圧倒的不憫受け
いちばん最初のお墓のシーンにグッときました。
運命っていうと聞こえはいいけれど、実際には惹かれてしまってどうしようもない、逃してやりたいけど逃がさない、そんな葛藤が読み応えのある一冊でした。
ソルはとっても可愛そうなのだけれど、絶望しながらも生き抜く力を持った、たくましくて応援したくなるキャラでした。
二人が仲良くなっていく過程がじれったいのですが、でもそのくらいかかるよね、と……
許すのも、許されようと心を尽くすのも、どっちも辛いことなので……最終的に幸せになってよかったです。