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可もなく不可もなく、あっさり読み終わる作品。

子供ネタ作品にありがちな定番設定&定番の流れ、お約束的なあれこれ。
安心して読めるけど、先が見えすぎて盛り上がりに欠ける。
金持ちにありがちな誘拐もあっさり解決だし、途中で登場した実母もあっさり退場だし。
初対面から受が子供に懐かれるのも、Hな流れに至るのも、何もかもがすんなり進んで、めでたしめでたし、のエンディング。
あっさり読み終わりました。

可もなく不可もなく、という感じでしょうか。

作者の初紙書籍&初BL作品とのこと。
恐らくいろんな作品を参考にしたのだろうな、と。
文章は下手じゃないし、構成もよく練ったのだろうなと思わせるまとまりの良さはありました。
ですが、それだけ。
作品のどこを読んでも既視感がプンプンするんですよね。
この作者のオリジナリティは? あるの? と。

幸いなことに、イラストも無難な辺りですね。
一応子共はかわいらしく描かれています。

セシル文庫の作品としては、良作な方だと思います。
新人作品としても上手い方だと思います。
そういう意味で、ちょっと甘めの評価です。
でも、他レーベルや次の作品ではどうかな、と。

カバーイラストの祖語と無理やり感と不快感

レビューが良かったので期待した分、ガッカリしました。

出だしと言うか、清二がまだ小さい体の時の部分までは、良かったです。
でも、その次の段階から、無理やり感がすごくて。

清二のスーパーマンっぷりが(苦笑)。
たった3年で、倍以上の身長に育ち、日本語の読み書きだけでなく2ヶ国語を習得し、家事育児を完璧にこなすなんて、ありえないでしょう。
いくら先生が裕福でいいものをたくさん食べさせてもらえたとしても、そこまで急激に成長できるとは思えないし、できたとしても成長痛に苦しんで日常生活に支障がある筈で、家事や育児や勉強なんてできませんよ。
せめて5年とか、もっと年数があれば違和感は減ったのですが。
まぁ、あまり年数をかけると先生が年取っちゃいますからね(苦笑)。

周囲の自己中な主張の数々も不快だったし。
清二の兄夫婦(実は兄が相当陰湿だったということが判明したわりに、ラストの方で頭を下げるエピソードの挿入が、悪い人じゃない感を押し付けられたようで・・)、先生の兄夫婦(再婚相手が異様にでしゃばってくるし。)、先生のおじ。
それで結局子供の伊織と猫の夜叉丸とは別れることになるし。

あと、先生の年齢が不明なんですよね。
どこかに書いてあったのでしょうか?
相当年齢差があるだろうし、ショタですよね(苦笑)。
清二の年齢、成長前は見かけが7~8歳の14歳で、成長してもまだ17歳だし。
さらに言えば、家から勘当されたような立場のわりに、ずいぶん裕福だよね、と(苦笑)。
売れっ子作家だとしても、そこまでなの? だし。
そこまで稼げるなら尚更結構な年齢だよねぇ、とか。
先生兄の役職からしても、若くは無い筈だしなぁ。
兄も家から離れたってわりに大出世してるし。
なんかアレコレがおかしいというか。

で、清二がキスやそれ以降に戸惑いがないというのも、変で。
どこから知識を得たのか、どこで経験を積んだのか、というぐらい(苦笑)。
そこまで「天才」なのかよ、という。
もっと言えば、出会ったころに頻繁に先生を「可愛い」と評しまくるのも、年上受けの伏線すぎて(苦笑)。

カバーイラストが本文と違っていたのも、期待はずれの一つ。
清次がその体格になる頃は、伊織はもっと大きくなっているし。

そして、あとがきによると大正時代設定で。
まぁなんとなく、明治末期~大正初期ぐらいだろうとは思っていましたが。
それはそれで、その先の「関東大震災」や戦争が待ち構えている、というのが、どうしても「つかの間の幸せ」のように思えてしまうんですよね。
この時期を描いた作品全てに共通なのですが(苦笑)。
将来伊織が会いに来てくれるだろう的なラストにも影を差すというか。

三毛猫のオスも、ありえないというか(苦笑)。
さらっと流しちゃう部分だけど。
隠れラッキーアイテムってことなんでしょうかね。
虹のシーンも、なんか、いかにも的で。

あれこれ盛り込みすぎ。
丁寧に設定を確認・整理し、推敲してほしかったです。
もっと内容をそぎ落とすか、もっと頁数を増やすか、という中途半端な作品になってしまったな、という印象です。

暗い過去がある割に、仕事も恋もあっさり進みます。

上っ面で中身のないデパート社員の攻と、子供の頃に誘拐されて性的被害の可能性から腫物のように扱われている杜氏見習である受のお話。

「お宅の商品をうちのデパートで扱わせてくれ」的にごり押ししてくる作品はいくつかありますが、それらの大半と同様、こちらの作品の登場人物もカスでした。
終盤には改心(笑)するのもお約束通りで。
そういう辺りが読んでいて不快でした。

誘拐されたことがある受の寂しさに付け込もうと、傷口に塩を塗り込むようなことをする攻。
受の反応が和らいできたら、なんかキュンとしちゃって。
どんどんプライベートなことに踏み込んでいくのも、やりすぎでしょ、と。
罪悪感を抱きつつ何もできなかった受の兄や幼馴染が、攻に丸投げしまくるのも、気持ち悪くて。
で、思いのほか早く受がデパートの企画を受け入れちゃうし。
とはいえ、攻の上司がぶち壊しちゃうのですが(苦笑)。
なぜか上司は自ら謝罪に出向こうとしないし、攻も謝罪の場を作ろうとしないわけで。
まぁ、企画自体もかなり無理があると思いますけどね。
全体的に、お約束&予定調和な感じが強かったです。
そもそも、ゲイでもない攻が受に惚れるってのも、そうですが。
受は昔からその傾向があったようだけど。
攻にその辺りの葛藤が無さ過ぎ出し、2人の関係に気付いているっぽい兄も、ゲイでもいいから弟が外に開いてくれれば的な感じというのもなぁ。

あと、ラストの数年後辺りには別れていそうでもある(苦笑)。
ようやく過去から一歩踏み出せた受は、これからどんどん良い方へ変わっていくだろうし。
攻が変わったのは可哀そうな受に対してだけじゃないかなと思うし。
攻がデパートを辞めて受のもとへ移り住むことは、受の地元が誘拐事件を覚えている限り無理だろうし。
精神的に解放された受は、攻を必要としなくなるだろうな、と。
「美人」もせいぜいあと数年ぐらいでしょ、と。
2人の仲を認めているっぽい兄も、弟が明るくなれば「攻じゃなくてもいいだろう」と思うようになるかもだし。

お決まりの流れの連続の末にただHして終わるだけ

定番の転生ネタ。
お決まりの流れの連続。
記憶が無いのも、前世で酷い目に遭ったのも、女性だったのに男として転生してきた理由とかも、受が攻に反発するのも、レイプされるのも、愛されているのは前世で自分じゃないと打ちひしがれるとか、目新しいものは無く。
協力してくれるお狐様は中途半端だし。
人間の方でも安藤が中途半端だし。
ラストに再々会をして、復縁Hをして終わります。
え? それで終わり? という感じ。
その後に2人がどう生きて行くか、というような展望的な描写が皆無で。

土石流とかその辺りについて異様に丁寧に説明してますが、それよりもうちょっと締りのあるラストになるよう、文章を費やして欲しかったですね。

タイトルが意味不明

よくあるヴァンパイアもの。
イラスト的にはイメージが逆なことが多いですが、流れに目新しさはありません。

カグヤがヘンリーに甘すぎ。
ヘンリーも、自分のせいでカグヤが自分達のもとを離れなければならなくなった経験があるのに、相変わらず考えが足りない言動で呆れます。
そして、グリフォンがしつこい。
若さゆえ・お貴族様ゆえの我儘・自己中さ爆裂で。
グリフォンを拒絶しようとするカグヤだけど、口先ばっかりで、突っ込みどころ満載だし。
で、2人は「つがい」だった、というオチ。
それだったらそれなりの描写をもっとしてくれよ、です。

猟奇的なドクターについても、なんか中途半端だし。
あっさり捕まって、気がついた時も逃げられないって、それでもヴァンパイアなの? です。

そして、タイトルが何を意味するかわかりませんでした。
月が重要な要素ではなかったし、ナイフが重要な小道具として描かれてもいませんでした。

文章量が多かったけど、満足感は無いです。
この文章量の割に・・・という感じでした。