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素晴らしい世界観。是非皆さんに読んで欲しい。

この小説を読んだら、そろそろ unlimited退会しようかなと思っていた気持ちが吹き飛びました。 
電子限定なので仕方がないにしても、このままちるちるの中で他の作品に埋もれてしまうのは本当に本当に勿体ない。

読み始めてものの数ページ……いや、数十ページ?読む頃には、身も心もこの世界観のなかに飛び込んでいました。
とにかくその描写力に度肝を抜かれたので、実は一般小説書かれているプロの方が密かに投稿しているのではと思ったくらいです。

これ、unlimitedで読めてしまってもいい代物なんですか?
作者の口座が目の前にあったら、まず間違いなく大金を捻じ込んでいます。

冒頭からめちゃめちゃ熱い展開なんですが、もう始まりから最後まで一切失速することがありません。
それに加えて、ヴェルギルとクヴァルドの会話はユーモアに溢れていて愉快で心地よく、ともすれば皮肉が効いていてクスリと笑えたり…
先の方が仰っていますが、M/M小説の洒落た会話と言ったら雰囲気が伝わりやすいですかね……

もちろん主役二人だけでなく、脇を固める登場人物皆素晴らしく、一人一人に厚みというか…しっかりとした物語があり、そこもとても魅力的でした。


※ネタバレ含むあらすじ(一部引用)


吸血鬼は他者の血液を介してしか 、生きるために必要な陽力を摂取することが出来ず、しかも、"満足や高揚 、あるいは快感"を覚えた血液ほど美味とされるとあって、数多の貴族婦人と浮名を流すことをもはや生き様としてきた吸血鬼のヴェルギル。
その日も名のある貴族婦人との房事にふけろうとしていたところ、人外社会の秩序の守り手である〈クラン〉の一員で、人狼であるクヴァルドの突然の襲撃を受ける。
「やっと……やっと追い詰めた」
ヴェルギルに対し殺意を漲らせるクヴァルドに「人違いだ」と説明するも、そのまま捉えられ人狼の本拠地へと連行されるヴェルギル。
そして天敵同士である人狼と吸血鬼は、手を組んで同じ敵を追うことになるーーーーー
それぞれの思惑を抱えつつ、激しく惹かれてゆくふたり。だが、ヴェルギルにはどうしてもクヴァルドを裏切らねばならない理由があった。


※※※


読み始める前、どちらが受けか攻めかの確認もせず、あらすじもろくに読まず、「ふ〜ん、ヴィジュアルの好みで言えば左が受けの方が良いな〜」(実際は逆でした)
なんて軽い気持ちで読み始めたのですが、読み終わったときには、そんな些末な概念なんかどうでもいい!これはヴェルギルとクヴァルドの物語だ……ズビズビ……と感涙していました。(何を言っているのやら)

夜中に読み始めたので1日で読み切ることができず、仕事のため丸一日読み進めることができなかったのですが、その一日が地獄でした。仕事中ずーーーっと続きが気になって気になって……。
ですので、これから読む方は翌日が確実に休みという
タイミングで読み始めることをおすすめします。

以上です。