徳を積みすぎて天国送りになった悪魔くん・ガムルと、彼に一目惚れした天使・ラファエルの話。
堕天は聞くけど逆バージョンもあるのか・・・!ということより、ガムルくんのエッチな衣装が気になります(エロに貪欲
と思って読み進めていたら、同意なしでガムルくんとセックスしてしまったラファエルが堕天・・・この辺りから雲行き怪しいな、と。最終的には二人のラブを巡る話というよりは、いろんなキャラが出てくるドタバタラブコメな様相。最終6話は他CPの話でした。
18禁版ということもあり、もっとねっとりめのエロを期待していたので、ちょっとイメージとは違ったな、という感想です。
神様に愛される生贄ちゃんのお話はそこそこありますが、ここまでほのぼの感満載なのは少ないかも?
神様がワンコと人とその中間、いろんな姿になれるのが要因のひとつ。そして、生贄ちゃんの朗らかな性格がふたつめ、かな?
ほぼほぼお年寄りで人口が構成されている山奥の限界集落には、犬神様の伝説と生贄の儀のが残っている。生贄を贈るのは、10年に一度。本当は女子を贈るのが一般的だが、女子がいないので選ばれた蛍(ケイ)くん。ヘリコプターが現れたときは『ギャグマンガなの?』とちょっとギョッとしましたが、そのあとはほのぼのワンコ×どちゃシコワンコまんがでした。好き。
役立たずかに思えた神様はちゃんと村を救ってくれるし、生贄を殺したりしていないし、咳をする蛍くんのことを気遣ってくれるし(ただしわかりにくい)、いろんな場面でそういうモノローグがありますが、一方的に生贄を送り込んで願いを押し付けてくる人間って・・・とちょっと思いました。神様も大変だな。
あとは!なんと言っても魅力的なセックスシーン!美しい作画も相まってとってもエッチです。これは18禁版買って正解!
最後に大好きな♡シーンを羅列。
・トイレの背面座位シーンで蛍くんの両脚をガバッとして奥まで突き入れるかみさま♡
・人型かみさまとの正常位でだいしゅきホールドをかます蛍くん♡
・かみさまと再会して自分から求めちゃう蛍くん!の!スニーカー!!(パンツ履いてないのにゴツめのスニーカーを履いているというアンバランスさが最高に好き
ナオヤくんの背景は重いけど、はじめに想像していたよりはライトめ?な共依存モノです。
はじめは優しかったミヅキくんが殴っちゃったらするのか?とビクビクしながら読みましたが、ミヅキくんは(ナオヤくんには)エロいことはするけどずっと優しいのでした(逆から見ると優しいし忠実なのにエロが容赦ないところがとても萌える・・・_(:3 」∠)_
ただ、ナオヤくんちはそれでOKなのか??とか、ミヅキくんちが金持ちなのはわかるけどそれでもそんなフランクな感じでいける?とか、あの先生と不良のお兄さんは結局どうなったの?とか、回収されていないものが多くとっちらかったまま終わってしまった印象があるので萌としますが、萌2に近い。
ミヅキくんに好きホーダイされてだんだんと絆されていくナオヤくんは、可哀想でとても可愛かったです。ちょっとショタみのある外見なのもポイント高し。
初コミックスとのことなので、次回作もぜひ読んでみたいです。
こんな危機的状況でもどうにかして逢瀬を重ねるふたり・・・すごい・・・危険を顧みず、という言葉がピッタリです。
ヨシュのお爺ちゃんはもう本当に狂人という感じで。自ら手を下すことはできないまでも、マトモな判断力を持っていなさそうな側近の若者が怖すぎる。彼が何かしでかすんじゃないか・・・。
そして、立て続けに起こっている人狼狩り。
みかねたヴァラヴォルフの陣営では遂にガーランド解体の日が決まる。コヨーテはどう動くのか、ヨシュはどうなるのか、次巻がクライマックスですね。
一方で繰り広げられるヨシュとコヨーテの濃密な時間は、作品の中の癒しです。美しいし尊い。
続編も楽しみです。
ヨシュがコヨーテたちの住処に乗り込んで、人質になり、このまま二人で逃避行エンド?と期待しましたが、そんなわけないですよね_(:3 」∠)_
ヨシュの言う通り、どちらが敵で、どちらが味方なのか。
今のところコヨーテを通してヴァラヴォルフの勢力にばかり着目しているので、ガーランドが悪者のように感じますが、争いのきっかけになったものはヨシュも結局掴めてはおらず、もちろん読者にも明かされていないのですよね・・・。どちらも家族を守りたいという気持ちは同じはず。
ここからヨシュはガーランドで軟禁されるわけで、ハードモードが続きますね。何かを得るためには何かを失わないと、か。切ない。
そっか、アポロは身体からではなく心からフィーに惹かれていくのか・・・。
物語が始まった当初、過去には妻を心から愛し、裏切られ、男性との関係などまったく考えてこなかったアポロがどうやってフィーとの関係に堕ちていくのかとワクワクしていましたが、その極上の身体ではなく、比護欲から変わっていくのか・・・。
フィーはフィーで、恋をしても仕事はこなすタイプだと思っていたけど、単にそういった経験がないだけで、本来は性に奔放なタイプではない様子。アポロへの想いを、そしてそれ以上にアポロからの想いを感じて、客と関係を持てなくなったフィー。
普通の性フーゾクであれば、仕事を変えてサヨナラ、もあるのかもしれないけど、シャングリラはフィーの職場であり家であり、オーナーは彼の親も同然。小鳥たちのことを調べ回っているグループもいて、この先どうなることやら。
早く幸せになってほしい気持ちと、この物語がまだまだ続いてほしい気持ちのせめぎ合いです。
2巻、バッキバキに切ない・・・!
アポロとフィーの関係が少しだけ縮まる2巻。セックス中毒のように言われながら、アポロといるときは存外幼く、セックスよりも、身体の触れ合いを重視しているかのようなフィーがとても可愛らしいです。
フィーの前に現れた不審者と、アポロに明かされたフィーの過去。
ラスト、精神的に参っているフィーに『好きな女にするように触って・・・』と頼まれ、無言で電気を消して行為を始めるアポロ。拒んでいたキスもし、激しい行為ではなかったが、フィーは達してしまう。結果として、アポロは“当て馬”の3つのルールの1つを破ってしまった。
ここから二人の関係はどんなふうに展開していくのか、カメラの男は誰なのか(連絡先を知っているということは知人?)、アポロと妻の結末は?など気になるところがありすぎて・・・早くラストまで読みたいような、終わってほしく無いような。
別の作家さんの作品ですが、『カーストヘヴン』を読んでいたときに感じたような感覚です。作品の内容などは全く違いますが、キャラクターが魅力的でストーリーが巧み。続きが楽しみです。