バイト先の先輩・泰知から向けられる視線を、自分に惚れているんだろうと思っていた桜壽が、予想外の理由をきっかけに泰知から目が離せなくなっていく流れがすごく好きでした。
後輩×先輩の距離感も良いですし、演劇サークルという舞台ならではの青春感もあって、読んでいて自然と引き込まれました。
何より攻めの桜壽が魅力的!
イケメンでモテるし、無自覚人たらし。自己肯定感が高くてちょっと調子のいいところもあるんですが、嫌味にならないのは、根っこが素直で人懐っこいからなんだろうなと思いました。
泰知に惹かれてからの、距離を詰めたい、知りたい、振り向いてほしい、という感じがとても可愛くて、これは攻めがメロい……となりました。
泰知先輩も、謎があって無気力っぽいのに、ただ流されるだけではないところが良かったです。静かで掴みどころがないけれど、ちゃんと自分の感情や過去を抱えている感じがあって、桜壽が目を離せなくなるのもわかります。
二人の恋愛だけでなく、演劇サークルとしての空気や周りのキャラクターも丁寧に描かれていて、青春ものとしても楽しく読めました。
早速2巻も購入しました!泰知先輩の過去や、二人の関係がどう深まっていくのかもかなり気になります。
桜壽の真っ直ぐさと攻めとしての魅力がしっかり刺さる一冊でした。続きを追いたくなる作品!
攻め壱弥の、受け響への想いが溺愛以上崇拝級なのがすごくよかったです!響を守りたい、そばにいたいという気持ちがまっすぐで、読んでいて胸を掴まれました。
そして受けの響も本当に魅力的。美しく有能で、ユーモアもあって、仕事もできる。
壱弥に守られるだけじゃなく、響自身が強くて格好いいところがすごく好きです。壱弥をよしよしと愛でる響様が最高すぎました。
本編ももちろん良かったのですが、電子の書き下ろしも本当に良かったです。
響がどれほど壱弥を愛しているのかがしっかり伝わってきて、読後の満足感がさらに増しました。モチーフ回収も本当にお上手で、海、シーグラス、琥珀、月……ひとつひとつのイメージが綺麗に重なっていく感じが素敵でした。
特に海のシーンは、映画のワンシーンのよう。
甘さも事件もありつつ、二人の関係性がとても丁寧に描かれていて、読後感も良かったです。壱弥の崇拝級の愛と、それを幸せとして受ける響の格好よさが刺さる一冊でした!
大好きなシリーズですが、4巻も本当に良かったです。
今回は二度目のヒートを迎えた西央と喬が、部屋に籠って互いの本能や感情と向き合っていく展開で、甘さも切なさもかなり濃かったです。
さすがの画力も相まって、読んでいて胸がぎゅっとなりました。
喬の執着や溺愛も強く出ているのに、ただ本能に流されるだけじゃなく、西央を大事にしたい気持ちがちゃんとあるのがよかったです。西央もヒート中の可愛さと色っぽさがすごいんですが、それだけじゃなく、過去が見えてくることで一気に人間味が増して、ますます好きになりました。
ただ一つ、弟くんに対するあれこれが…喬止めてなきゃどうなってたのとか、下手したら弟くんトラウマになるのではと心配になりましたが…
それでもトータル神評価。続きを追いたいと思える作品です。
オメガバース設定が好きなので読んでみましたが、とても楽しく読めました。
大学近くの建築現場で働く国嵜に憧れていた新太が、告白をきっかけに初めてのヒートを迎え、自分がオメガだったと知る、という流れ。
突然これまでの自分が変わってしまう戸惑いや、それでも国嵜への想いを諦めきれない新太のまっすぐさが可愛くて、自然と応援したくなります。
口ベタで不器用だけれど誠実な国嵜と、素直で一途な新太の距離が少しずつ変わっていく過程が、甘くて切なくてよかったです。
オメガバースらしい要素もちゃんとありつつ、思い込みやすれ違いもあって、そこがまた二人らしくて。
読後感もよく、二人まとめて推したくなる一冊でした!