もう全世界の人に読んで欲しいです。
こんなに壮大なオメガバースに巡り会えて嬉しいです。
物語の土台がしっかりとしていて、オメガバースという概念がない黎明期のオメガバが大きな一つの柱となり、また政略結婚から生まれる真の信頼感や愛というもう一つの大きな柱があります。ゼロから生み出される初めての感情や関係性が、ゆっくりと確実に育まれて形になって行く様が、とても壮大で素晴らしくグッと引き込まれて行きます。
外敵の侵襲によって両親を亡くしたバドル
自分の身に起きる未知なるもの(発情)と自分自身の体質に苦しむヨキ
二人共が、自分に贖罪を背負わせているようで哀しい
政略結婚をした二人が、関わるうちにお互いの熱で氷を溶かすように心を開いて信頼し合えるようになる過程は、読み手の緊張を解してくれる
知らず知らずのうちに芽生えるくすぐったい感情や、無自覚な嫉妬や独占欲が本当にかわいく思える
大切にされること、大切に思うことを知るバドルとヨキには幸せになって欲しいと願わずにはいられない
まだまだ解明されていない『オメガ』『ツガイ』がどうなるのか、バドルとヨキが真の番になれるのか興味深い中、ただ今続編連載中で面白く楽しみです。
『朝が来たらふたりは』を読んで、なんて繊細に心の機微を描かれる作者さまだろうと、出会えた事に感謝したい作品と作者さまでした。
自分の気持ちに嘘をつかず、自分らしく生きる為にカミングアウトをした甲斐くんと、自分の性癖を隠しながら本気の恋をしない藤井との恋の始まり
どちらかというと甲斐くん側に感情移入して読んでいましたが、決して強いわけじゃないだろうけど、強くあろうとしてる甲斐くんの心の内と切なさに胸を打たれます。
そんな甲斐くんに惹かれていく藤井も、自分の弱さと過去のトラウマを乗り越えて、甲斐くんとのオープンな恋を選んだ男らしさが素敵でした。
紆余曲折を経て晴れて恋人となった続編の『夜をこえてふたりで』
こちらもまた甲斐くんよりに感情移入してしまいました。
冒頭に描かれた父親に抱かれた猫
欲しかった父親の愛情を得られなかった自分や、認めて貰えない哀しみや寂しさがそこに表れていて、それだけで胸が締め付けられた。
藤井と恋人となって幸せなはずなのに、訳もなくおそわれる不安…これもとてもわかりみが深い
お互いに素直な気持ちを打ち明けず言葉足らずのままのすれ違いや誤解が、もどかしくてたまらない
こういう心情描写も81先生、ほんと素晴らしい。
本気の恋をしてこなかった藤井は、罪深いほど優しすぎるのだけど人に対する執着がない分淡白な恋なのかなぁ…と思わせて…『やっぱ無理』と追いかける展開最高です。
大切なものを見失わないで良かった。
自分の気持ちに嘘をつかず、自分らしく堂々と二人で生きて行く為の覚悟を見せ、家族に紹介したり甲斐くんのお父さんと話した藤井はとても男前でした。
甲斐くんのお父さんは許すことはないけれど、子供の幸せを願わない親はない…父親に抱かれる猫のようにはなれないけど、今はそれで十分かもしれない
もう涙が溢れて止まりません。
藤井さん、甲斐くん、末永くお幸せに…
素晴らしい作品に出会えて良かった。
ありがとうございました。
今回は学生の大事なイベント『修学旅行』編。
星にとっては、顕と初めての修学旅行だから浮かれちゃうよね。
そして顕と星の行く先に何も起こらないはずがないという、期待を裏切らない展開にめっちゃ楽しかったです。
修学旅行先でそこまでする!?という驚きと、案の定塙くんに見られてしまうとは(笑)
バカップルな塙くんにバカップルと言われる二人に笑いました。
平和に修学旅行が進むわけもなく、やっぱりのトラブルに巻き込まれるというか、巻き込まれに行く星…
でもそれが正義感の強い漢気ある星だからカッコいいんだよねぇ。
セコム顕は鬼の形相だけで、輩を追い払える圧を放つし(笑)
修学旅行先で、狂犬兄と大前田が遭遇するのも面白いところです。
堂々の手繋ぎデートも叶い、バレてもいいくらい腹をくくってる顕の男らしさが垣間見えるのもキュンとする。
その顕の修学旅行より大きな一大イベントが控えていてびっくり(てか、本の帯で既にネタバレ泣)
ずっと考えてたんだなぁ…と感慨深いです。
これから乗り越えなければならない問題が出てくるから、二人で頑張って乗り越えて欲しいです。
次巻もめちゃくちゃ楽しみです。
誰もが『お参りですよ』が帰って来た事を喜んだと思います。おかえりなさい。
三郎くんと優慈さんは安定のらぶらぶですが、賢慈さんの意地悪に振り回されたり、デート中にはぐれてしまうという天然ぶりが可愛い優慈さんでした。
いたずらっ子・賢慈さんですが、相変わらずツンとデレのギャップが大きくて、その分見せる優しさにハート鷲掴みです。
よっちゃんのお誕生日、賢慈さんの愛が尊いです。
二人きりでお祝いをしたかったよっちゃんの気持ちを他所に、よっちゃんの親友のお兄さんのお店を選んだのもなるほど納得
親友佐藤くんに交際をカミングアウトしたことも、ほんとに素敵なサプライズでした(泣)
二人の仲を聞いた佐藤くんも、変わらぬ友情でほんといい親友。
こんなの幸せでしかないなぁと感動です。
未来の二人を見据えた賢慈さんの思いが、たまらなく胸に刺さって涙が溢れました。
よっちゃんのボロ泣き見てまた涙。
普段口が悪くつれない態度を見せたりするけど、いざ優慈さんのピンチに助けに出たり、よっちゃんとの交際を外堀から埋めていく算段、カッコよすぎます。
惚れてまうやろ。
小鉄子先生の物語は面白いだけでなく、感動を呼ぶ素敵な作品です。
またこの二組のカプに会いたいので、番外編お待ちしております。
紆余曲折を経て、むふふな恋人同士の紅介くんと卯月ちゃんに心からおめでとう。
卯月ちゃんのおばぁちゃんにも二人の関係がバレ、嘘をつかず覚悟を持って堂々とした紅介くんがカッコ良かった。
見た目怖そうなおばぁちゃんだけど、孫の卯月ちゃんだけでなく下宿してる人みんな家族のように思っているんだろうな
まさか、紅介くんのご両親を知っていたとは…
お母さんが書いたハガキをもらった時の紅介くんの表情が、母親に触れる事が出来て幸せそうで印象的でした。
亜人であるが故の孤独感を抱えながら生きて来た紅介と、亜人を庇う事で同じ人間から疎外されて来た卯月ちゃん。同じ哀しみの二人が出会い、理解し合って大切な存在になった事が本当に嬉しい。
そんな紅介くんを見てきた育てのおばぁちゃんの喜びと安心が伝わって来て、もう涙、涙。
それは卯月ちゃんのおばぁちゃんも、紅介くんのお父さんも同じかなぁと思う。
恋人同士の愛や家族愛を描かれると泣かせにくる小鉄子先生の物語がほんとに素晴らしい。
もちろん、エチも期待を裏切らずばっちりで、卯月ちゃんの『お盛んなバカップル』には笑いました。
見た目の可愛さとは裏腹に、えちに貪欲さを見せる卯月ちゃんナイスです。
吸血行為とエチの相乗効果が、覚醒させたかな。
巻末に二人の3年後が見れて嬉しかったです。
紅介くん、卯月ちゃんにピッタリな職業について素敵でした。
ほんと素敵な作品なので、沢山の方に読んで欲しいと願います。
ずっと上田ターンで、上田朝晴ファンにはたまらない巻でした。
守護霊が見えるご婦人が登場。
上田の守護霊を絶賛するも、山瀬先輩にはお茶を濁すように深くは触れないご婦人と山瀬先輩の様子にめっちゃ笑いました。
守護霊をよくわかっていない輝の『○○○め地蔵』は爆笑でした。上田の性癖を自分のせいにされた守護霊様もたまったもんじゃないですねぇ(笑)
小鉄子先生の笑いのセンス最高です。
かと思えば、胸アツな展開もあり、笑いと感動とエロのバランスが絶妙なんです。
輝の舎弟・滝米花が、半グレ連中にボコられた時の輝の怒りと哀しみは相当なもので、家族のように大切に思う輝に胸アツでした。
輝を巻き込まないようにカタをつけようとする滝米花も、上田も男前。
警察官という仕事上、あまり手出しが出来ない為かやられっぱなしな部分もあったので、『目には目を歯には歯を』の私としては、完膚なきまでに叩きのめして欲しかったかなぁと思いましたwww
tkb攻め大好き上田さん健在で、えちえちもごちそうさまでした。
毎回面白い『ほんと野獣』
まだまだ続いて欲しいですねぇ。
ネガティブ思考になると、ぬいぐるみに魂が移ってぬいになるという設定が面白い上に、そのぬいになったぬい誠くんの動きが絶妙に可愛い。
代々女性が家督を継ぐ女系家族に、双子の兄として生まれ自分の存在価値を見出せず、自己肯定感の低い西園寺誠。
その誠の良さを認めつつ、自信を持てるように支える誠のメンター東公平がとてつもなくいい男。
惹かれているのに、立場を考え身を引こうとする東くんがもどかしい。
そう!このなかなか恋が実らないもどかしさや、焦れモダな切なさを描かれる山本小鉄子先生の描写が、たまらなく胸にグッと来るんです。
誰よりも誠を理解する東と同じように、家庭で不遇な状態の誠の気持ちを理解して来て支えてきた双子の妹・真実の存在も大きい。
自分らしくいられるように送り出す真実の言葉には涙が止まらなかった。
恋をする者同士の愛はもちろん、家族愛、兄妹愛も素晴らしく感動必須のラブストーリーです。
恋人同士になってからの、くだけた東さんの言葉やえちは胸キュン間違いないですねぇ。
ラブあり、笑いあり、涙ありのバランスが最高の大好きな作品です。
まだまだ読みたかったぬいBL
また続編で帰ってきて欲しいです。
Twitter(X)やpixiv FANBOXで掲載されていた『君の名前を呼びたい。』が少し生まれ変わって、商業化デビューの話が出た時は、嬉しくて嬉しくて出版社様やおんせん先生に感謝
でした。
コミュ障で大人しい賢太郎と、明るく周りに友人が多い足立。正反対の二人が共に恋に落ちたのに、伝えられない想いがたまらなく切なくて胸をざわつかせるのです。
その心の機微も繊細で、おんせん先生の描かれる両片思いが大好きです。
焦れ焦れモダモダとしたが故の、ハピエンがとても幸せに感じます。
酔った勢いにまかせて繋がって、その時の記憶がない足立。
好きだから繋がりたいという想いと、罪悪感に苛まれるその狭間で揺れる賢太郎の気持ちがひしひしと伝わって胸がぎゅっとなる…
呼びたくても呼べない名前…なんて秀逸なんだろう
足立目線から見た時も、何故伝えてあげないんだろと焦れ焦れするのだけど、足立の気持ちも分からないでもない
『君の名前を呼びたい。』は二人の想いにかかっているのかと気づいた時は、おんせん先生お見事でした(拍手)
商業化に向けてタイトルが『足立と賢太郎のかくしごと。』に決まった時はなるほどと思いました。
足立も、賢太郎も可愛いくて大好きです。
ぜひ、沢山の方に届いて欲しいと思います。
オメガバースとしても、獣人の話としても面白い上に、捕食者、被捕食者の関係性を乗り越えてからの恋人編は、甘く糖度が高まって萌えキュンもあり、二人の絆を深める出来事もあって、本当に面白かったです。
お互いに捕食者、被捕食者それぞれの覚悟や、相手を大切に思うが故の葛藤や決心にじーんと来ました。
宇迦野さんの幸せを思うさちおの決心に涙。
さちおを愛しぬこうと固く誓った宇迦野さんに涙。
たまんないっす。
早く番になってくれ〜と思いながら、まだまだ甘い恋人編を見るのも悪くないなと思いました。
次のステップアップが益々楽しみです。
さちおが可愛い過ぎて萌えが渋滞し、宇迦野さんのさちお愛にキュンキュンしまくりでした。