原作未読でもクスリと笑えるコメディー色強めの良作。
連続リピも気軽にできる面白さでした。
小野友樹さんの演技が光っていたなー。
オタク嫌いの攻めがオタクの街でてんやわんやしているギャグテイストなので、攻めの激しい脳内叫びがあったりとキャラがくどくなりそうなのに、なってない。凄い。
小野友さんの男らしいかっこいい声だけども滑らかさ半端なくて、水が流れるようにハイテンションを聴ける、けれども勢いをしっかり感じる…!
はまっていたと思います。
カツアゲを見過ごせない勇気はあるけど、毎回(自分が)無傷では終わっていないところが可愛かったです。
受けは、お目当ての花江さん。
幼さが残る高め甘めなキュートボイス(*ˊᵕˋ*)
(※30歳)
▽ 鬼リピしたセリフ一覧
「ダメだよ………おにいちゃん」
「お帰りなさいませ。ご主人様」
「恥ずかしい…あんまり見ないで……」
自ら何度も浴びに行き、木っ端微塵になりましたとさ。
女装時の声は可愛さ完凸しすぎだが、ベースはきちんと秋庭さん声を維持しているのさすがだなと思いました。
ところで私、オタクキャラって苦手なんですよね。
オタクは恥ずかしい趣味だとされる時代に生きてきたので、全自動の共感性羞恥に襲われがちで(汗)
ただこの秋庭さんはグッズの物量は凄いですが、痛すぎるオタクトークを振りまいてこないので、とても無害です。
可愛いを世界に振りまいていただけなので、私の様に苦手な人がいてもきっと大丈夫!
日常生活において不運すぎるドジっ子なだけかと思っていましたが、オチにそう絡んでくるとは思わず、最後までクスリとできました。
ところで、山下大輝さんの存在感パないですね…秋庭さんと百合百合してくれていてもいいのですが…。
秋庭さんとの推し活デートに死んだ顔で付き添う長谷川さんも見たいので、少し妄想しておきます(笑)
原作未読。
河西さん受けおかわりしたくて買ってみたのですが、音声だけで十分に楽しめる良作でした。
受けというド好みの男を見つけた攻めから物語が始まるのですが、脚本がいいんですよね。
初対面から仲良くなっていく敬語での会話とか
親しみを感じるナチュラルな台詞まわしとか
滲み出る受けの顔、体に惹かれすぎている攻めの描写とか
好きな小説家の作品に対する熱量感じる具体的な感想とか...ここをきっかけに仲が深まっていくので大事なポイントなのですが、熱狂的なファンだけれども厄介なヲタク感がない清らかさを感じて好印象でした。共感性羞恥に苦しまなくてすんだ(笑)
そしてキャスト陣の素晴らしき演技力!
受けの情報を温和な態度と自然な会話で引き出していく絶妙なうまさが遊佐さんの声、演技と相性バッチシで、腹の中が分かっていても騙されそうになる(笑)自然体で強引さなく(内心はどうであれ)余裕たっぷりげに自分のペースに引き込んでいくキャラほんとうまいなぁ。
河西さんは純朴さ感じる人の良さそうな声で、共通の趣味に盛り上がりつつも攻めの口説きに心揺さぶられ、だけど性的接触は普通にNGで...と忙しいのに、うるさくはならない良き受け声でした(拝み)
BLだけども無理のないBLというか、攻めはどこでも聞くような愛の言葉を囁くだけではないし、兆しはあれどもあっけなく絆されはしない受けもいいかんじでした。
即堕ちやらこの巻で簡単にハピエンにならなかったのはご都合展開じゃなくて本当に良かったです。
まぁ続きが気になって手を伸ばしたくなるんですけどね。私が簡単におちているわ。