そしてほとばしる「バリネコ受け様」臭。あの攻めあってこの受けあり。……すみませんヒカルくんも凄く魅力的で可愛くてえっちなキャラクターなんですけど、今作に関してはスーパー攻め様の彼が強すぎて食われてしまう(物理的にも)
非常に分かりやすく進む物語でテンポが良いです。視点は基本的に忍なんだけど、所々ヒカルくんも入ってくる。ヒカルくんから見た忍を読者は見ているから、ヒカルくんと同じようにズルズル忍の虜になってしまうし、同じように、忍から見るヒカルくんもツンツンなのに天然で、可愛く抱かれる彼の姿にドキドキしてしまったりする。
両者の視点がバランス良く描かれているから変に焦れることもない。何を考えているかが分からない系のお話にもならないで、純粋に2人がくっつくまでを楽しむことが出来るのが良い。そしてやっぱりエロも良い。
書き下ろしをとてもとても楽しみにしていたのですが、これは読むべき!いつだって裏切らないイチャイチャさとエロエロさを与えてくれるにやま先生、一生着いていきたい。
この2人は所謂オープンスケベとむっつりスケベのカップルだから、いつまでも末永くラブラブしていてくれることでしょう。
にやま先生を初読みしました。
連載時はカラー表紙の二人に魅力を感じずスルーしてましたが、書店で表紙に一目惚れ。なんて悪い男の顔。読んだら忍の雄に惚れてしまった。間違いなく今年度最高の一人。否、人生最高の男の一人かも。
なんて雄みのある攻め様なんでしょう。
太い首、たくましい腕分厚い胸板。
「俺 セックスうまいから」
一度でいいから言ってみたい。
受けのヒカルは美人なのに言動が超かわいい。
無自覚に落としにかかってくる。
忍との初めての時にシャワーが長いのが凄くいい。未経験っぽくて最高。無駄にたくさん洗ったんだろうな。
育ちが良くて年の割に幼いヒカル。忍との恋でどのように変化するのか見てみたい。
この容姿で中身が備わったら最強でしょ。
読んでいて色々想像力をかき立てられた。
言葉や小道具など凄く考えられてて読み返すほど発見がある。
二人が出会う「BAR Caprice」。
Capriceの翻訳は「気まぐれ 戯れ 予想しにくい急変」
読み方を調べたかっただけなのに翻訳をみて身悶えてしまった。
にやま先生凄すぎ。完敗。
既刊も読んでみたいと思ってしまった。
続編是非お願いします。