犬飼のの先生の人気長編シリーズは支配構造の中で出会った二人が、幸せの為にはその構造に抗わねばならない事に気付き、主人公達は支配に抗い、逃れ、所属する世界の従来の価値に一石を投じる共通点があるけれども、今回の一冊はそれらの要素がぎゅっと全て詰め込まれて、入門にオススメです。
今回の作品は、日本的な軍国の島国が北の大国との戦争に敗れ属国となり混血の進んだファンタジー世界ですが、少し皇国の守護者的なIF世界線かも。同様の世界設定を持つ犬飼のの作品は他に「愛煉の檻」「妓楼の軍人」「愛を棄てた金糸雀」などがあるので、これらが好きな方におすすめです。