愛し合いながら違う道を歩むふたりってゆー設定は間違いなく萌えるんですよ!心とは裏腹に~っていうもどかしさが萌えの痛点を刺激するから。
”コルプス”を追いながら事件の真相に迫るってゆードラマも面白くって一気読みしてしまいました。スリリングにグイグイ展開しながら、ここ一番のメロドラマ!全体的に糖度は低いはずなのに、ここ!っていうところでグッとメロさを持ってこられてきゅんきゅんせずにはいられないんですけど。
Hのためのピザwwは必死すぎて可笑しかったけど、ディックは相変わらずかっこよかったのです。が、それ以上にユウトの無自覚魔性っぷりが本格化してて、最強の誘い受け爆誕という感じもいたしました…。
とはいえ、ロブ!!諦めない男!懲りない男!当て馬MVPをあげたいナイスファイトです。口説いたり諭したり…下心から繰り広げられる(?)含蓄のある台詞の数々には、普通の社会人でも色々思うところがありました。
大大大大名作、やっと読みました~~!!文句なし神です。
作家様が亡くなられても、BBAの読者が退場しても、新たな読者を魅了しながら生き続けてほしい面白い作品だと思いました。初版はほぼ20年前だけど、今読んでも古さを感じませんでした。
英田先生の作品は単発もの(恋ひめやも...etc.)やダブルバインドが大好きな私、周囲の腐仲間たちはみんなこのシリーズのファンだったので、”じゃないほうのファン”として今まできたのですがw、今まで読まなかったことを後悔ってゆーより、やっと読めて本当に本当によかった!という気持ちです。ここからシリーズをたっぷり読める~という嬉しさ。2025年のいま読んでも、ディックやユウトが活き活きと読者を楽しませてくれている、本当に作品の力を感じます。
強い男と強い男っていう設定は最高オブ最高、かっこよーーー♪なんですけど、メインキャラクター以外の人物もみんな魅力的で面白かったです。海外ドラマを見ているみたいな感覚で、次どうなるの~次どうなるの~と続きへの期待感、ワクワクどきどきがおさまらない作品でした。
というわけで、さっそく”DEADHEAT”と”DEADSHOT”を買いに走りました。
大人キュートなラブコメ♪
鳩屋先生は受けが圧倒的ラブリー!のイメージが強いのですが、こういう大人♂×大人♂な感じもとてもよいです。残念なイケメンとチョロいリーマン、なぜか格好よくなれなくて、どこか悲哀も漂っていて、とてもキュートなふたりなのでした。
同棲していた彼氏に突然別れを告げられたリーマン・角田が、彼氏と別れたその夜に出会った自称・吸血鬼のバーのマスター・夜久。ナンパ→ワンナイから本気の恋愛が始まるわけで…。それぞれがそれぞれにちょっと残念な事情を抱えているというのが、恋愛の本気モードが加速するごとに見えてくるのが面白いんです。イケメンなのに胡散臭いと言われて人間関係が思うようにいかない夜久と、自信のなさからどこか他力になってしまいがちな精神的マグロを拗らせている角田が、手探りで距離を縮めながら相手に近づこうとするところで自分の欠点を克服していく様子にちょっとリアリティを感じてしまいました。(全体的にはほわっとしてるんですけど。)
”吸血鬼”ネタは夜のナンパの常套句?wさらっと読み流していいような気がしました。(いつも胡散臭がられるからそういう設定してんのかしら?とか思ったり…)
リーマン好きのBL読みです。こちらの評価に後押しされて購入!
「偏愛~」既読ですが、同じ作家様と後で気づきました。なるほど~。絵がめちゃ好みなんですよね~。毎度表紙がキャッチーな印象あります。
というわけで、リーマン厨を自負していたのですが、私の性癖のど真ん中にはささりきらなかったんですよね…なぜ(リーマン厨なのに!)?と考えるに、最初のエピソード(ぱーてー)がいまいちしっくりこなかったから、その後の展開がすっと入ってこなかったに違いない…と敗因を分析してみました。あと、攻めの家庭の事情がしんどかったですねぇ、、、あの環境にあって親の会社でバリバリ働く不憫さに無駄にモヤってしまったw
受けの”兄ちゃん属性”はとてもよいです。(とはいえ、ヤングケアラー感が…)
明るい気分で萌えられなかったのが残念なのですが、絵はキレイで恋愛モードのふたりのコミュニケーションはエモ~って思いました。が、いかんせんそれを取り巻く環境、設定に「?」っていう違和感が拭えなくて…っていうところです。私の場合、なぜか若干ラブコメ期待しちゃってたのかもしれないんで、そういう期待値じゃない方にはハマるのかなと思いました。
いっや~~、正直待たされた感あるんですが、やっと8巻。
よし!直前の展開忘れてるから読み直す!って思って、7巻読んだことを忘れて6巻に戻るくらいの感覚でした…。(そして積まれた本の山から7巻を探す道のりへ、あれ?買ってなかったっけ?って、ここでレビューしてなかったらきっと7巻買いなおしたかもしれないBBAあるある…。やはりレビューは整理整頓できない自分の備忘録として地道に続けようと思いました!)
といわけで、8巻。なんだか作家様の熱量がすごい!という印象。そして、その熱量というかダイナミックな表現力に時々追いつかなくて戸惑ったり、ダンスっていうかスピリチュアル?って戸惑ったり…情緒が忙しかったですw
とはいえ、やーーーっと両想い宣言!めでたしめでたし。スーパーエロエロバカップルが爆誕して安心しました。
お互いがお互いの”もの”になると堂々と銀座で宣言しあうふたりに(不審なガタイのいい男ふたりをガン見する通行人になりきってました)、もうここで”THE END”でもいいくらいの仕上がりなのでは(BL的には)?!と思ってしまったのですが、そういやこの作品は”10ダンス”という競技を目標にするというきっかけではじまったんだっけ(しかもBL誌掲載じゃなくなったんだ)と思い出し、いよいよ次は攻め受け(orリバ?BL誌じゃないからダンスで昇華するプラトニックの可能性も…)と10ダンスという競技の全貌がわかる展開になるのかな?!(なるといいな!)
あと、ノーマンの幸せを祈ってます。
作家様買いです。歌舞伎町ナンバー1のギラギライケメンじゃなく場末のナンバー”3”ホストっていうところが、なんともいえずに木下先生らしいw…アオハルにもほどがあるラブコメでした!ホストクラブの名前が安売りスーパーの名前みたいだったり、源氏名が戦国武将なところにめちゃくちゃ遊び心を感じます。(DKにウーロンタワーをおごっちゃうホスト、お人好しにもほどがある!)
ふたりの恋の始まりが唐突…って思ってたところに、みっちゃんの太客・茜さんの
「恋って一瞬で落ちるものよ」
という名言。BLいっぱい読んでると何度も見たことあるなーっていう台詞ではありますが、今回ほど効いてるものはなかなかなかったかもしれません。前半の展開に勢いがあって、ツッコむタイミングを逃してしまいました…。
一瞬で落ちた恋のために、進路を理系から文系に変えてしまった宗悟の一途さというか無謀さ(ホストクラブって厚労省管轄なんだって勉強になりました。というか考えたこともなかったけどw)、やはり人生はそんなに甘くないっていうオチにも木下節を感じながら、ワケありのみっちゃんの過去やら、宗悟がホストクラブに行こうと思ったキッカケやら…続きはありそうな気配を感じてしまったんですが~、どうなんでしょ。ちなみに、東大卒ホストの秀吉さんも気になってます。
徹底的に!ラブコメの印象でしたが、キャラクターの”事情”にビターなものを感じてしまい興味津々、意外な奥行の予感、”続刊”の期待値高な”萌”です。
大好きな作家様なのですけど、今回は攻め受け(特に攻め)のキャラにハマれなかったんですよね〜。でも楽しく読みました!
自然がゆたかで、ご近所づきあいが息づいている小さな田舎町のおだやかな情景とじんわりと恋愛がはじまるドキドキ感が活き活きと描かれています。月村先生の描く世界って、なんでもない日常がとても楽しそうで優しくて羨ましい…癒やされます。
というわけで、スランプで都会を離れた都会っ子の脚本家(怜久)と訳ありの便利屋さん(蔵乃介)。怜久が慣れない田舎暮らしにオロオロする姿が可愛かったです。ぶっちゃけ田舎暮らし向いてないでしょ!?って感じの怜久が頼もしい便利屋さんに出会って恋に落ちる様は「吊り橋効果」を感じずにはいられないんですけどw、自己肯定感が低いわりにはめげない愛されキャラは応援したくなります。
終始受け視点だったので、蔵乃介の感情の動きがわかりづらかったかなぁ…というところが私の敗因です。恋愛対象は同性でも異性でもなく「早坂さんです」っていう殺し文句はなんちゅー恋愛上級者!って感じなんですけど、ナチュラルにこういうことを言ってしまうっていうところと、スケベ時に”れっくん”呼びするところ、元教師っていうところ…がうまくその人物像として結びつかなかったのかもしれません。真面目なムッツリスケベなんだろうか。いや、やはり恋愛対象男でした、っていう落としどころがあったらもっと受け入れやすかったかな~なんて思ったり思わなかったり思ったり…。
とはいえ、この恋愛対象どっちやねん問題があったからこそ、元教え子の登場や陽気な編集者の存在に、ちょっとハラハラしちゃったりしながら、のどかな街でのどかなカップルが幸せに暮らすっていうハピエン保証と幸福度は満点でした。
ちょ〜〜っと、この物語の流れ的に必然なのかもしれないんだろうけど、つらい展開が多すぎました…。いにしえJUNE世代として、そういう描写は割と読んできた気がするんですけど、令和のPCに慣れきって油断してた感性には、覡への虐待がしんどかったです。あの記憶を受け継いだら、あーなるだろー…ミカちゃん(涙)っていう気持ちで胸いっぱいでした。
というわけで、本作を萌で評価すんのすんごく難しいな〜と思ってます。壮大な世界観、どこに流れ着くかわからないハラハラどきどきの展開、かっこよさ、かわいさ、ぜんぶひっくるめた漫画力、まぁ最終的にハリウッドで映画化されてもいいくらいのクオリティな気がするんですがw、、6巻購入して読もう!と思って「はて?これって…?」前回の展開をすっかり忘れている自分がいて、5巻から読み直しました(汗)1年1冊ペースはもどかしい…。そして、謎は新たな謎を残し謎のまま。アルトの両親のエピソードは意外と普通?というか、ちゃんとふたりの愛の証として生を受けてましたよね。でも、それ以上のなにかを持っているっていう??(一体全体なにものやねん?!)
なんといっても、この島は犠牲と悲しみが多すぎる。。これほどまでにダークなものの上に成立する幸せって…?軽くモヤるものがあるんですが、悲劇の連鎖を断ち切って浄化するような、アルトとエルヴァさまの幸せ爆萌えな日々が読める日を楽しみにしてます。
上下巻読んじゃったんで、上下巻の感想ということで…。
”萌”を基準に評価すんの難しいな〜、でも疑似家族もの漫画としてとてもおもしろかったと思います。めっちゃBLを期待して読んでBLを楽しむというより、複雑な感情の動きや、家族というものの役割やあり方を考える的な…、スト重の方におすすめです。あと、ちょっとずつ時間をおいて読んでしまったんですけど、あとから思えば上下巻一気読みしたほうが、物語の疾走感を感じられそうな気がします。
幼い娘を残して亡くなった女性の母親に招集されて集まった父親候補2名っていう、ちょっとざわつく導入。本当の父親はどっちだ?に関して、下巻読んで「なるほどー」ってなりました。この展開は上巻読んだだけではわからなかったです。んで”萌”度数は、当たり前かもしれませんが下巻のが圧倒的でした。
微妙に人物相関図がわかりにくかったかなっていうのと、ノンケ→ゲイの恋愛感情の着火点にそんなに説得力を感じられなかったような気がしたんですけど…、まぁ骨太なドラマを楽しむ上では些末なことですね。
緑が丘高校映画部シリーズは、菊地原仁が卒業しちゃっても続くシリーズでした。しかも、さらに続刊もあるんですね。アニメ化ってすごい…!卒業、引っ越し、温泉、遠距離恋愛って、エピソードが盛りだくさんすぎてやや消化不良だったかも(汗)
映画部の水と油が恋をするとこうなるっていう、個人的にはシリーズのなかで一番推し度が低いCPなんで萌えっつーより、ラブコメ!と思って読んでます。なんかこのふたりの組み合わせってキャラ的に一番個性的で面白いと思うんですよね。
菊地原仁(フルネーム呼びがしっくりくる)がついに卒業して大学生になって、高校生の義一と遠距離になるという、直接会えないもどかしさの募る新章でした。じゃのめ先生の描く繊細なコミュニケーションのエモさと言葉の鮮度がいいなと思いました。なんか行間がキラキラしてるんです。
校歌の伝説がすごくロマンチックで素敵でした。というわけで、それぞれが制作する映画については、エンタメ路線の菊地原組より岩井〇二路線な市川組の作品のほうが断然好きです!(いつか見てみたいものです…)