前作も読んで注目していた作者さんですが、今回は雰囲気がガラッと変わって執着攻めのノワール!!!
表紙からしてやばそうな気配でしたが、その期待を裏切らない執着と空気感が最高でした。
ストーリーは、駆け足と言っている方もいらっしゃいますが無駄が一切なく、ずっと張り詰めた空気を味わえるのでこれで正解だと思います。
一度読んでから読み返すと、「この言葉こういう意味だったんだ!」「ここの表情ってそういうこと!?」と、たくさん発見があります。至る所に伏線を感じられるので、ぜひ読み返してみてほしいです。
タイトルの「蜘蛛の男」が指しているのが誰なのかを考えるのも楽しいです!
物語としてはやはりエリックなのかな…と思いつつ、ウィリアムともナインともとれますよね。
カバーイラスト、よく見ると人影がうつっていてすごい…TT
幸せになってほしい〜〜と思っていたので、特典の小冊子に救われました…。
他のBLとは一味違うものを読んでみたい方には超おすすめです!!