心理学に詳しい杜下嵐太くんと、日々メンタル蝕まれておりたまに発作を起こしてしまう西ヶ瀬凪くんという2人のサラリーマンのお話。
⚠︎︎詳細なネタバレを含みます⚠︎︎
「嵐太」と「凪」、名前こそ正反対な2人なのに、だんだんと心を開いて通じあっていくまでの描写がとても丁寧に描かれていて、何度も最初から読み返してしまいました。
特に心の中を広い海の波の荒れ具合や水を使って表現されているのが本当に綺麗でした。普段は仕事のストレスで荒れている西ヶ瀬くんの心を落ち着けて、綺麗で凪いだ海に戻したかと思えば、次は違う意味で心と身体を絆していく杜下くんの器の大きさたるや…。振る舞いが落ち着いているだけでなくその場その場に合うベストな選択をして西ヶ瀬くんを癒している姿が心に染みました。
眠れない西ヶ瀬くんにアドバイスをしてあげたり、上手く吐けない時は手伝ってあげたり、新幹線で寝る時は肩を貸してあげたり。挙げ始めるとキリがないくらいには、杜下くん→西ヶ瀬くんへの思いやりに溢れたシーンが沢山ありました。
関係値が進むと共に、ずっと受け身だった西ヶ瀬くんがほんの少しだけ積極的になれたと同時に、だんだんと胸の内に秘めていた独占欲をむき出しにしてくる杜下くん……この2人のコントラストが見ていてドキドキでした。
丁寧に関係値を築き上げてきた分、やっと結ばれた2人の姿はとても美しくて、このままずーーっと持ちつ持たれつ幸せに暮らして欲しいです、温泉旅行の話も見たいなぁとなりました!(*ˊᵕˋ*)
リーマン好きの私にはとんでもなく刺さった1冊でした。気になった方は絶対に読んでほしいです!!!