稲穂米先生、デビューコミックス発売おめでとうございます!!実は同人活動を始められた頃からの先生熱烈なファンでして、今回のコミックス発売にあたり後方腕組みし、先生の古参ぶって稲穂先生の作品を見てくれ!と言いたい気持ちを抑えつつ盛大に喜んでおります。本当におめでとうございます!!!!!!
まずは表紙。うっとりするこの美麗なイラストですよ。うっすらと微笑みを浮かべ、真琴の腕に抱かれてながら、ふわふわ浮かぶ蛍を見つめ光にぼんやりと照らされる儚げな伊絃。きれい。そして!伊絃を背後から逃さんばかりに腕を絡め、(真琴、色白で線が細くて体格差が映えて…最高です)そして牽制するようなこの瞳。美しい〜〜〜!やはり稲穂先生の絵柄は色気があって最高すぎます。。。
そしてやっと本文に触れますが、衝撃的な冒頭の事故から始まり、大人になった真琴と伊絃の再会から始まります。本作はずばり、【バケモンでもいい、あなたと生きたい】とあるように共に生きる道を選択する二人の物語なのでしょう。。。
真琴とは生きる世界が違う、と一線を引く伊絃。それでも彼と離れたくない真琴。なんだかんだふたりは一緒に暮らす選択をします。3話冒頭の、ほのぼのとしたやりとりが二人の生活を感じれて心が温まります。そしてここから急転直下、謎の男「尊」によってふたりの関係性、そして真琴秘密が明らかになります。(2話の真琴の「すぐに治るから〜」ってそういう意味だったんだ!?と鳥肌がたちました…)しかしこのキーパーソンになるこの尊、一波乱起こすのですがビジュも中身も好きすぎて困るよ〜!!!!!!
そして物語はクライマックス。再び起った(起こされた)事故によって二人の運命の歯車が動き始めます。ただひたすらにあなたと生きたいと願い続けてきた真琴と、だれよりも真琴が大切だからこそ苦悩する伊絃。ふたりが選んだ選択を見守るしかない私。ふたりの愛がデカすぎて、涙が止まりません…!よかったね、と拍手喝采です!!!
その後、ふたりで静かに過ごす夜。ここからのふたりがしっとり色っぽくて最高なんです!!伊絃の全部が欲しい真琴、真琴から向けれる明らかな男としての性欲に、困惑して抵抗する伊絃。伊絃さん、そんな可愛い顔したら真琴は余計に我慢できないからーーーー!!!!!(最高)そして真琴の特大の笑顔と愛を受けて、ようやく素直に真琴を受け入れる伊絃。よかったね真琴…と、ここでまた涙です。
エッチ描写はほぼ無いですが、大満足です。欲を言えばその後のイチャイチャが見たい…!!!
ひとまず稲穂先生の作画が一巻通して素晴らしすぎて。特にラストにいくにつれて、まだ上限があるのこの作画のクオリティに!?と驚かされました。繊細な髪の毛や瞳の描写、多彩な表情の変化。あげるとキリがないのですが、特に真琴くんが美しすぎて。はぁ。
そして向かうふたりの終着点。なんて綺麗で穏やかで、清々しいラストなんでしょう。飽きるくらい永い、終わりのない彼らの時間。愛する人が傍にいてくれればそれ以上の幸福はないんだろうな。。。泣 彼らの人生の旅路が幸せに満ちていますようにと、願うしかありません。
稲穂先生の作品が大好きです。これかはもずっと応援しています。素敵な心に刻まれる作品を世に出して頂いて感謝しかありません。ありがとうございました!!!!!