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エキスパートレビューアー2023

女性1740さん

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「最×のセックス」とは!

作者買い。そして大好きな「入室ノックは忘れずに」の日置元寮長と神楽が出てくるので、それも楽しみにしていました。

黒木えぬこ先生らしくとてもエッチでかわいい物語でした。
攻めはヤリチンでプライド高いタイプですが、どんな相手に対しても優しくて尽くす人です。
受けはオナニー好きの童貞処女ですが、積極的でなんでも受け入れる不思議ちゃんタイプです。

物語は受けの碧くんが「最高のセックスをしたい」と攻めの久澄くんにお願いし、「この子は一生俺をオカズするんだ」と張り切って久澄くんがかわいがってあげることからはじまります。
甘々にデロデロにして満足してもらえたと思ったのに、「オナニーとあんまかわんない」「好きな人じゃない」とわかりショックを受け、リベンジをします。
それからはセックスだけじゃなく料理を作ったり、インドアな翠くんが楽しめそうなデートを計画したり、いろんなお世話やケアをして「最高のセックス」を演出しようとがんばります。
セックス自体は楽しんで気持ちよくなっているのになかなか「最高のセックス」がわからない碧くん。
そんな碧くんと過ごしているうちに今までの誰よりも一緒にいるのが楽で楽しくなっていく久澄くん。ちょっとした謎や家族のこと、嫉妬する相手などにより久澄の心が揺れていきます。そして…。
続きはぜひ本編を!

読み終わってタイトルの「碧くんの最×のセックス」の意味がわかり、ニヤニヤしちゃいます。
ほんとにかわいいふたりでした!

「入室ノックは忘れずに」の日置元寮長と神楽のふたりもキーパーソンになっています。
ぜひ「入室ノックは忘れずに」の方がいたらぜひそちらも読んでみてくださいね。

ボーイズのラブ未満のなにか

ライトBLです。でも本人たちはBLしているつもりはないので、ブロマンスでしょうか?もしくはただの幼馴染のじゃれあいでしかなく、BLだと腐女子が思いたいだけかもしれません。
そのため恋愛感情もエロもありませんが、「うぐーーーー」っとなる物語になっています。

この作品は、大学を卒業してから地元島原へ帰って長年ニートをしていた幼馴染のタカシとゆうたの日常的な話になります。
ゲームに昼寝の日々を続けるだらしないふたりを見かねたタカシの母親が、働くためにタカシをイメチェンさせてからふたりの生活が変わっていきます。
イメチェンしたタカシは顔の良さだけで市役所の「シティア ピール部 町おこし課」に臨時社員として採用されます。ひとりじゃ辛いと協力隊として一緒に働くことになったゆうたもイメチェンしたらイケメンに!

右野マコ先生らしいギャグや大げさなキャラがたくさん登場したり、以前のモジャモジャやだらしないふたりに戻ったりもしますが、独特な距離感とコメディセンスで楽しませてくれます。
生まれ変わったふたりは互いの顔に照れながらも楽しく仕事として地元を紹介したり、いつも通り遊んだりわちゃわちゃしたりしている様子をBLのように周りが楽しく見守っている感じです。
ただボーイズのラブ未満のなにかを醸し出しているのを楽しむ作品です。

どうなるのか続きが楽しみ

朔ヒロ先生が人外じゃない作品を⁉と思いましたが、主役は職業「死神」です。厳密には人外ではありませんが、今作もそちらに近い人たちのファンタジーになっています。

受けは死神の夜泉。死者の国へ行こうとしない魂を死者の国へ送り届けるために大きな鎌で魂を刈り取ります。偶然、ゲイバーで侵入していた攻めの探偵の陽名にその様子を見られてしまいます。
そして苦しんでいる夜泉を助けるためにバーで「キスをしなくては死んでしまう」と言っていたことを思い出してキスをします。
夜泉は仕事をした後に数時間具合が悪くなるように呪われています。ただ、夜泉は陽名にキスをされると症状を抑えられます。このあたりもなにか秘密があるようですが、まだわかりません。

二度目にまた仕事をしているところを見られて、具合が悪くなった後にキスをされます。
ここでキスをするなら「浮気は俺の主義に反する」と彼女と別れて、「カッコイイやつになりたいから」と言う陽名に好感が持てました。軽い子のように思えていたのですが、いい子だなって。
そして朦朧としている夜泉を連れてそのままホテルへ入るふたり。
そこで夜泉の仕事を知ったり、自分も死神になってしまったり、お礼にとフェラをしてもらったりします。ゲイではないのに夜泉を拒否できない、気になってしまう陽名。陽名に対して気のある素振りを匂わせる夜泉。

実は、幼い時と高校時代にふたりは出会っていました。そして夜泉は陽名をずっと好きだったようです。
ツレないフリをしつつも自ら進んでフェラをしたり、スマホの登録画面だけで自慰したり、キスでドキドキしたりとかなり拗らせています。
陽名は記憶をなくしているので夜泉のことは覚えていませんが、初対面からなぜか惹かれていたし、キスもできたし、されることにも抗えなかったことを考えると、やはりふたりは過去に両想いだったんでしょうね。
両片想いになるふたりがこれからどうなるのか。
欠けた記憶と呪いを解く方法を見つけるためにふたりは一緒に死神として仕事をしていくことになります。

そして2巻へと続く前にふたりはエッチをしますが、その様子を盗聴している陽名のルームメイトが!たぶんこの人は……。と思わせて1巻は終わります。
ふたりの過去の出来事やルームメイトや家族の秘密、事件の真相など2巻でどう明かされるのか続きが楽しみです。

いろいろな恋愛があった

待望の3巻!そして完結!
個人的にオメガバースの世界観でのβの切ない恋が大好きで、しかも主従関係というダブルの切なさで1、2巻から待っていました。

策略を巡らしてなんとか相手にも周りにもふたりの関係を認めさせようとするαの凌介と、大切だからこそ執事としてずっと側にいたいと健気に相手の将来を守ろうとするβの凉晴。
執着する攻めと攻めの為に逃げたい受け。好き合っているのに付き合えないふたりがどうハッピーエンドになるのか。
2巻の終わりで攫われた凉晴がどうなるのか、助けはいつくるのかとドキドキしました。挿入まではいっていませんが、指は入れられちゃってます。苦手な人がいたらちょっと注意です。

3巻では、凉晴の過去が語られます。凉晴がどうして執事に拘るのか、愛されているのにどうして離れようとするのか、βであることについて、凉晴にとっての運命など知ることが出来ます。
そして、周りの人と凌介によって本当に相手を思う気持ちを知り、父親への恐怖と葛藤を乗り越え戦います。たくさん泣きます、でも凉晴は3巻でとても成長します。

また凌介は、ありのままの凉晴を受け入れるため、執事でいたい凉晴の気持ちを大事にするために敵を味方につけ、圧倒的な力を発揮します。信じられますか?まだ10代、大学生なんて!すごすぎる!
それでも「嘆かない人は傷つかない人」ではないんですよね。愛する人のために、その世界を変えるために、よくぞがんばった!って褒めてあげたいです。
浅井君が凉晴へ語るセリフすごくよかったです。βの浅井君とΩの律との恋の切なさや凌介の婚約者の関係など、ありきたりのα×Ωではない恋愛をたくさん見せてくれて嬉しかったです。

ふたりがα×βの主従関係のままでいられることが凉晴にとっての一番の幸せだと思います。ヘタにβからΩになったりしないでよかったです。

ふたりの名前が「さんずい」ではなくて「にすい」で、流れる「水」ではなくて硬くて冷たい「氷」を表しているのですが、ぶつかり合っていたふたりの「氷」がちゃんと溶けて混ざり合った素敵なハッピーエンドでした。

しかし!新章決定と発表があったので、ふたりの続きがまた読めますね。個人的にはふたりより周りの人たちの恋愛の方が気になりますが、どうなるのか今から楽しみにしています。

ずっとみんなの成長を見ていたい物語

待ちに待った続編!
そして!beat1っていうことは続くんですよね?
このbeat1だけで物語は完結しているので、続きが気になってしまうことはないので問題ないです。完結まで待つ必要はないので、ぜひ読んでください。
特に物語のネタバレはあまりないまま読んだ方が楽しめると思います。

しっけ先生はすごいですよね。
続きでも飽きることなく、そして当て馬や大きな事件がなくてもちゃんと魅力的な物語になっています。大学4年生と社会人とのすれ違いも、就職活動の苦しさも、相手の過去に嫉妬なんかもありますが、わりとよくある事柄なのに読ませてくれます。
きっと攻め受けふたりだけの物語だけじゃなく、周りの魅力的な友人や家族が丁寧に描かれているからだと思います。男性だけじゃなく女性もかわいいですよね。
みんながどこかにいそうで、ずっとみんなの成長を見ていたいと思える作品です。

エッチもキスシーンもとてもいいし、話後のぷちねた・ミニキャラもかわいいし楽しかったです。
金江さんが相変わらずエッチですごくよかったです!!短い髪とエッチな下着、大好きでした!!!
beat2も楽しみです!

行間を読む物語

全20話。雑誌CIELの表紙と2~6ページほどのショートストーリーで幼馴染の高校生一颯と吉平の1年間と大学時代とその後?が季節に合わせて描かれています。

特に大きな出来事はなく、ショートストーリーもあっという間に読み終えてしまいます。
描かれていない場面の行間を読んで、想像を膨らませて楽しむ作品になっています。
ふたりとその周りの人たちとの何気ない瞬間や生活を読むのはとても楽しくてキュンキュンしました。
もしかしたらエッチがないので、物足りないと思う方もいるかもしれません。
市川けい先生のイラストが好きな方やほんわかした作品を読むのも好きな方に適していると思います。

電子でしか読んでないので紙ではどうなのか分かりませんが、話毎の扉絵は表紙のカラーで、ポイントで漫画の中に色がついています。だからかな?少し800円とお高めになっています。
これはBLを読んだことない方にお勧めするのにちょうどいい本になりそうです。

まだつづくふたりの沼

3巻。まだ終わりません。
シーソーゲームです。
この恋が成就するのが幸せなのか。そして幸せになるのは片方だけなのかふたりともなのか。
小春たちが頑張っている様子も見られるので、このふたりとの比較でズブズブに沼にハマっている感じが怖いです。
でも、そんな洋二を拒否できないし好きだという想いを捨てきれないままの陸。
あと少しで必ず自分のもとに堕ちてくると押しまくる洋二。
恋と執着と情けと絆され。2巻に引き続きとても辛く苦しいふたりの物語でした。

3巻では病んだ洋二を形成したであろう過去のトラウマの原因である北白河が登場し、陸のことも弄びます。北白河が受けなので挿入はありませんが、かなりひどいことをされます。
洋二と陸のエッチもそうですが、無理やりっぽいのでご注意ください。(ひなこ先生読んでいる方は大丈夫だと思いますが)

エッチなシーンはどこもとても濃厚です。でもエッチだけの作品じゃなく物語、語り掛けるもの、考えさせられるものがある良作ですよね、これは。
電子でも修正が神!これはひなこ先生のこだわりなんだろうな、と10周年ファンブックを読んで感じたので、ひなこ先生に感謝です!

プロトタイプのよさ!

Xに投稿されていた漫画の再録本になります。同じタイトルで商業連載の作品もありますが、どちらも楽しめます。

こちらは商業ではなく、プロトタイプの同人誌なので絵柄が少し粗目ですが、それでもオトもマサもかっこいいです。
ちょっと違いもあります。商業よりも酔ってるふたりの様子をニヤニヤしながら読めます。

ゆくえ先生の男らしく少し目つきの悪い強めの受けが大好きなんですが、Dom同士なのに信頼し合っている様子がより萌えました。

商業の方はよりふたりの過去や実は…という物語を楽しめるのでそちらもぜひおすすめです!

かわいさとギャグとエロさのバランスがいい!

Xで羽毛先生が紹介しているのを見て、おもしろそうだとすぐ購入。
かわいさとギャグとエロさのバランスがとてもよかったです。

受けは表情筋が死んでる陰キャの祐川、大食いでちょっとドジっ子でかわいいんです。
攻めは陽キャでモテる小野センパイ、察しがよくて優しくしてさりげなく迫ってきます。
同じバイト先の先輩と後輩のふたり。小野センパイの突然のキスからふたりは仲良くなっていきます。

好きな子に対して尽くしたい小野センパイと一緒にいることで祐川が変わっていきます。
「すみません」「ごめんなさい」ばっかりだったのが「ありがとう」と言えるようになったり、いろんな表情をしたり、今まで知らなかった感情を知って自分が変わっていくのを嬉しく思っていくんです。
それって素敵ですよね。楽しいですよね。恋っていいなってつくづく感じました。

キスをされて「オムライスとかハンバーガー…ってこんな気持ちなのかな」なんて思う初心なところがあるかと思いきや、小野センパイを家に読んで「からだの準備はしました」とか言っちゃうんです。恋愛初心者にもほどがある!!!!!!!!!
でもちゃんと小野センパイは祐川の「怖い」という思いを察して、引き返していいんだと教えてくれます。
このふたり、ほんとにいいカップルだなと思いました。
わけわからなくて暴走しちゃう祐川に対して、優しく接して察して導いていく小野センパイ。タイトル通りにふたりの恋愛が進んでいきます。

また、祐川のお兄さん(「口下手に恋は事故る」の受け)もいい人で愛されてきたから、泣いちゃっても目標に向けてがんばっているんだなと感じられました。
「口下手に恋は事故る」のスピンオフになっていますが、読まなくてもまったく問題ないです。

最初から最後までずーーーっと楽しく読み進められる作品になっています。
かわいくて楽しくてエロも十分な作品でした。

ふたりの愛がゆっくりと育っている

夕と付き合いだして半年。周りの友人の言っているマンネリになるかもと不安を抱える凪。
でも凪の「隣にいることが当たり前になるってこと」と思うのが素敵だなと思う2巻のはじまりでした。

「スパイス」として普段しないことをがんばる凪。
いちゃいちゃしても挿入なしなので、「進展がない」と不安な夕。
このふたりの間の想いや行動がホントいい!!大好き!!

そして夕の誕生日にやっとやっとふたりは初えっちをしました!
ふたりともがんばったね!よかったね!
いつものようにふたりらしいなよやかで、互いを思いやる優しさがたっぷりのえっちでした。


夕が凪の幼馴染風真にやきもち焼いたり、凪が夕の過去の恋人や経験に切なくなったりします。でも夕にとっては凪が初恋だし、ふたりにとってたくさんの初めてがこれまでもこれからもあるんだと気づく凪。大きな障害や当て馬や事件がなくてほのぼのとした日常系のBLの良さが2巻ではパワーアップした感じでした。

夕の卒業に向けて、ずっと一緒にいたい気持ちが自分だけなのか不安になる凪。そして夕も…。
続きはぜひ本を読んで楽しんでください!

山下街先生の書くモノローグがホントに素敵だな、いい言葉が溢れているなとつくづく感じました。
お布団にふたりが入っているシーンがたくさん描かれています。そのすべてのシーンがめちゃくちゃ萌えるんですよ!!
ふたりだけの世界。ゆっくりと愛が育っていっています。