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女性kaya。さん

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後日談にスピンオフに盛り沢山

え?前巻で完結じゃなかったの?とびっくりしたけれど、
番外編は電子単話でしか読めないと思っていたので
1冊にまとめて下さって感謝しかありません!

本作は天星とレイのクッソ甘デートエピソードや過去編、
子供たちが生まれた後日談を描いた番外編が4編と、
天星の兄・皇佑のスピンオフ2編が収録されておりました。

子供たちが生まれて幸せいっぱいではあるけれど、
イチャイチャ不足で悶絶してしまう二人にニヤニヤしちゃいました。
子供が産まれても変わりなくバカップルな二人、最高です!

皇佑編についてはお相手のαの存在はこれまでも匂わされてはおり、
こんなプライの高いαをΩにしちゃうなんて…
さらに上を行く俺様攻め?とか色々妄想を繰り広げていたので、
ようやくお相手を拝めたのとΩに変転したきっかけのお話が読めて
嬉しかったです!

これまでのような1冊全体を通しての続きものではないので、
読み応えとしては少々あっさり感はありますがこの1冊で
色んなエピソードが読めてしまうのはおいしくもありました。

そして、予告ページによりますと新シリーズも始動予定だとか…。
まだ番にはなっていないようなので兄カプの続編?
天星×レイ編もあるのかな?と今から楽しみでたまりません♪

恋地獄で待つ コミック

ダヨオ 

結局いつも最後は泣かされてる

なになに?
“死後にはじまる地獄の同棲ライフ”?
ダヨオ先生のファンタジーですって!?
しかも、なんだかドタバタコミカルな雰囲気?

いつもと少しテイストの異なるあらすじに
わくわくしながら手に取りました。

詐欺師・鷺ノ宮楽は工事現場の落下事故で
22歳にしてその短い生涯を終えてしまいます。

けれど、次の瞬間 目を覚ますと、
なぜか目の前には高校時代の同級生・豪徳寺学の顔が!

思わぬところで人生で一番再会したくなかった男と
再会を果たしてしまった楽。

それだけでも最悪なのに、さらに豪徳寺が言うには
この地獄世界で豪徳寺と同棲しなければならないらしく…。

始まってわずか2ページで主人公が死んだかと思いきや、
地獄で攻めと再会して同棲生活がスタートってなんだそりゃ?
スピーディーかつぶっ飛んでいてファンタジックでいて、
めちゃくちゃ面白い!


はじめのうちはことあるごとに学を冷たく突き放していた楽ですが、
どうやら彼が生前に犯したいくつもの罪の根源が
“学の差し伸べた手を振り払ったこと”にあるらしく、
学を拒み、罵声を浴びせる度に自身に“罰”が降りかかるのでした。

その罰というのがタライが落ちてくるシステムだったり、
どこかお笑い番組の罰ゲーム的でいちいち笑ってしまう。

そんなタライにもめげずに?懐いてくる学に抗い続ける楽でしたが、
徐々に絆されずにはいられなくなってゆきます。

というのも、本当は生前から学に特別な感情を抱いていた楽。
だけど、いじめられっこだったくせにいつの間にか自分を追い抜いて
どんどん先に行ってしまう学を好きだなんて認められなくて、
結局素直になれないままに学とは疎遠になってしまったのでした。

すっかり格好良くなったくせに中身は昔のままで楽一筋で、
あまりにもひたむきに愛情を注いでくれる学に
次第に気持ちを押し込められなくなってゆく楽。

それでもなかなか素直になってくれない楽でしたが、
いざ学が消えてしまうと知ると全てをかなぐり捨てて学の元へ駆け出し、
「お前がいないといやなんだっ」とやっと本音を吐き出しす姿に
なんかもう堪らなくなってしまいました。
これが楽の本音で、ずっと言いたくても死ぬまで言えなかったこと。
生きていた頃からこんなに両想いだったのになぁ…。

ラストは楽の愛の力?で消滅しかけていた学も元通りになり、
今度こそ地獄でのイチャあま同居生活をスタートさせます。

死後の世界なのに現世みたいに仕事をして、ごはんも食べて、
年も重ねてゆきます。
そうして、最後の最後には死期も訪れて、学を看取った楽。
ここ…なんか…泣けてしまって…。
ダヨオ先生の作品って恋人同士になった二人が年を重ねてゆく描写が
結構あるのですが、それが幸せで、だけど、それはお別れもセットで
いっつも泣かされてしまうんです。
今回も年老いて、学を看取って、
その後学と再会するために何度も転生して…
何度も輪廻転生を経てやっと再会できて、
今度こそ幸せそうに笑う二人を見たらもう涙がぶわわっと溢れちゃってました。
ああ…いつも最後はこんな感じで号泣させられちゃってます。
今生こそ末永く幸せに添い遂げて…。

描き下ろしでは転生後の二人のお話。
生まれ変わっても前世の記憶をもっていた楽と
残念ながら記憶を失ってしまっていた学。
前世での愛の思い出が共有できなくて寂しかったけれど、
最後は思い出してくれたみたいで心底嬉しかった…!!

まごうことなき“運命の相手”

“運命”で繋がる二人がロマンチックストーリー。

新人編集者の百合野には運命の赤い糸が見えます。

いつか現れるであろう自分の運命の相手を待ち続けてきた百合野でしたが、
ある日、担当を任されることになった小説家・本庄の小指に
自分の運命の糸が繋がっているところを見てしまいます。

夢にまで見た運命の相手が髭面の陰気なおっさんだとわかり、
落胆を隠せない百合野でしたが…。


“運命の赤い糸が見える”という特殊能力をもっている百合野ですが、
不思議な力をもっているのは彼だけではないのです。

なんと本庄もまた“人の心の声が聞こえてしまう”という特殊能力もちでした!
けれど、彼の場合は聞きたくもない心の声が延々と聞こえてくるという
不思議な力のせいで万年寝不足という悩みを抱えていました。
ただ、百合野の声だけは聞こえず+周囲の声までかき消してくれる
ノイズキャンセリング機能付きという運命の相手ならではの現象が。

そして、百合野が近くにいるときだけ久々の静寂を手にした本庄から
添い寝するよう頼まれてしまう百合野。

事情を知らないだけに最初のうちは本庄の突拍子もない申し出に
戸惑いっぱなしの百合野でしたが、無防備で無邪気な素顔に絆されてゆき…
途中からは髭面のおっさんが可愛く見えてしまい陰で悶絶する百合野が
微笑ましすぎてムフムフ笑いが込み上げてきました( ´艸`)

そんな百合野には一向に気付いてくれない本庄ですが、
彼もまた一緒に過ごすうちにお人好しで献身的な百合野に惹かれてゆき、
彼に想いを寄せるように。
恋を自覚してからは初登場時では想像もつかないようなピュア乙女っぷりに
不思議と可愛く見えてきちゃいました。


本庄も百合野も能力は違えど、
特殊能力のお陰で互いが運命の相手であることはわかっているのに、
相手の気持ちだけはわからないゆえになかなか一歩を踏み出せず、
じれじれさせられっぱなしでした!

そんな恋に不器用な二人なので、本庄の祖母のフォローなしには
進展はなかったかもしれません。
おばあちゃん、ありがとう…!

恋人同士になってからは年下の恋人を甘やかしまくる百合野と
そんな彼氏に身も心も委ねちゃう可愛い本庄にほっこりさせられました♪

推しにぐいぐいこられる幸せ

アイドルグループ“FIFTH”のガチオタの理玖は
ひょんなことから“FIFTH”のマネージャー補佐として働くことに。

推しのカイトを目の前で拝める幸せに浸る理玖でしたが、
理玖をデリヘルボーイと勘違いしたカイトからキスされてしまい…。

そんなスタートからヤリチンアイドルかと思いきや、
理玖に執着を見せるカイトにニヤニヤしちゃいます。

距離バグすぎるカイトに戸惑う理玖でしたが、
カイトから実はファン時代から認知していたと告げられてしまいます。

カイトが自分を認知していた奇跡に喜ぶ半面、
「FIFTHのファンは採用不可」という規約のために
なんとしてもカイトのファンであることを秘密にしたい理玖。

そんな理玖の状況なんてお構いなしにぐいぐい迫るカイトですが、
チャラそうに見えて理玖に対しては素顔を見せたり、
以前からずっと理玖を探していたと伝えたり、
意外にも一途な一面に萌えツボをがっつりと押されてしまいました♪

カイトへの推し心と恋心、2つの気持ちの間で葛藤した末に
カイトの前から姿を消してしまう理玖が切なかったけれど、
カイトが追いかけてきてくれてよかった…。

できるなら二人のあまあまをおかわり所望です♪
他メンバーも魅力的なのでスピンオフとかも見てみたいかも!

やっと報われた

上巻で部下の進藤と身体の関係を持ってしまうも、
進藤の将来を想って別れを決断した浮ケ谷。

下巻ではそこから3年が経過しています。
進藤のことを忘れきることもできずにいた浮ケ谷ですが、
出張で本社にやってきた進藤と再会を果たします。

3年前もイケメンではあったけれど、
年月を経て余裕というか落ち着きが滲み出ていてより男前になっていた進藤。

思わず気持ちが揺れ動いてしまう浮ケ谷ですが、
進藤から「今も気持ちは変わっていない」と告げられて…。

とっくに吹っ切れていたに見えていたけれど、
浮ケ谷への想いを忘れずにいてくれた進藤。

そんな進藤の言葉に浮ケ谷も抑え込んできた気持ちが溢れ、
今度こそ本当の恋人同士へ。

けれど、物語はそこで終わりません。
念願の恋人同士になっても素直になり切れない浮ケ谷と
浮ケ谷への好きがダダ漏れてしまう進藤とですれ違いが。
本当は進藤と同じくらい、いや、それ以上にベタ惚れな浮ケ谷ですが、
今にも溢れ出てしまうそうな進藤へのクソデカ愛やら周囲の視線が
気になってしまい、ついつい塩対応になってしまいます。

そんな浮ケ谷の態度に3年前に浮ケ谷から捨てられたトラウマが蘇り、
言葉を呑み込んでしまう進藤が切ないです。

そうして、どんどんすれ違い、不安になってゆく二人。
ああ、またも良くない展開だ…とドキドキしていたら、
最終話では遂に浮ケ谷がブチ切れて見栄も外聞もなく
逆ギレに乗じての激デレが炸裂!

浮ケ谷はめちゃくちゃ怒っているのに、
嫉妬や執着がダダ漏れな浮ケ谷に嬉しそうな表情を浮かべる進藤が
微笑ましかったです。
やっと、報われたな、と。
互いの本音を伝え合ってようやく二人が本当の意味で
恋人同士になれた気がしました。

その後は吹っ切れたのか友人や職場の親しい同僚にも
二人の関係が明かされており、人前で堂々とイチャつく二人に
ニマニマしてしまいました。

不器用すぎてしんどい

タイトル通り、大人の恋でした。
上下巻完結ですが、上巻ラストは切なかった…。

会社員の浮ケ谷はイケメンで有名な部下の進藤に
苦手意識をもっていましたが、あるきっかけから
好意を抱かれるようになり…。

はじめは爽やかクールな印象の進藤でしたが、
いざ蓋を開けてみると恋愛経験がなくて、
それがコンプレックスになってしまっているというピュアっ子でした。

もうこのギャップだけでも可愛いのだけれど、
浮ケ谷に想いを寄せてからはワンコの如く猛アピールを繰り返し、
念願の童貞卒業後は恋人同士になったと思い込んであまあまが炸裂。

けれど、浮ケ谷にとって進藤は将来ある部下でさらにはノンケ、
自身の過去のトラウマも相まって距離を置くようになってしまいます。

進藤が愛想をつかすように敢えて残酷なフリ方をした浮ケ谷ですが、
傷ついた進藤の表情が辛すぎて胸が痛かった…。

その後、追い打ちをかけるように進藤の転勤が決まってしまい、
本当に身も心も離ればなれになってしまった二人。
この先どうなってしまうの…?

無自覚イチャに癒される

なんなの、これ、癒される。。。

大学生の灯は落とし物をして困っているところを
同級生の藤真に助けられます。

以来、話すようになり親しい友人へ。

本人たちはあくまで友情のつもりなのだろうけれど、
傍から見れば無自覚にイチャついているようにしか見えなくて
尊さが溢れておりました♡

恋を自覚してからは嫉妬してしまったり、すれ違ってしまったり、
切ない展開もあれど、基本的に二人とも素直なので
そこまで拗れることなく想いが通じ合ってよかった。。。

初々しいキス止まりで、えちはなしです。
どちらかというと気持ちだけでなく身体も結ばれて欲しい派ではありますが、
この二人の場合はエロありよりなしの方がしっくりきました。
終始ほっこりな二人に癒されっぱなしでした♪

執着が爆発

1巻を読んでコワモテΩのギャップにやられ…
続編の報を聞いて以来、2巻はまだかと待機しておりました。

1巻ではただの隣人兼セフレ関係を経て
恋人同士になった特異性αの晃太とΩの龍之介。
普段は無愛想ながらも時折晃太にだけデレて見せる龍之介でしたが、
この2巻では前巻の比じゃないくらいデレまくっておりました…!
(ありがとうございます!)
二人きりのときになるとひっついてきて甘えたになっちゃう
龍之介が可愛良くて可愛くて脳内からコワモテ設定消えてました。

そして、今回は晃太の執着が炸裂しています。
特異性αという普通とは少し違う特質をもつαである晃太ですが、
特定のΩのフェロモンしか感知できない分、恋人であるΩへの
執着が異様に強くなってしまうのだとか…。

龍之介が不在になると体調を崩し、
メンタルも不安定になってゆく晃太がしんどくて…。
もういっそ早く番になって欲しいけれど、
噛みたくない晃太と噛まれたい龍之介のすれ違いもあって、
なかなかそうもいかず。

ラストではホルモンバランスが崩れているせいか、
龍之介の匂いを感知できなくなってしまった晃太。
これ、匂いがしない=両想いじゃなくなったとか
誤解を生みそうで怖いなぁ…。
次巻発売をお待ちしております!

待望の後日談

前作が発行されたのが2021年ということで、
とうに諦めていたところに続編が刊行されて歓喜してしまいました。

待望の恋人編です。
主に二人の世界を中心に描かれていた前作とは異なり、
今回は登場人物が増えたり、周囲の人々とのやりとりなど
二人を取り巻く世界かぐんと広がった印象でした。

もちろん倉科と一色の間に流れる甘やかさも増し増しです。
特に倉科は一色への好きがダダ漏れすぎていて、
ちょっとしたすれ違いなどでも一喜一憂してしまう姿が
なんともいじらしくて微笑ましかったです。

一方の一色も前回はクールなイメージだったのに対して、
今回は倉科に想いを寄せる元カノに嫉妬してしまったり、
それが原因で倉科に八つ当たりしてしまったりと
感情的な一面が見えてきて変化を感じられました。

そして、進路選択なども目前に迫り、
それぞれの将来を見据え始め葛藤する二人。
Dom/Subユニバースや恋愛作品としてだけではなく、
思春期の中にいる二人の揺らぎなども描かれており、
読み応えを感じました。

苦難を乗り越えて、パートナーとして、恋人として、
お互い以外はあり得ないと想いを深め合った二人。
夏休み目前というところで終えてしまいますが、
まだ続くということで次巻をお待ちしたいと思います。

また本編も未完ではありますが、
養護教諭の羽澄の学生時代を描いた過去編も収録されておりました。
そちらも今回は前編のみの収録ということで続きがあります。
ただ、本編では羽澄は倉科からのペートナーの有無の質問に対して
「パートナーはしばらくいません」と答えているので、
まさか後編では…?とちょっと今からドキドキしています。
続きが待ち遠しい!

葛藤を乗り越えて

前作俺の『幼馴染は超カワイイ』では
そのタイトルやふんわりとした画風に違わず、
ただひたすら可愛い二人を堪能させていただいたのですが、
今回はDom/Subユニバースの世界観だけあって
ただ可愛いだけではなくちょっぴりシリアスな部分も描かれていました。

Domの大学生の柴野はある日、飲み会で自分に一目惚れしたという
Subの同級生の花柳に出会い、「パートナーになってほしい」と告白されます。

自分のDomのある特質から歴代パートナーからフラれ続きだった柴野は
断ろうとするも、あまりに一生懸命に想いを伝えてくる花柳に絆され
パートナーとして受け容れることに。

以来、簡単なプレイや時々デートもするようになってゆき、
パートナーとしてだけではなく花柳に特別な感情を募らせてゆく柴野。
花柳からも次第に「もっと」とコマンドを求められるようになりますが、
過去のパートナーたちからは「コマンドの圧が強い」ことが原因で
別れを告げられてきた柴野。
別れを繰り返す度、それは柴野にとってのコンプレックスになってゆき、
花柳にも本当の自分の欲求を知られることに臆病になってしまうのでした。

普段は穏やかで優しい柴野ですが、花柳の泣き顔に反応して
時折見える彼の“本来の性癖”。
けれど、花柳を怖がらせることのないように本能に抗う姿に
柴野の誠実さを感じました。

DomとSubという関係にあってもそれぞれに趣向は異なり、
それが一致しないと体調不良や最悪別れに繋がってしまうのが
このDom/Subユニバースの世界観の醍醐味の一つ。
今作もそんな本能と感情の間で葛藤し、
それを乗り越えて本当の意味での“パートナー”になってゆく二人に
純愛と絆を感じました。

とにかく花柳が一貫して柴野に対して一途で献身的で、
愛おしさが溢れまくっておりました。
こんなにも健気なSub、庇護欲をそそられないはずがない!
これからも柴野に愛でられて、ときどき意地悪もされちゃったりして、
末永く寄り添っていってほしいな…。

ページ数の関係でもあるとは思うのですが、
できれば花柳が柴野に一目惚れしたときのエピソードや
想いが通じ合った二人の後日談なんかもいつか番外編なんかで見られたら
嬉しいなあ…。