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エキスパートレビューアー2025

女性Lily2022さん

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幾つになっても本気を伝えるのは難しい

好きになった人は異性愛者だった。
好きになった人が異性と結婚した。
これだけで、同性愛者からしたら恋を諦めるには十分なのに、それでも諦めきれなかった楓は、片想いし続けた5年間、相当苦しかったと思う。

日常生活で関わりがなければ、まだ耐えられたかもしれない。
けれど相手は同僚で仲も良くて、親友みたいなポジションの三園。
恋心を捨てられないまま、友達のように近くにいないといけないなんて・・・本当辛い。

離婚し、少しずつ楓と距離を縮めようとしてくる三園に対して、楓が不安感や怖さを抱くのは仕方のないこと。
楓にしてみれば、恋愛において誰かが自分を好きになってくれることは奇跡に近くて、まして相手が異性も好きになれる人なら尚更信じきれないわけで。
「同性を恋愛の意味で本気で好きになるわけがない」と自己防衛してしまうのは無理もないです。

三園がバイセクシュアルだったことと離婚したことで、二人の間に流れる空気感が一気に恋愛モードに流れていくけれど、楓の葛藤に対して最初は三園が無頓着だったのがイラっとしました。笑

三園のアプローチの仕方がね、本当「恋愛強者」という感じだったもので(笑)
『え、俺の気持ち伝わってるよね?』
『なんで応えてくれないの?』
みたいな。

これまで恋愛イージーモードで簡単にくっついたり別れたりしてきたんだろうなぁという感じでした。
そんなんじゃ楓の心は手に入れられないよ・・・と終盤までモヤモヤ。
最後の最後に正面から気持ちを伝えたことで、やっと私の溜飲も下がりました。笑

本編はエチはもちろん抜き合いもなく、キスまでです。
気持ちが通じ合うまでのお話だから、それはそれで自然な流れかなと。
でもやっぱり二人のイチャラブが読みたいので、続編があればぜひ愛の溢れるエチまで読みたいです。

透明感に満たされた青春の色

ピュアで誠実な恋愛関係になった美津留と静一の高校生カップル。
1巻はキスと、美津留が静一に手でしてあげるまでの関係だったけれど、2巻は恋人としてもう一歩進む一冊でした。

付き合いたての時って、相手にどこまで自分をさらけ出すか・どこまでわがままを受け入れてもらえるのか、そういう距離感がまだ掴めていない時期ですよね。
せっかく付き合ったのに、友達だった時より距離を感じたり、自分は本当に好かれているのか不安になったりして。

美津留も静一も、少しタイプは違えど同じように迷っていて、それは相手のことが本当に大事だから迷って悩んでいるわけで。
一方的に自分の気持ちや要望を押し付けず、ちゃんと自分で悩みつつ話し合って解決していくという、誠実のお手本のような二人でした。

静一は幼い頃に母親を亡くしていて、祖母と二人暮らしという、少し哀しい過去を持っていましたが、それが静一の独特な奥ゆかしさや影を作っていたのだと思うと、何だか切なかったです。
ただ、そういう時にはいつも美津留が温かい言葉を静一にかけてくれて、その姿に読者で読み手も一緒に癒されるのですよね。。

美津留は春の太陽のように暖かくて、優しさあふれる人。
初めて二人が体を繋いだ時も、優しさと愛でいっぱいでした。

二人のやり取りを見ていると、意外と静一の方が思い切りが良く、男気溢れていて、二人とも健全な男子高校生なんだなぁと感じます。

兎にも角にも、終始「透明」というカラーに満たされていて、これからどんな風に人生が色付いていくのだろう?と想像せずにいられない二人です。

とっても素敵なカップルなので、高校卒業後や、20代・30代、おじいちゃんになってからの二人についても読みたいです。

ピュアで真っ直ぐな高校生ラブが好きな人はぜひ読んでみてください♪

2026年上半期ベストかもしれない

いやーーーー最高でした。ページを捲りながら、何度震えるような声を漏らした事か・・・。
ダヨオ先生の作品はどれも好きですが、この作品は断トツで好き!
攻めの時田がめちゃくちゃかっこいいです。
クールで飄々としてて、エッチも上手いし遊び慣れてる印象だけど、実は優しくて、押しつけがましくない思いやりがあって、根はけっこうアツいタイプ。

花村の大繩練習の面倒を見てくれた時も、一生懸命に頑張る花村を揶揄う若者に対して(間接的に)反撃してくれたりして、『目標に向かって一生懸命努力する・頑張る』人に対しては本気で向き合ってくれるタイプの教師なんだろうなぁと思いました。

対する受けの花村は、恋愛経験・性経験のいずれもほぼ無しという初心者だけど、天然無自覚誘い受けの才能ありまくり。
無自覚に煽ったりエロかったりして、思いがけない反応に時田がドキドキしてしまうのも納得です・・・。

そして何よりこの作品が素晴らしいのは、両想いなんだな・・・って分かってから、ちゃんと二人が恋人になるまでのじれったい時間を丁寧に描いているところ!
序盤は余裕綽々だった時田が切羽詰まって花村に詰め寄り、告白したシーンには全私がスタンディングオベーションでしたわ・・・(感涙)

おまけページ読むと、時田は本当に大好きな人には溺愛系なんだと分かってニヤケが止まらないです。
最初から最後までキュンキュントキメキっぱなし間違いなし!の最高な作品です!
おすすめ❤

同棲開始!ピュアな二人の大学生編

付き合い始めて4年。
大学が別々になって遠距離恋愛になってしまった一歩と時緒だけど、時緒のキャンパスが変わるのを機に同棲を開始します。

会いたくてもすぐには会えなかった2年の時を経て、やっと一緒にいられる事に幸せを噛みしめる二人だったけれど、時緒の大学の友達である花吹くんが、何やら時緒に好意がありそうで・・・。
花吹くんはじめ、時緒の友達たちのノンデリ感は、大学生なら当たり前な感じで理解できなくはない。
突然アパートに押し掛けるとか、急に「泊まらせて」とか言っちゃうところとか。

でもそれを差し置いても花吹くんのしつこさは面倒だったな・・・。
引っ越し先のアパートの住所を勝手に調べたようで、酔っ払って押し掛けるとか、「付き合っている人がいるから、前みたいに家には呼べない」と時緒が誠実に説明したにも関わらず、「またお前ん家で飲みたい」と言っちゃうところとか・・・。

いくら好きでも、相手が本気で嫌がっているのにそれは無いだろうという感じで、すごく印象が悪かったです。
多分この先、一歩と時緒が付き合っていると知って、良い友達に戻っていくんだろうけど・・・。

忘れ物を届けるという名目で時緒不在時のアパートで偶然一歩と会い、一歩が「時緒の彼女の弟です」という嘘をつかなければならなかったのは悲しいし、腹立たしかった。
まぁ恋人関係って公にしないといけないものではないし、詮索されたくない相手には本当の事は言わなくても良いんだけどね・・・。
分かってるけど腹立たしかったですわ。

終盤で、高校時代の二人の同級生で良き理解者である秋田くんが登場して、さらっと一歩の心情を察して優しい言葉をかけてくれたことに救われました。
秋田くんの言う通り、「浮かれてなんぼの時期」なんだよ・・・。

けどまぁ、同性同士で付き合っていくって、こういう事が続いていくんでしょうね。相手に迷惑をかけないように、っていう心配の連続。
みんながみんな、秋田くんのような理解者になってくれるわけではないので。

この作品はピュアな雰囲気で、ぱっと見、あまり重たくない第一印象を受けますが、意外と考えさせられる内容になっていると思います。
5巻で花吹くんがどう絡んでくるのか、二人がどんな対応をするのか、楽しみに待ってます。

ノスタルジックとギャップ萌えの融合

おがえり先生の作品は、前作「300回の告白愛」に続き2作目です。

BLにおいて「ミステリアス」「ギャップ萌え」って一つのジャンルというか、好きな人が多いと思うんですけど、本作は「ビジュアル良しのミステリアス占い師・翡翠」が主人公。
でも翡翠の素顔はおぼこくてピュアなゲームオタク。
ある日、バーで出張鑑定をしていた時、偶然初恋の彼・凪が現れてから初恋が再燃しちゃいます。
お客様にはたくさん恋の占い結果とアドバイスを話しているのに、自分の恋となると途端に素の自分に戻ってしまい、あっという間に「ミステリアス」キャラが崩壊しちゃってるのが可愛いです。笑

おがえり先生の生み出すキャラクターって、なかなか独特で、なんていうか昭和歌謡みたいな絶妙なノスタルジックさがあるんですよね。
90年代の月9に出てきそうっていうのかな。
ある意味「かっこ悪い」カッコ良さがあるんです。

翡翠も凪も、恥も外聞もなく好きな相手に一生懸命な様子が描かれていて、愛すべきキャラたちなんですよね。

昭和歌謡っぽさ漂う不器用な恋が好きな方にオススメな一作です♪

カメラマンxモデル、同級生の再会愛

中学・高校の同級生で、高校卒業後に同棲していたカメラマンとモデルの卵の二人。
順調に仕事を増やしていくカメラマンの攻めと、仕事が上手くいかないモデルの受けは、すれ違いを重ねて一度は別れるけど、攻めはずっと別れたことに納得していなくて、9年ぶりに受けの前に現れて・・・という感じの再会ラブストーリーです。

受けの子にとって「モデルになる」というのは長年抱いてきた夢ではなく、攻めと一緒にいる手段だった。
後にモデルとして一人前になりたいと思うようにはなるけれど、やっぱり当時は恋愛が一番大事で、モデルとして一人前になるという熱量が足りなかったのかなと感じました。

でも、当時の受けの焦りや心許なさはすごく良く分かる。
そして多分、その焦りや自信の無さが、ファインダー越しに出てしまっていたんだろうなと。
9年ぶりにモデルへ復帰した受けには、焦りも不安感もなく、きっと本来持っていた「被写体としての魅力」が自然に出せるようになっていたんでしょうね。

若かった受けにとって、仕事で着々と前に進んでいく恋人との心の距離感や、上手くいかない自身の現実を直視する事は、あまりにも苦しくて辛い事だったろうと思います。

9年経って二人とも大人になり、ある意味、お互いしか支えがないわけではなくなった事もあって、ちょっと余裕でもないですけど、感情に余白が出来たんだろうと思います。
二人にとっては必要な9年だったなと。

エチシーンは最終話のみでしたが、愛に溢れた美しい描き方で、作品の世界観に沿ったものでとても良かったです。

全体的にしっとりして静かな雰囲気の作品で、心が洗われるような良作でした。

むちむちボディのヤンキー受け

絵は上手いしコマ運びも上手いしスルスル読めるんだけど、、、
受けが攻めを好きになった理由がいまいちよく分からなかったです。
受けは幼少期〜中学頃がかなり悲惨な状況で、グレても仕方なかったけど、その境遇を知って「それでも君は幸せになって良いんだよ」と言ってくれる人に好印象を抱くのは分かる。
そこから恋心を抱くまでになるかなぁ・・・ってところがどうしても気になっちゃって。

エチシーンは迫力があって汁だくだし、デッサンしっかりしてて美しいです。
攻めも受けもなかなかのムッチリボディで、特に受けの雄っぱいはかなりデカい!

攻めも軟弱っぽい設定になってるけど、体はばちばちに筋肉質なのよね・・・。

受けがヤンキーで、因縁つけられて他の男たちを口と手で気持ち良くしてあげちゃうシーンがあるので、苦手な方はご注意を(挿入は無かったです)。

愛すべきラブリーな性癖❤️

ご褒美とお仕置きっていうくらいだから、SMプレイっぽいのかな?と思いきや、めちゃくちゃ優しくて甘々なエチと、やんわりソフトなお仕置きプレイでした。
攻めの燈(あかり)くんが意外とゲイとかマニアックな性的嗜好に対して守備範囲が広くて、何でも受け入れてくれそうで良き❤️

受けの一玖人(いくと)くんは人見知りで奥手で友達もいなくて、唯一の楽しみが「自分なりに頑張ったと思える週の金曜日はゲイ風俗に行く」なんだけど、行きつけのお店が閉店しちゃっていて、閉まり切ったシャッターの前で偶然燈くんと会ったところから、二人の関係は始まります。

器が大きくて好奇心旺盛な燈くんのおかげで、順調に仲を深めていくかと思いきや、いわばセフレ状態ゆえにお互いの気持ちを誤解してすれ違ったり、ゲイ風俗店で指名していたキャストの男の子が現れて掻き乱したりして、なかなかに読み手の感情を揺れ動かしてくれる展開でした。

キャラたちは表情豊かだし、デフォルメキャラは可愛いし、何より中出し◯尿浣腸プレイがインパクト大で(笑)
(←伏せ字と見せかけて実は伏せてないw)
おしっこ出しちゃうプレイが好きな二人なので(?)、けっこうお漏らししちゃってるけど、汚らしさは全然ありません。
むしろ可愛かったです。

描き下ろしは、無事にカップルになった二人のラブラブなエチでこれまた可愛い❤️
一玖人くんがわんちゃんみたいで本当可愛いのよね。

甘々展開とお漏らしがお好きな方は、読んで損無しです♪

圧巻!のクライムサスペンスBL

超絶実力派アメコミ作家さんが送る、クライムサスペンスBLです。
1巻から4巻まで紙本でも購入するほど好きでハマった作品ですが、正直いうと5巻が出ると思っていませんでした・・・。
(4巻発売から実に6年、1巻発売からは13年ですからね・・・)

時間軸が4巻末で1巻第1話に戻り、5巻は「再会」を果たした篠原と克哉の『現在』が展開されています。
が、克哉は篠原と過ごした時間の記憶を無くしているので、当然篠原と克哉のイチャラブは1ミリも拝める事なく、むしろ克哉と他の男とのエチを見せられるという仕打ち(涙)。

巻末に掲載された、克哉と高橋・寿との情事も、何だか克哉があまりにも簡単にセ久し過ぎじゃないか?とやや冷めた気持ちで読んでしまった。

作品の本筋自体は変わらずスリルがあって面白く、真犯人である橘との再会シーンは劇的でした。
(電子150-151ページの見開きの美しさよ・・・!!)
克哉は優秀な精神科医でプライドも高く、孤高なタイプ。
橘を見かけて動揺し切っても、篠原が持たせてくれた携帯も使わず、自分でどうにかしようとするのが読者からするともどかしくて、(篠原に電話せんかいっ)って思っちゃうけど、まぁそこが克哉らしいよね、と。

この作品があと何話で完結予定なのか分からないですが、多分6巻でも決着しそうにないし、篠原とイチャラブ出来るのもまだまだ先かなーと思います。
1巻でちらっと出てきた克哉の兄が5巻に出た意味とか、橘の複雑そうな過去とか、ムネーモシュネーで失った篠原との記憶は戻るのかとか、橘との最終対決とか、描かないといけない事がたくさんありますから。。。

ひょっとしたら篠原か克哉のどちらかが、命を落とすかもしれないとさえ思います。
4巻で「篠原は橘によって命を落とす予定だった」と作家さんが書いてましたしね。

次巻が出るまできっとまた時間がかかりそうですし、人がバンバン死にますし、グロい描写もあるので苦手な方もいると思いますが、犯罪心理学やサスペンス映画が好きな人にはオススメです。

糖度1000%のあまあま砂糖菓子ラブ❤️

お互い長年の(幼少期からの)片想いを実らせ、恋人同士になったハルとユズが、めちゃくちゃ可愛い勘違いでちょっとだけすれ違ったりしながら、何とか関係を深めたいと頑張るお話。

攻めのハルはユズの事が大好き過ぎて、だけど好きゆえに過去のある出来事がトラウマになっていて、なかなかユズに手を出せないでいる尊き攻め・・・。

受けのユズもハルが大好きで、恥ずかしさを乗り越えながら一生懸命にハルに想いを伝えようと頑張る健気な一途男子。

お互いがお互いを大好き過ぎて、お互いにしか矢印が向いてないから、浮気とか誘惑とかNTRとか、そういう要らぬ心配をしなくて良いので、ハルユズの甘々な世界にデロッデロに浸れます❤️
本当もうめっちゃくちゃ甘くて、噛んだらジャリジャリ砂糖の粒を感じられそうなくらいの甘さ!

絵柄の可愛さ・綺麗さが作品の世界観に合っているのと、絵柄に反して(?)えちえちシーンが思いの外エロかったのもまた良きでした♪
作風としては若い読者さんに特にウケが良さそうな感じだと思います。
えち度的にはBL初心者から一歩進みたい読者さんにもオススメ。
あまあまハッピーなのが好きな方はぜひ読んでみてください!