――なんて美しい人。
真樹に向けて浮かんでくるのは、この言葉だけ。
夢のためにもがき苦しむ姿が美しい。
舞台の上で輝く姿が美しい。
辰彦の約束に涙する姿が美しい。
辰彦が口にした「綺麗だなあ」という言葉がとてもよく分かりました。
辰彦が真樹を巣に帰る傷ついた大きな鳥にたとえた場面が本当に好きで、胸を打つ光景でした。
真樹にとって、心因性の失声を経て、心から安らげる場所は辰彦のそばなのでしょうね。
そして辰彦も、その胸の不安を深く受け止め、優しく包み込んでいました。
「そのままでかい舞台で待ってな」と告げる辰彦もまた格好よく、二人が共に歩んでいく姿こそ、愛の最も美しいかたちだと思います。
この先の二人の共演を描く物語をぜひ見てみたいです。続編を心から願っています。
(一部は翻訳ソフトを使ったので、不自然なところがあれば申し訳ありません。)