カニ料理屋の生け簀の中から「俺を食う気か?やんのか?」と睨みつけてくる強気なタラバガニとか、子どもの頃に釣り上げたザリガニが赤ちゃんで「まだ小さいから」と逃してもらい、数年後に「あの時助けてもらったザリガニです」と恩返しにくるとか、そういうカニの話ですらBLにはならんだろうと思うのに、まさかのサワガニ。
どうやったらサワガニでBLを書こうと思うのかいしだ先生の思考に興味が湧きました。
そしてその想定外の設定で泣かされるとは思いもしなかった。
サワガニに泣かされるとはどういうこと?
横にしか進めないサワガニ・チャロが人間の姿になった時に自分の脚で前に進む。
そのいじらしさが愛おしいのです。
秀逸なタイトルに偽りなしです。
読んでみてください、一泡吹かされます。