前作を拝読し、曝け出すような独特の世界観を持つ作品だと思っていましたので続編と聞き期待していました。
大学生になり、お互いを知っていくうちに、お互いのためにどうしたらいいのか、何が正解なのかを、お互いを大事に思ってるぶん思い悩む二人のお話でした。
相手の為にしてあげたいという気持ちが逆に相手を追い詰めていたり、相手の望むようにありたいと思うが故に言いたいことが言えなかったり…
物語に不自然さはないし、二人それぞれが苦しむ様もお互いを思っての事である意味微笑ましかったのですが、1巻で感じられたこの作品ならではのオリジナリティがあまりなかったように思いました。
悪く言ってしまえば、よくある話でした。
感想としてはあとがきを読んで納得、という感じです。
何を描こうか悩みました、とあったので、作者さんが描きたかったことは1巻で描ききってしまわれてたのかなと。
次作があるようですので、今作を踏まえた上で楽しみにしたいと思います。