小谷みかんさんのマイページ

レビューした作品

女性小谷みかんさん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

さすが、草川さんの攻めさまは(笑)

本編が12月はじめ?で終わるお話なので、ペーパーはクリスマスのお話でした。
やはり子連れBLということでゆうたくんのプレゼントを用意し、サンタ役をするふたりです。
ゆうたくんが欲しがったものがわたしも分からずつい検索をかけました(笑)
内容では、ちらっと攻めさまがもらす言葉で攻めさまの仕事に対しての姿勢をうかがわせてました。
そして、本編から引き続き受けくんの取り合いをするゆうたくんと攻めさま。4歳相手に真剣に取り合いしている攻めさまが萌えでした。
しかもそのあと、ひとりで凹みだす攻めさま。成長したといってもまだまだ受けくんの幸せな苦労は続きそうですが、なんだかもうこいつらにはこのままいってもらえればいいよと思いました(笑)。最後の終わり方は草川さんぽく綺麗にまとめてたかんじでした。あの終わり方は好きです。

子供のかわいさと攻めくん成長物語

子連れBLで表紙がかわいく、あったかいイメージの本でした。タイトルの意味はなんとなくだけど読んだら伝わってくるかんじです。
あらすじは紹介にあるのではぶきますが、この愛の信じられない攻めさまが、受けくんに出会って、子供を通して交流を深めるなかで愛を知っていき、態度が変わっていくところがとてもよく書かれていました。
ゆうたくんを抱きしめられない攻めさまが、自然に抱きしめられるようになっていたシーンが印象的でした。あとはエピローグの幸せなかんじで、読み終わったあとほんわかなれる作品です。
サイドで玩具メーカーに勤める攻めさまの積み木開発で栄転みたいなのがあって、それも厚みを出していたかなと思います。
手元に残しておきたい一冊になりました。

間違いなく神!!

一穂さんと竹美家さんのゴールデンコンビふたたび、なこの作品。登場人物たちのひとりひとりが生きてる、いる、という感じがして胸に迫ってきました。

そのなかでも攻めくんのすさんでだらしなく、だけど芯のあるキャラクターが、受けくんに出会いいっしょにいるうちにかわっていく過程が丁寧に書かれているので、ふたりにしあわせになってほしくてたまらないという気持ちにさせられました。

攻めくんの成長物語であると同時に、受けくんもまた、攻めくんに出会い、純粋なところはそのままに、でも成長していく。
あのラストに近いシーンのキスと抱擁は最高っ!いとしいおとぎ話となりました。

脇キャラクターに萌えてしまっ……。

作家買い!な一穂さん、毎回わくわくなんですが、今回の新刊は登場人物というか主役カップルのふたりがどっちがどっちかよく分からなくなってしまい、うまく感情移入できなくて残念でした。

なぜかめちゃくちゃキャラだちしている脇キャラクター金子くんがすごくツボに入ったので、萌えはそこから(笑)

ただ、金子に牛乳差し入れにいくところでいろんな意図に気づき心が近づく描写はさらりとしていながらさすが一穂さん、でした。

あっちとこっち コミック

腰乃 

フェンスの表現が面白い!

じつは個人的には好きな絵柄でもないのに気になって買ってしまう腰乃マジック!

それは会話のやりとりの初々しいどたばたっぷりがやっぱり面白い!と思わせてしまうからでしょう!この作品も腰乃先生の真骨頂といえるどたばたラブコメでした。童貞描かせたら腰乃先生だね、と思ってしまいました(笑)

作中のフェンスの表現が面白かったし、ザコンとフェンス突き破ってくれたときは主人公といっしょに「あっ……!(はぁと)」となりました。
帯にツンデレと書いてるんですが、ツンデレというより、ツンの日とデレの日に分かれてる感じで、ツンデレが同時に来なかったのはツンデレ好きな個人的には残念でしたが、しっかり萌えました☆腰乃先生なので、えちシーンにもう少しページさいてもよかったかもしれません。

気持ちのすれ違いが切ないお話

とくにケモミミに萌えないわたしまできゅんとするイラストさんの秀逸なお仕事っぷりにまず脱帽です。このお話に小椋先生のイラストもってくるあたり、分かってるなと(笑)

内容は、人と人狼のラブストーリーで、気持ちのすれ違いが切ないお話でした。山に帰るほうがいいと気遣う主人公と、そばにいたいと熱望する人狼サク。サクへの気持ちは好き、いっしょにいたい、だけどいっしょにいないほうがサクのため……と、BLの王道なすれ違いをしていましたが、サクのまっすぐな想いは読んでいて気持ちよいくらいでした。人狼仲間の脇キャラクターも魅力的に書かれていたと思います!自分ではあまり読まないタイプのお話でしたが、買って良かったです。

一穂さんに期待しすぎたかもしれない

一穂さんの作品たいてい好きなんですが、これはちょっと好みとは違いました。

主役二人とも微妙なキャラクターなように感じたし、ほだされるのもそれでいいのかなって思ってしまいました。ふたりに必然性が感じられなかったということでしょうか。ただ、あくまでわたしの感覚がついていかなかっただけだと思いますので中立で。

が、さすがに一穂さんなのは、主役二人の間の過去の出来事をそれぞれ対照的に受け取っているところで、キャラクターを描き出していると感じられた点です!うまいなぁとうなりました。もちろん文章のきれいな感じも健在です!これからも期待して作品を待ちたいです。

もしも願いが コミック

TATSUKI  

とても面白かった

とにかくとても面白かったです……文句なしといいたい!ストーリーがきちんと構成されていて、モチーフをしっかり使い、印象に残るシーンをかきあげる力のある作家さんなうえに、各所にある小ネタがいちいち面白すぎます!

表紙のカラーの絵柄と中身の絵柄がちょっと違う感じです。カラーがほんわり塗られていて分かりにくいかも?ですが個人的には中身の絵柄のほうが好きです。綺麗な絵柄でちょっとした表現もお上手です。

カタログ掲載という性質上、バッドエンドのものも描かれていたりですが、これから本当に作家さんが書きたいものはなんなのか、それを引き出していってくださると良いなと思います。『八月の杜』もちょっとシリアスな空気があったので、ギャグが得意そうだけれど今後どうなさりたいのかなというのが気になるところです。

これからの作品も期待したい作家さんです。

丁寧に書かれた作品

新人作家さんだからか、一文一文、とても丁寧に書かれた作品だなというのが伝わってきました。描写がいちいち綺麗なかんじなので、せつなくて耽美な雰囲気が全体に散っています。切ないBL小説お好きな方にはハマる作品だと思います。

一言で言ってしまえば花魁×花魁の遊郭ものBLですが、お客×花魁の遊郭ものばかり読んでいた私には新鮮でした。お客×花魁ですとだいたい身請けされてハッピーエンドですが、花魁×花魁だとどうする気なんだろうと面白く読めました。
北畠さんの挿絵も良かったです!

また水揚げ(初めて客をとる日のことみたいです)シーンのあとの攻とのやりとりはとても良かったです。そこまで誰かを想える強さ……というのはすごいなと。

あとがきで書かれていましたが攻がちょっとヘタレ気味でハラハラしましたが、がんばるシーンもあって相殺かなと。かっこいいだけじゃない、人間っぽい攻でした。受はとにかくまっすぐで健気で芯のある受で、ひたむきに相手を思う気持ちに胸打たれました。

あと、まわりのキャラクターがかなりたっていて、なかでも姉御っぽい男花魁が出てくるのですが、そのキャラが魅力的でした!そのキャラクターのセリフがかっこよかった!
悪役もいるのですが、悪役の抱えるものも書いてあって、作品に奥行が出たと思います。

続編もあるのかなという終わり方だったので、とりあえず評価は萌で。あとがきに初稿とラストが変更になっていると書かれていたので、それも気になります。もし続編あれば読みたい作品です。