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余韻の残るアンソロジー

BLにゾンビという奇抜な設定を混ぜるという事で、まずその試みに拍手。

1番感心した、というか、漫画的に面白かったのは日乃チハヤさんの作品です。
他の作品でも、作者を知らないまま読んだもので、面白いなーと感じたものって、だいたい日乃チハヤさんの作品だったりするんですよねぇ…


1番私好みだったのは、木村ヒデサトさんのデッドデッドラブアライブです。
BL以前に好みの話です。
ゾンビという醜い姿への劣等感を感じる主人公。こういうのって、普通の日常生活でも考えられませんか?自分だって、明日には全身大やけどを負ってしまうかもしれませんよね。
そんな大和を包み込む隊長に私まで惚れました。
そういうのに私はじーんとくるんです。
隊長は、外側からは計り知れない美しさを感じられる人なんだなって思えて。
話のまとまりとしてはこれで完成されているけど、続編が読みたいです。なんといっても、恋する大和が可愛らしい愛おしい。大好きになりました。

他作品もなかなか面白かったです。
ただ、こういう設定はハッピーエンドが少なくって、ハッピーエンド至上主義の私にはちょっとツラい、、、

ただこの本の愛を叫びたい

皆さんのレビューでも仰っている通り、この小説は切ない、つらい、受けがかわいそう、攻めひどい、です。小説を読み進めて私も思いました。主人公がかわいそう、、、でもそれだけじゃなかった。

ここからうっすらネタバレかも。。

この小説はもう、受けに感情移入して読むと序盤から胸がイタタタタ。。
私はもともとこういうタイプの小説って好みじゃないんですよね、、正直。切ない!健気!な小説を読むときって主人公が幸せになるまで不安でドキドキしちゃうので、疲れちゃうんですよね。
その中でも好んで読む小説といえば健気受けと終盤の攻めざまぁ展開がある小説です(笑)
この小説はたいした攻めざまぁが無いらしいと聞いていたので、うーーん。。読むのどうしようかな?って思っていました。


でもこの小説は皆さんのレビューを見てから見たので、受けがすごいかわいそうだとか、攻めに殺されかける(!)とか、えー!って思ってから読んだので耐性みたいなのがついてたのと、再会した受けと攻めの関係がどん底から始まるのが良かったんだと思います(良好な関係になっていくしかないと思うので)なので私には珍しく切なさを楽しめました。


そして、航希にはもっといい人がいるよ。とか、なんでそんな莉一に執着するの?って思わないでもないんですが、多分それは航希にもわからないんだろーな、理屈じゃないんだろーな、ってだんだん思えて来たんですよね。読むうちに。



感情移入して読むと辛いんですが、私は感情移入して読むのをおすすめしたいです。
私は感情移入したおかげで、胸が押しつぶされるくらい辛かったり痛かったりしたんですけど、最後あたりはもうその反動で喜び?で涙がポロポロ、胸がきゅんというよりきゅうっとしました。

終わりのSSもいいんですよね。これがなければ完成しない。ってくらい。
多分これから航希は幸せになるんだろーな、っていう予感を感じさせるラストで嬉しいです。


私は1回通して読んだ小説はなかなか読み返さないんですが、この小説はちょくちょく読み返しています。なぜか私にとっては不思議な魅力があるんです。


欲を言えば、莉一がヤキモチ焼く話とか、読んでみたいなぁ、、って思うんですが、そこは妄想でカバーですね。(今更ですが続編がほしい)



ちなみに、他の方のレビューで雨の降る日には必ず2人に何かが起きるというのを見ていたので、雨が振りそうな描写があるとドキドキしました。(笑)