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女性ちょめスケさん

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受けを溺愛しすぎて残念になるスパダリ攻め♡

あとがきに『受けを好きすぎてちょっと頭がおかしくなる攻め』とありましたが、
正に〚受けを愛しすぎる余り残念になるスパダリ攻め〛でした〜〜〜!最高です(大拍手)

今作は転生(生まれ変わり)モノ。名倉先生ならではの溺愛要素に加え、前世の死の真相に迫るサスペンス要素もあり、ハラハラとドキドキの両方が楽しめて読み応え抜群でした!

また、前世ダニエルの辛い記憶に苦しみ、今もダニエルを想っているウィリアムへの報われない恋心に苦悩する…ジョナス視点はシリアスで切ない一方、
そんなジョナスの心境など露知らず「ジョナス命」で甘々に溺愛しまくるウィリアム視点の、シリアスと甘々の絶妙なバランスがめちゃくちゃ楽しいです

ジョナスがダニエルの生まれ変わりと知る前から「可愛いぞ」と部下に自慢しちゃう位にゾッコンなウィリアム。気持ちを自覚してからは、ジョナスへの愛が溢れすぎて止まらない“残念なスパダリ”に……!
行き過ぎた溺愛に執事や部下から怒られても、無意識すぎて何を怒られているのか分からないポンコツっぷりにニヤニヤが止まりません♡

そして「ジョナスが成人するまで手を出さない」と固く誓い、ついに迎えた18歳の誕生日
我慢に我慢を重ねたジョナスへの愛情が一気に爆発!

——あぁ、ジョナス、もっと泣かせたいと思ってしまうのは、私が君を愛しすぎているからだろうか……?

もう、このウィリアムの台詞に総てが詰まってる 笑
ジョナスを優しく慈しみつつも、絶対に逃さない!と強い意志を感じるウィリアムの囲い込みに、初心なジョナスは翻弄されっぱなし
何が何だかわからない内に、お尻だけでイケる身体にされちゃいます。素晴らしい……!

しかし、ベッドでは翻弄されても日常ではウィリアムの圧の強い(?)愛情にも負けず、しっかり自分の意思を伝える芯の強さを持っていて、逆にウィリアムを翻弄する様子に思わずニコニコしちゃいました笑

全ての問題がスッキリ解決して、最高に気持ちの良い読後感!
年下に狂わされる大人攻めが性癖なので、めちゃくちゃ萌えるお二人でした♡

攻めが巨人だと大変なんです!!

サブタイトルに吸い寄せられるように購入しましたが、結果大正解!笑
サブタイトル通り、攻めが巨人だと大変なんです!色々と!!
なんと本の半分以上が“挿入”と言う名のクライマックスに向けての準備期間(?)で、もうずっとエッッロエロ
即挿入なんてファンタジーな事はなく、挿入無しでの可能な限りのエロシチュエーション満載です♡
また、受けのユートはノンケなので、攻めへの恋心を自覚させる重要な期間でもありました。

なので、相思相愛♡甘々と言うよりは、ツンデレ天邪鬼な受けを限界理性でひたすら甘やかしながら、身体から堕とそうと奮闘する攻めをニヤニヤ存分に堪能できます!笑

照れ隠しで素直になれないユートがリッドの手腕でトロトロに蕩ける姿がドスケベ可愛く、中々リッドへの想いを認めようとしないので非常に焦らされました。

一方のリッドは割と初めから甘々溺愛で、大きな体で優しくユートに触れる姿にキュンとします♡
何よりキスシーンが豊富で、貪り尽くすような濃厚なシチュエーションが最高でした。
また、体格差フェチに刺さる描写もたっぷりで、ユートの体が浮いてしまう素股とかもう堪らん……!

エロエロですが、2人の関係変化が丁寧に描かれていて恋愛模様も存分に楽しめる一冊でした◎

ちなみに、セシル文庫さんでは珍しいムーンライトノベルズ作品の書籍化のようです。
ムーンではなんと続編でリッドとユートの子供まで登場しているとのこと……!
子育てBLを得意とするセシル文庫さん、これは是非とも続編の書籍化をご検討いただきたいです!!お願いします!!!

早く離婚してくれ……

1巻読んだ時は、夫婦間レスは心が死ぬほど辛い精神的DVだと聞いたので不倫に走る理由にも納得できたし、寧ろ吉田さんと早く幸せになってくれ〜〜〜;;と願ってたんですが、2巻……何故、奥さんと別れないのか。

吉田さんに惹かれていき、セフレだけど彼に良い人が居たら嫌だなぁ…と独占欲を抱き始める店長。
完全に身も心も吉田さん大好きになっています。けど、奥さんとは離婚しない…
1巻での、夫婦間のすれ違いの切なさや、既婚者でありながら吉田さんへ惹かれてしまう葛藤など…そう言うヒリヒリした部分に深く共感していた身としては、2巻では“不倫”に対する葛藤が薄くなっていて、正直 不誠実に感じました。

また、奥さんが普通に良い人なので夫の不貞を知って傷つく姿は見たく無いなぁ…と。
浮気がバレる前に、早く離婚を告げるべき。

一方の吉田さんは、一途にずっと店長を想い続けていて、一時的な幸せをずっと噛み締めて“セフレとしての一線”を保ち続けている…
もう、私的には吉田さんが不憫で健気で泣けてくるんですよ……
何でも好きな物をあげますよ。の返答が「店長の1日をください」って…もう、泣くしかないやん;;

お互いに心から惹かれていて、焦れったい両片思いな状況です。
不倫のスリルや、一時的な快楽と幸せに浸る2人の心理描写が生々しくてドキドキします。
漫画として表現力は間違いなく“神”ですが、店長には早く白黒つけて欲しいな…とモヤッとしたのも正直なところ。

物語的には1巻から余り進んでいませんが(不倫継続)、2人の距離感は明らかに一線を越えるスレスレまで近づいて来ています。
2人とも“本気で愛したい”と想いあっているのに、この関係を継続する為に本気にならないように必死に抑えているジレンマ……
店長、そろそろ決断の時ですよ……!

と言う訳で、3巻も楽しみに待ちたいと思います!

「ザマァ」要素満載な本格復讐劇!

面白かった!!
BL要素もありますが、どちらかと言えば復讐劇がメインな印象です。

傍若無人な振る舞いで『怪物』と言われ、断罪された乙女ゲームの悪役令息・オルフェオ
死の淵で出会った悪魔と命を引き換えに“巻き戻し”の契約を交わし、9歳の頃に戻ってみると…自分が『怪物』になってしまった全ての元凶は父親にあった事が発覚。
毒親の悪意を跳ね除け、“脱・悪役”なるか…⁉︎と言うお話。

設定が若干ややこしい…笑
死に戻りモノですが、巻き戻った肉体に日本人男性(元ネタの乙女ゲーム開発者)の魂が入っていて転生要素の方が濃いです。
前世知識をフル活用して攻略対象者を次々と籠絡していき、父親への容赦ない復讐劇にスカッとします!

悪意で絡め取ろうとする毒親の蜘蛛の糸を、徹底的に薙ぎ払っていく賢くて芯のある受けが、推しキャラの攻め・アレッシオの前では「はわわわ…」となるギャップが可愛い♡
そんな受けを支える攻め(執事)や友人になった攻略対象者達など、周囲のキャラクター達も魅力的。

ただ、THE・ラノベって感じのオタク語りな文体は好みが分かれるかも…?
周囲が「主人公さん凄い!」と持て囃す感じが、何だか男性モノのハーレムっぽいなー…と思ったり 笑
状況描写で分かり辛い部分もありましたが、文章に勢いがあるので一気に読めました。
父親の悪意を跳ね除けるザマァ要素満載なストーリーは面白く、若干Sっ気のある「〜しやがりますか?」口調の執事攻めが非常に好みでした!

今回は、ほっぺや額にチュー止まりでしたが(受けはまだ13歳だしね…)
今後、大人の色気溢れる攻めとの濃厚な絡みが読めるのかと思うと…楽しみで仕方ないですね(◜ω◝)
受けの出生の秘密など…まだ回収していないエピソードもあるので、お父さんへの断罪劇含めて続きが気になります……!

間違いなくBest3に入る“ド執着攻め”

めちゃくちゃ萌えたーーー!!!
“最愛の受けを失いかけてトラウマになっている攻め”って何でこんなに萌えるんだろ…(罪深い)
受けを失いかけたトラウマから超過保護&ド執着になる攻めが性癖すぎて堪りません……!

一度失いかけたからこそ、取り戻せた時の喜びと安堵感は半端じゃなく「もう二度と離さない…」の固い決意のもと、隷属の首輪やGPS付きの腕輪に、他人の立ち入りを絶対に許さない包囲結界etc…の“師匠と俺だけの世界”を作り上げる徹底した囲い込みに拍手が止まりませんでした 笑

前半は攻め視点で、邪龍討伐で瀕死となった自分(レウテリア)の命と引き換えに、行方不明になった師匠・シェフィーリエの生死も分からず、焦燥感から日々が虚ろいでいく様子がヒシヒシと伝わってきて胸が痛みました。
行方知れずの師匠を必死に探し回るレウテリアは見ていて切ない…切ないのに、師匠への重い感情が溢れていてめっっっちゃ萌えます(業の深い)

攻めが必死になればなる程、執着度合いも増していく…これぞ正に“最愛の受けを失いかけてトラウマになった攻め”の真骨頂。
〚溺愛×過保護×執着〛がミックスされたBL界最強の攻めが誕生するのです……(!!!)

そして、やっと再会したのに今度はエルフと人間の価値観の違いから、レウテリアの重たい愛情が師匠になかなか伝わらず、師匠にとっての“可愛い一番弟子”の枠から抜け出せない一方通行な恋心が見ていて非常に切ない……!
でも、このすんなり行かない焦れったさが凄く好みでした。
ヤキモキするからこそ、幸せいっぱいなハッピーエンドが沁みるんですよねー…!

楽観的で飄々とした受けに翻弄される、重すぎるド執着攻めを存分に堪能できて大満足◎
好みのCPとストーリー展開で、何度も読み返すだろうなぁ…と文句無しの“神”評価です!

萌えと地雷の狭間で揺れる腐女子心

評価めちゃくちゃ悩みました。
と言うのも、終盤で特大な地雷を踏み抜いてしまったからです。
それ迄は、頼り甲斐のある格好良い攻めの過保護な溺愛っぷりをニヤニヤ堪能していたのに、何だかとんでもないノンデリ男のように思えてドン引きしちゃったんですよね…笑

地雷についてはネタバレになるので後述しますが、信じていた世界が一変して、向けられる愛情が信じられなくなり、自分の存在意義が分からなくなっていくシロの葛藤たるや……
それまでの穏やかで心地よい日々からのギャップが半端なくて、一気にズーンとメンタルに来ました。

でも、その地雷要素だけで評価を下げるのは勿体無いと思うほど、穏やかで心地よい文体に、繊細で優しい心理描写、心に響くフレーズや少年漫画のような胸が熱くなる展開など、とても感情が揺さぶられて読み応えのある作品だったんです。

何より、受けのシロが本当に良い子で可愛くて……
不憫な境遇ながらも、真面目にコツコツと日々の生活を送り、ささやかな幸せを見つけて慎ましく生きる姿が愛おしいです。
16歳で右も左も分からない異世界に召喚されて、放置されて、蔑まれて…本当に辛かったと思うけど、それでも懸命に生きてきた彼がアーレンと出会って、少しずつ幸せになっていく様子に癒されます。

アーレンがシロに惹かれるのも納得で、寧ろアーレンには勿体無いほど良い子なのでは??と気づけば完全に“シロくんモンペ”になっていました笑
でも、シロの全てを愛して全肯定してくれるアーレンが傍にいたから、シロは少しずつ前向きに強くなれたんじゃないかなぁ…と。
足りない部分を補い合う、唯一無二の「ふたりでひとつ」な関係性がとても尊かったです。

地雷要素でダメージを受けましたが、最終的には「読んで良かった!」と思える一冊だったので“神”評価にしました。
書き下ろし番外編での、新居への引っ越しを楽しそうに計画する二人に幸せな気持ちでいっぱいです◎

※ 以下、地雷要素についてネタバレ有です。
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シロがアーレンの幼馴染で元恋人・ジェーンと似ているという設定…最初から少し嫌な予感はしていました

まず、体調不良のアーレンがジェーンと間違えてシロをベッドに引き込むシーン。
シロと付き合う前だったのでギリ許容範囲ですが「未練あるんかい!」と一気に萎えたのも事実で…笑

でもやっぱりキツかったのは、
▶︎ジェーンの痕跡が残る家にシロを住まわせ、ジェーンの物を使わせる
▶︎シロのことを“ジェーン”と呼びそうになる
※シロはジェーンの事を知らない

この辺り。特に呼び間違えとかは、もう最悪…

ただ、アーレン視点では「雰囲気は似てるけど、中身は全くの別人だ」と語られていて、決してシロをジェーンの代替にしている訳じゃないんです。
本当に悪気なく、ジェーンが残した物も使えるから使ってるって感じで、それを知ったシロがどう思うか…って事に気づいてないんですよね。

ジェーンの事も元恋人と言うより、幼馴染で冒険者の師匠って認識の方が強いみたいで、今はシロ溺愛ゾッコン。だからこそ、詰めが甘い…!となりました。
うーん。このノンデリ具合は“女性慣れしていない”って事なのかなぁ…笑

色々とモヤりますが、でも
〚自分の軽率な行動で、大切な人を傷つけた〛と気づいてショックを受ける攻めって良いですよね……!
作者さんはこのアーレンが書きたくて地雷要素を用意したのでは…?と思うほど、性癖に刺さりました笑

また、シロが怒ったり泣いたりせず「ジェーンって呼んでいいよ」と健気に提案するのが尚更ショックで…
この追加攻撃により、心の底からショックを受けて自分の行いを深く反省するアーレンに萌えたので、まあ…良しとしましょう!(何様)

他にも、
▶︎現代へ戻ろうとするシロに必死で縋るアーレン
▶︎「自分用のベッドが欲しい」と言われて地味にショックを受けるアーレン
▶︎仲直りエッチで失敗するアーレン
▶︎電子特典SSでの完全に尻に敷かれるアーレン

…と、アーレンの“残念なイケメン”っぷりが炸裂!
完璧なスパダリなのに受けには情けない姿を見せる攻め、大好きです!!!

ただ、ジェーンの解釈は難しいなぁ……
特にあの手紙。「私のアーレンを宜しくね!」みたいなマウンティングにしか見えなくて……
でも、アーレンの番になれない虚しさや、異界人(シロ)への嫉妬から、あえて召喚術のページに手紙を挟んで、現代に戻ろうとするシロへ「貴方はアーレンの傍に居られるのに離れるの?」と言うちょっとした牽制だったのかなぁ…なんて。
弱気なヒロインに発破をかける、ツンデレ悪役令嬢みたいな。好きにはなれないけど、憎めないなぁ…と感じました。

重くて切ないけど、だからこそ心に残る一冊

冒頭に過激で重い陵辱描写があり、感情移入して物語に没入するタイプの自分にはかなり辛かった…
でも、そこを乗り越えると、あとは寡黙で不器用だけど優しい攻め(セルジュ)の過保護な溺愛と、そんな彼に少しずつ心を開いていく受け(悠真)の救済の物語が待っていました…!
セルジュの献身的な愛情に触れるたびに、悠真の傷ついた心が少しずつ癒されていく様子がとても尊いです

とは言え、モブおじに4年半も凌辱され続けたトラウマは根深く、幸せを感じれば感じる程に過去の記憶がフラッシュバックしてしまう姿が本当に辛くて可哀想で……
ヘビーな内容に反して軽い口調で語られる悠真視点では、至って普通の気さくな少年という印象で、だからこそ突然の異世界召喚で辛い目にあっている姿が本当にしんどい;;

一方、献身的な攻めは本当に素晴らしいの一言につきます
寡黙で質実剛健。不器用ながらも悠真を想う言動の一つ一つに温かい愛情が溢れていて、そんなセルジュの腕の中が唯一安らげる場所だと感じる悠真。
タイトルの「かえりたい」の真意と、本当に帰りたい場所に戻る事ができた悠真の「ただいま」に、思わず涙が溢れました。
セルジュならお日様の香りがする毛布のように、これから先も傷ついた悠真の心を優しく包み込んで静かに寄り添ってくれるんだろうなぁ…と。彼の不器用な優しさがじんわりと心に響きます……

重くて切ない物語だからこそ、献身的な攻めの愛情で傷ついた受けを癒していく〚救済の物語〛として非常に読み応えのある一冊でした。
只々、苦しく辛いだけの物語ではなく、胸が熱くなるような悠真の成長と、スカッとするザマァ展開もあり、読後感は最っっっっ高です!!
救済BLがお好きな方に、是非◎

「推し以外どうでもいい♡」なヤンデレ受け

久々に、こう言うダークヒーロー物読むとワクワクするなぁ〜〜!
何だろう…「僕の推しの邪魔をするなんて、死にたいの?(暗黒微笑)」みたいな。モリモリに盛られたご都合設定とチートすぎる能力で厨二病全開な作品だった笑
でも、「推し以外全員モブ」くらいの塩対応で推しにだけ甘々なのめちゃくちゃ萌えるやつだし、Gファンタジーっぽい懐かしい雰囲気…正直嫌いじゃないw

推し活が激しすぎて、推し以外には塩すぎる地雷系のヤンデレ受けが新鮮で(異世界系って平凡受けや不憫受けが多い印象なので)、
ゴリゴリに実力行使する能力モンスターなのに、推しの一挙手一投足に鼻血を出して喜ぶ姿が隙だらけで可愛いし、身バレ防止のジョジョマスク+黒ローブ+大鎌(武器)の死神スタイルがなかなか厨二心に刺さって好みでした!

ただ、初めから終わりまでハイテンションなので、途中から主人公の痛い言動にちょっと疲れてしまったのも正直なところ…
異世界モノ主人公はチート設定あってこそ!のチート大好きな私でも、流石にリオの能力は盛りすぎてちょっと鼻についたな…笑

ぶっ飛んでるのは受けだけかと思いきや、次第に攻めもド執着マシマシな特大感情向けてくる【此の受けにして此の攻めあり】なお似合いバカップルで、所構わずイチャイチャする二人の溺愛っぷりは眼福でした♡ご馳走様です

電子で700p越えの特大ボリュームでしたが(上巻だけで)、結構一気に読んじゃうくらい面白かったです!
ただ、続けて下巻を読むには体力が必要なのでちょっと別の作品摘み食いしよかな 笑

見事な〚ヤンデレ(攻)育成日記〛や〜〜!

塩対応クール男子→「他の奴と話すな」とか言い出す独占欲モンスターへの進化が見事に描かれていて、めっっっっちゃくちゃ萌えました(大拍手)

前世で崇めていた推しカプの為に、ヤンデレ当て馬を演じます!!!と言うお話。
しかし、前世を思い出したアルトは全くメンヘラじゃ無いのでヤンデレを演じるのも精一杯。
グレンに嫌われる為に完璧な当て馬を演じているつもりが、必死すぎて“一生懸命に愛を伝える健気な子” に見えているすれ違いにフフっとなりました笑

そんなアルトに「何なんだコイツ…」と思いながらも、攻めはどんどんアルト沼にハマっていき……
塩対応→ツンデレ→「お前が好きなのは俺だろ?何で他の男と話すんだ」のド執着ヤンデレ攻めへの三段進化に、もう顔面溶けてるんじゃないか?と思うほど顔の筋肉弛みっぱなしで、マジで堪らんかった〜〜〜〜!(クソデカ声量)

重要な当て馬ターンが終わり、身を引こうとするアルトを今度はグレンがぐいぐい迫っていく逆転現象が勃発して「俺をこんな気持ちにさせておいて…」と、逃げるアルトを追い詰める様子が、本当の本当に素晴らしい。
何なら受けは演技だけど、攻めはガチもんの天然ヤンデレなんでね…最高だよね……(悶絶)

一方、原作通り推しカプの受けはグレンに想いを寄せていて「どうなる⁉︎」とハラハラする要素や、内気な主人公の成長などなど…読み応えも抜群です。
サブCP(秘密)もピュアピュアで可愛いし、ヘタレなワンコ攻め好きとしては垂涎物のお二人でした♡

序盤は痛いヤンデレ当て馬(演技)として、攻めから完全に嫌われるので「初めから溺愛が好き」な方には少々キツイかもしれませんが、私のように【嫌われからの溺愛、なんならド執着します】な攻めが好きな方には堪らない一冊かと思います!是非!!

『ラノベもBLも好き!』と言う、貴方に……

めっっっっっちゃくちゃ面白かった!
久々に物語の世界にのめり込んで「読み終わりたくね〜〜〜!!!」となる作品に出会いました。
読み終わるの勿体無い!でも、面白くて読んじゃうジレンマ…あぁ、1巻が終わってしまった……

まず、純粋に異世界ファンタジーとしての完成度が高くて読み応え抜群です!
ラノベ好きなら絶対に満足できるクオリティで、丁寧に描かれたバトルシーンには緊迫感があって、ドキドキ・ハラハラの連続でした。大満足◎

また、アンダルシュbなのでエロ無しですが、色っぽいシーンが無くても全っ然問題ないし、何ならキャラクター達との心の交流が丁寧に描かれていて胸キュンpoint満載でした。エロが無くてもBoys' Loveとしてお腹いっぱいです。

で、主人公が無自覚に攻略対象者達を籠絡していく様子が見ていて気持ちいい……!

単なる愛され総受けではなく、芯の通った主人公は精神的にも美しく、転生チートを使いこなして物理的にも「俺TUEEEEEE!!!」無双なので、周囲を魅了して愛される展開にも納得です。
守られるのではなく、寧ろ「俺が皆を守るよ」と包み込むような強さを持っている子で本当に魅力的でした

また、BL的には攻めの勇者(ソル)の剥き出しの独占欲&執着心の強さにめっっっっちゃ萌えます♡
バリバリ独占欲剥き出しなのに、主人公だけが気づかないすれ違いにフフッ…となりました笑
後半での、宰相の息子(エスト)との主人公を巡るバチバチ三つ巴展開にもニヤニヤが止まらないw

因みに未完結で、続きはアルファポリスで読めます。とは言え、やっぱり“本”で読みたい……!
本当に良いところで1巻が終わったので、続きも絶対に書籍化して欲しいです!
アルファポリスさん!!!!待ってます!!!!!!