過呼吸になりながら読んで涙と鼻水5ℓくらい出た。
何もかもがぶっ刺さりまくった。
ずっと魂がヒリヒリするようなリアリティのある作品だとは思っていたが、最終巻は本当に抉られた。
こんなにも惹かれ合う二人が本当につらいのに、すごくすごく羨ましくて、美しくて、尊くて、、
これまでめちゃくちゃ多くのBLを読んできて、正直ストーリーが似てるものとか恋愛をファンタジー化しすぎてるものが多いなと思ってきたところだった。そんな時にこの作品を読んでBLの本質を突きつけられたような気がして、あぁこれがBLの魅力だ。これはBLでしか描けない愛で、私はこういうBLが好きだったんだと、気付かされた。
浩然と千紘、他の登場人物も本当に生きてると思えてくる。てか絶対生きてる。暮らしてるんだ。そうじゃないとおかしい。そう思うレベルのリアリティが細部に宿っていて、本当に先生は天才だと感じた。
おげれつたなか先生、この素晴らしい作品を描いてくださって、本当に、本当にありがとうございました。