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「萌え」消費はできるかもしれないが

恋人同士の心理描写は十分すぎるほど丁寧に描かれている。ショタとか、エロ描写なしとか、そういう特質も各人が納得して読む分には問題ないと思う。
ただ、登場人物の家族関係やそれぞれの人生経験が、キャラクター設定の上でざっくりすっぱり断捨離されているのは、いかがなものか。
こうした心理的背景の排除は、この作者のほかの作品でも往々にして見られるが、見た目や行動しぐさの可愛らしさや会話の魅力だけで、登場人物にシンパシーを感じたり、愛着を抱いたりするのも、ある程度人生経験を積んだ読み手にはなかなか難しい。
せめて、康平の実家(両親)や、正三の会社(仕事関係)などの社会的背景の描写なり説明なり、ストーリーの中にほんの少しでも盛り込んでもらわないと、人物設定の奥行が生まれない。この先、この恋人同士がどんな選択をし、どんな未来を描くのかについて、まったく興味が持てない。
ただベタベタ、デレデレしている日常に、康平の同級生程度のチャチャが入るくらいの波風しか立たないのなら、いわゆる「萌え」消費対象という意味での、感動ポルノ作品の領域を脱し切れていないように思う。