本当に楽しみにしていた第五巻。貪る様に読みました。
冒頭部分は、全巻から続く銅炉山を旅する二人(と、その他の神々)。
シリアスなんですけど、そんな中にもクスリと笑えるシーンが散りばめられています。
例の二人組の正体があっさりバレたり(本当はずっと前から露見していたんですが)、花城の積年の想いの成果を見て二人組が焦りまくったり、、、(そのうちの一つが、脱出シーンで大活躍!私の想像力の限界を超えたので、このシーンをぜひドラマかアニメで見てみたいです笑)
そしてなんと言っても表紙のシーン。。。きゃーーっ!謝憐たら、そんなにあっさり認めちゃいますかー!
その後、仙楽国が滅びた後の謝憐の本当に辛い時期の場面が描かれます。
謝憐は、まるで別人(神)のようです。。。
この中で、これまでのストーリーの色々な伏線も回収されていて、また一巻から読み返さないと、、、ってことになりました。
そして、、、最後は色々なことが露見する衝撃の展開!
まさかあの人が、、、?って疑いながら読んでいたのですが、えええっ?まさか本当にそうなるの??? と、、、ちょっと予想していたにも関わらず、心と頭がついてきませんでした。
いよいよ次の6巻が最終回みたいなので、、、本当にこのお話がどう終結するのか、わくわくとドキドキでいっぱいです。
出版日を心から待ちわびます!(また電子版も同時発売していただけますように。)
「背中を預けるには」のページを開くたびに、その世界に戻れるような気がします。
そんな世界を作ってくれているのが、「背中を預けるには」の物語です。
外伝は、ヨセフとディルクの物語です。
ヨセフの成長物語でもあります。
体は強くて、誰にも絶対に負けないヨセフですが、心はとても幼くて純心なままです。
そんなヨセフを周囲の人は心配してこっそり(?)世話を焼きつつ、ヨセフは誰かを傷つけることを恐れながらも、自分の心に正直に行動します。
ヨセフの真っ直ぐすぎる視線と気持ちを行間からたくさん感じました。
本編も外伝も本当に素晴らしい物語です。まだ読んでいない方には、ぜひ読んでいただけたらと思います。
外伝3巻も心待ちにしています。
夜光花先生と奈良千春先生なので、発売日が待ち遠しかったものの、強めのタイトルに多少の不安を抱きつつ読んだのですが…
まあ、読み始めたら止まらない。とっても楽しかったです。
夜光花先生が書かれる執着攻めはみんな好きなのですが、私のお気に入りは眷愛隷属の有生たまで、有生たまも結構サイコ気味ですが、今回の三輪先輩はその上をいく、完全に振り切れたサイコパス様でした!
転生ものですが、その前世の記憶の活かし方が面白すぎでした!
名前でモブ判断したり、何かというとゲーム展開的にな流れで先を読んだり…心の中のつぶやきが、本来緊迫シーンなのに笑えます。
絶対シリーズ化される流れと信じてます。続編が読みたい〜!
前半は怒涛の展開で、息つく暇もないと言った表現がぴったりくる展開。
私は、ちょうど半分読んだところで休憩をいれました(笑)
そして後半。。。
展開はやはり早く、その中で後半はラブ要素が散りばめられてます。
両片思いにしか思えないけど、攻めも受けも気持ちと同じ行動が取れない立場。
それゆえのもどかしさがありました。
佐伊先生ならではの、ファンタジーとミステリーとBLを混ぜ合わせたストーリーテリングに本当に感動します。
---ここから、ちょびっとだけネタバレ含みます
3巻に向けて、明らかにされていないことも多く、ソラの痣の行方や、シゲンの呪い、そして呪いをかけて転生しているはずの人の正体などは明かされるはずと思っています。
さらに気づいていない伏線もたくさんあるのだろうと思います。
8月に発売される最終巻が待ち遠しいです。
※今回は、紙書籍とほぼ時間差なしで電子書籍も発売され、それも感謝でいっぱいです!