初読み作家さんです。
FFさんが試し読みをrpしているのを読み
これは…絶対面白い!と早速読みましたよ
やーまだまだ神作家さんがおられる、と。
感動しております。
コミュ障でゲイで、もちろん隠してて
その反動で大人のオモチャによる自己開発の日々を送る美人受くん
その語られ方も、子供の頃からおもちゃでひとり遊びするのが好きだったから始まる
自分語りにまず笑ってしまいました。
先生のセンス…!この言葉選びは秀逸w
吹き出しから外に出てるちっちゃいセリフまで
しっかりキャラが伝わって笑かしてくれつつ
好きになっちゃう素敵さ❤︎
そして本人は真剣に自分を語ってるんだけど
すればするほど、オモロイ構図 笑
コミュ障のくせに、ヲタだから心の声は多めっていうコントラストで楽しませてくれるんですが
可愛いなぁと見守ってやりたくなる。
早く幸せにしてやれよ、って思ってしまう笑
そんな感じで、出てくるキャラがみんな魅力的で、読んでて心から笑えてくる、楽しいお話です。
さりげなく描かれてる、画力も素晴らしい!
デ◯ルド(殆ど言ってる)の知識…ってツッコミたくなるほど。メインアイテムではありますけど、ストーリー、笑いにしっかり説得力を持たせる描写は、ほれぼれしました。
そのデ◯ルドに関わる人達にも人生がある、と。(すみません、笑いが)
ピンポイントでしか出会えない、
こんな素敵ラブストーリー読まないと損ですよ!
ぜひ、ご堪能くださいね。
あと、エロの描写とかは
メインアイテムに押されがちでしたけど
しっかり気持ちが持っていかれる素敵なエチでした〜❤︎
前作のシリアスな話とは変わり、
ラブコメのような雰囲気を持たせて
語られるラブストーリー。
とても良かったです。
前作と同様、会話のやりとりなど
細やかな描写で端折らず
丁寧に場面展開をされています。
前作は回想との切り替わりが多く(確か)
正直、読みにくいところもありましたが、
今回はつなぎのコマがやや物足りないところもあるものの、全体的にこの細やかに心情を描写する作風が効果的に効いていて、
2人の複雑な心情がよく伝わってきました。
結果、あらすじは王道ながら、
ありきたりな話ではなく2人らしい展開がみられ、読み応えがあってとても良かったです。
主役の2人以外にも登場するキャラが生き生きと動いて、2人の関係に影響に与える感じも自然で読んでいて楽しいです。
表紙はだいぶコメディタッチですが
BLを読み慣れた人にもおすすめできる
おはなしかと思います。オススメです!
単話でも追っていた、
隠れゲイとノンケの
教師×教師のおはなし。
何と言っても、じろう先生の描く作品は
リアル感というか、赤裸々に語られる
感じがたまらないですよね。
今回もそこ、先生のセンスがヤバくて
先生たちの品行方正な表の顔と、
先生だって恋をする❤︎的なプライベートとの
ギャップを覗いてる心境にさせられ
ときめきしまくりのドッキドキです❤︎
ぜひ堪能していただきたい!
個人的には、なかなかガードがかたい鮫原tを
攻略しようと甘えてくる宮田tの図が
男の子が好きな子だけに見せる顔って感じで
たまらんです。
鮫原tが自分のセクシャルで悩んでいるのは
冒頭から語られてるんですけど、
この宮田tの方も、全編通して時々不審な動きを
する行動の訳が最後に披露されて
それぞれのキャラが奥深く描写されてるんですが、
重く語りすぎずに、日常のなかのこととして
淡々と描かれるところが、すごく好き。
先生の作風ですよね、ほんとイイよなぁ。
これからも、迷ったり、喧嘩して仲直りしたり
もしかしたら別れ話になったり色々あるんだろうなぁなんてことに思いを馳せながら
先のことは分からないし、
今しあわせになっとこうよって気分で
この話をちゃんと受け止められるというか
ここまで読んできた自分に
ちょうどよくしっくりくる感じ。
大袈裟でもなく、ささやかな幸せみたいな
語る感じでもない、作為的な感じがしないというのかな、喉ごしのいいイイはなしです。
じろうさんのファンの方はもちろん、
初めての方も是非、この味わいを楽しんでもらいたいです。
おすすめです♪
リリース前日に開催された先生のインライで
1巻の十嘉が、なんて殺伐としていたんだと
そして、2冊かけて片想いの期間の2人の気持ちの変化を丁寧に描くことができました。と
仰っていらっしゃいましたが、
描かれているものが深く複雑で
色々な感情を引き出されるような読後感と
読み応えが半端なかったです。
今回は、五十鈴さんのターンといった内容で
しまい込んでいた五十鈴さんの本音と感情が
語られるのが、本当に切ないんですよね。
障害者というマイノリティの孤独感
自分というものを分かっていなければ
それは何が出来て、何が出来ないといった類いのものが殆どなんですが
また周りに合わせた自分を整えていかなければ
他人の前に立つ自分の足がすくんでしまう
そうやって紡がれてきた五十鈴さんの感情を、
十嘉くんが解放するように解いていくような、
そんなやりとりのひとつひとつに心を打たれます。
本当は、感情が豊かで無邪気で
優しい五十鈴さんが
また更に見えてきて、読んでいる
こちらも嬉しくなってきます。
こうしたことを言葉で説明するのではなく
話の流れのなかで彼らの会話や表情から知っていく感覚で伝えられる丁寧な描写は
ラストにかけて明かされる
五十鈴さんのモノローグ
(ここ本当に泣けます!)の
言葉の解像度というか、
そこから伝わってくるものが
本当に複雑な感情で、
読んでいて胸がいっぱいになります。
ぜひこの読み応えは実際に読んで味わっていただきたいです。
私は普段、電子オンリーなんですが、
先生の繊細なタッチは紙本でも読みたいなぁ
と今回改めて思いました。
初の有償小冊子を読みたいというのもありますが。
完結となる次巻では、
このセンシティブなやりとりが更に
交錯するとのことで、とても楽しみです。
多分、普段味わうことのない感情にまた
浸らせてもらえるんだろうな。
おすすめです!!
お仕置き(プレイじゃないガチなやつ)が
素晴らし過ぎて、そちらに目が行きがちだったんですが、
ここにきて、何故、2人が惹かれあったのかが
腑に落ちてしまい、胸熱になってる、今。です❤︎
はー素晴らし過ぎて情緒不安定になることしばし。
初回限定小冊子19p+キャラデザ付きを
読み逃しそうで焦りました。。
先生、注意喚起してくださってましたけど。
話に戻りますが、相変わらずのエロい身体に
見惚れながら最終巻を読み進めました。
筋間サンへの気持ちに気付いた陽介ですが、
それでも子どもの頃からネグレストされた
トラウマ(本人は深く考えてないですが)から
この関係を先に進めるよりも、
状況が許す限り一緒にいれる今の状態のまま
の関係を選んでしまう陽介のターンが切ない…
心からの好きが、こんなに重いなんて〜
醍醐味w めちゃくちゃキュンキュンしました❤︎
ほんと、今まで本気になって傷付くことを
避けて避けて…でも独りになるのは
死ぬほど怖くて。そんな陽介の心情から数々の振る舞いを思い出すと考えると胸がいたい。。。
しかし、相手はあの筋間サン
強めの躾が待っているという笑
でもそこも、裏側に働く筋間サンらしい
思惑があったりして〜あーイイ❤︎
筋間サンってもぅなんなの。
風俗店をやってる経緯も謎だけど
ほんと誰よりも寂しがり屋で
その為ならどんな事でも厭わない
怖いもの知らずの陽介だから、
その懐に飛び込めたようなものだよね。。
そして、そこに筋間サンも絆された?惹かれた?あーストイック過ぎて妄想させていただくしかないんですけど、最高です❤︎
この束縛系カプ❤︎いつまでも幸せであれ❤︎❤︎
夜の世界の華やかさに虚しさ、物悲しさ
半端なことしてたら途端に脚をすくわれてしまうような
その隙間を縫うようにズル賢く生きる人間模様
見事にその世界観を堪能させてもらいながら
激しく歪な彼らが、ひときわ美しく愛おしく思えてしまう。
めちゃくちゃ良かったです〜❤︎
続編というか、スピン、アリですよね❤︎
個人的には、滝戸さんの荒れてるプライベートを知りたい…
4巻続いた長いお話でしたけど、
これ、1巻から読み返すとまた読み応えを
実感します。おすすめです〜♪
今回は、電子特典の筋間サンのデレが
1巻と繋がって萌え❤︎でしたよ♪
実は、あらすじだけさっと見て
女装ライバーで配信ものか…
女装は苦手だし、配信もの食傷気味ー
と最初スルーしたんですよね。
でも、作家様の他の作品をチェックしてて
これも読みたいとなったんですけど
初読みで、めちゃくちゃ良かったので
いま嬉しい〜布教したいw
ってテンション上がって書いてる次第です笑
ストーリーはあらすじ読んでもらって
ほんと流行りの王道かなって。
スクールカースト上位の攻が
受が女装ライバーで配信してる
チャンネルのガチファンでって設定。
でも、良いところは
受が弱くて内気で、とか演出的ギャップのない
普通のDKってところ。
インフルエンサーなんだから、素だって
意識高い系のメイク男子であれ。です。
攻めの方は可愛いワンコが仕上がっちゃってるんですけど、
他の人には心のシャッターおろし気味っていうギャップ萌えに加えて
推しとの奇跡の遭遇したガチファンの壊れっぷりを披露しつつも、普通に距離を縮めてくるあざとさもイイ❤︎で、ファンになったトラウマからの流れも過剰になり過ぎずに語られたかな。
盛り上がるポイントはちゃんとありつつ
全体的に自然な流れで読ませてくれ
話の核になるところで
ルッキズムが裏設定になっていたり、
卒業後の話にもちゃんと繋げていて、
可愛くて笑いもあるんですけど、
ちゃんと楽しめるお話でした。
えち展開は、早いっちゃはやいんだけど
DKものって若さ故の勢いみたいな感じで
描かれてるアレで、個人的には逆にアリ❤︎
全然許容範囲でしたよ。
でも、1巻だけじゃ勿体無いなぁ
もっと先の話も面白いんじゃないかな、
とにかくキャラの性格が幾つものレイヤーで
作り込まれていて、
もっと知りたくなるといいますか
特に受けのコがねー女装してるうちに
アナニーに目覚めてくんですよねw最高
そこからのBLへの流れがドキワクでしたよ❤︎
他の素はめっちゃ普通の男子なのに
セクシャリティうんぬんは語られてないけど
ありだよね〜って思わす
この自然な感じ良かったです〜
これは続編をめちゃくちゃ期待しちゃいます。
とにかく初読みでしたが、
場面の切り替えについては手を止めるとこも
なくはなかったんですけど
メイクの書き分けを始め(めちゃくちゃ可愛い)しっかり絵で伝えられてて楽しいし
モブキャラも含め、キャラをしっかり描かれる
漫画が上手い作家様だなぁと。
これからも楽しみです。
.Bloomで読んでいましたが、
コミックス発売までの間があいて
一冊にまとまったものを読むと
やっぱりコミックスで読むのは良いなぁ
と、改めて思った次第です。
本当は、ネタバレなしで読んでもらいたいので
レビューもバラさず書こうかなと思いましたが
無理、レビューもしたいし、ここがイイ!
とオススメしたいので
うまく書けるか分かりませんが
お付き合いいただけると嬉しいです。
話は、本のタイトルそのままに
主人公ちとせくんの誕生日をキーワードに
ちとせくんがハタチの誕生日を過ごす数時間を
現在、回想からまた現在に話を移して
3部構成になっています。
この構成がほんと見事!
特に回想する高校時代の話から
今の気持ちに繋がるキーワードが浮かび上がって
現在の場面に戻ってくるという流れが
そのまま、ちとせくんの気持ちの揺れを
伝えているようで、めちゃめちゃ萌えます❤︎
人物描写がまた、さすがポテト先生なんですが
それぞれがいきいきと描かれていて
たった数時間の間を描いている話なんですけど
ドラマチックなものにしているのかなと思います。
高校時代のがちゃがちゃした感じや
バイト先での人間模様が見事に映し出されて
そのなかで、密かに育まれる2人の恋や
流されるように有耶無耶になっていく気持ち
言葉足らずで、すれ違う幼かった2人の
不器用なやりとり
そのひとつひとつが鮮やかに記憶に残るような
この読み応えは、ぜひ読んで味わってもらいたいです。
また、上手くレビュータイトルで表現できたか分からないんですけど、
この話って、2人とも本心はすごく仲直りしたいのに、なんとなく言い出せず悶々として、そのまま自然消滅する設定なんですよね。
ピュアで好きって気持ちも強い、
尊い~って言ってあげたいんだけど、
肝心なところでなんとなく言えずに…特別でもなんでもない2人なんですよね。
バイトの先輩も言うとおり、あるあるな話っていうそこはリアルにしといてからの再起する流れ。これはクる。ほんとヤバい萌えでした。
個人的な萌えポイントは
まず、坊主ですかねーもぅいかにも青春!部活!
汗!の薫りがリアルでたまりません。
グローブで口元を隠しながらの告白シーンも良かった…
この野球部あるあるがプラスされて、なんかクスッとなるんですけど、萌えが底上げされるパワーアイテム使われた気分でした笑
優しいけど大人しくて頼りない感じの攻の高鷹くん
野球部キャプテン、コミュ強、明るいんだけど実はゲイに目覚めていて、ドキドキしながら日々を過ごしている受のちとせくん。
このふたりの性格を反映しながら、
最悪の第一印象→仲直り→きっかけ→恋愛に発展する流れが、自然で見事に表現されているんですよね。ほんとネタのひとつひとつがエモいというのか、書いてるそばから読み直したくなるほどです。
私は電子なんですけど、紙本の有償特典は
部室での初エチらしいので、買い直すか
かなりそっちに傾いてます。
(これ以上は置き場所に困るのに…)
因みに電子本編、特典は、どれもソフトな描写です。
良いんですけどね、それでも萌えは存在してるので。でも、更なるものがあると言われたら手を伸ばしたくなるのは腐の心情ですよね、まぁ悩んで決めたいと思います。
話は逸れましたが、とにかくこれは是非
読まれて損はないかと!
広まって欲しいなぁ、まじで。おすすめです。
2巻の後半から、練さんメインの話に。
先祖返りをしないよう、
小さな頃から感情を抑える薬を飲んでいた練さん。
投薬が終わって、少しずつ感情が再生するように漏れ出してく訳ですけど
辛いことはつらく、他人の感情にも反応するようになると
それはそれでしんどい。
2巻からその展開を読んでいて、
抱えきれない感情の量に
なにより一番は、そんな自分のことを
周りと違ってしまっていると
持て余して涙する練さんに泣きそうになってしまいました。
3巻では、どうなるのかと思っていましたが
ここにきて、糸という心象の可視化!
ファンタジーを逆手に取っての、この展開は
思ってもみなくてやべぇとなりました。
赤い糸じゃないですが、人との信頼関係の表れとして糸が登場するんですけど、
これは相手の気持ちが見えるものとかではなく
練さんの相手に対して認識しているものの可視化で
もしかしたら、練さん自身が
混乱しそうな自分の内面をどうにかしようとした結果、無意識に作り出したものなのかもしれません。
でもこの演出、独特の感性を持つ練さんらしい展開で、ほんと良かったです。
今思えば、獣化をしない為に感情を抑えていたんですけど、
先祖返りからヒトに戻ってこれたのは
楓という感情が動いたからなんですよね。
はーBL絡み合う素敵な流れにときめく❤︎
話が脱線してしまいましたが、
あとがきに、「事実を山ほど描く、しかし真実は描かない」と決めて描いていたというのを読んで、まためちゃくちゃアガりました。
本当にそれは見事に形にされていたし、
正しく真実だな、と益々読み応えを感じてしまいました。
最後に、この感情を可視化した糸が
クライマックスのエチでは
もはや糸が溶けて2人も溶かして粘着させるがごとく変態していくという、最高の演出となります。それまで目覚めた本当の恋心から楓を真正面から見えなくなっていた練さんでしたが、
身も心も一緒になりたい的な衝動に駆られ
モノローグでは、ばかになる。となってましたけど笑(キャー)
それまで理性的であれと努めていた自分のリミッターを外すことができたんですよね❤︎
もう感情に溺れても大丈夫になったんです。
いや、少しずつなっていったのかな。。
なんにしろ、胸熱でめちゃくちゃときめいたし
良かったねー!と幸せにもなり、いわゆる多幸感でいっぱいになりました。
最初は可愛くて楽しい大好きなファンタジーものだと読み出していたんですけど、
こんなに深いお話だとは…もぅたくさんの人に読んでもらいたい。
長々と書いてしまって
また頭が冷えたところで
このレビュー、整理するかもしれないんですけど、
ぜひぜひ堪能してもらいたいです〜❤︎
作家様の初コミックスの作品。
まず透明感のある画、
大きくとったコマ割りが効果的に
使われてていいなぁという印象でした。
また、2人からの視点で代わるがわる
語られていく構成も素敵でした。
それぞれの記憶のなかに
特別な想いが宿っていく予感がされて
読んでいてドキドキしました。
ただ、その根拠となるものが
少し弱いかなぁと
我に返ってしまいました。
話としては成立しているので
これは個人的な感覚なんですけど
もっとリアルに攻めてもらえると
より切ない気持ちが煽られるかな、と。
話していて心地いいと感じていて
(受け側のその感じは凄く伝わりました)
次第にお互いが目に止まるようになっていった
時々、受の落ち込む様子に気付いていた攻め。
落ち込む理由の全ては明らかにされませんでしたが
大きなひとつは膝の故障で陸上が続けられなくなったということを噂で知る攻め。
このままほっとけないとルームシェアを申し出るんですよね。
うーん、そのほっとけない理由となった
ところがもっと知りたかったかも。
例えば、走る姿を見て受けの本質的な美しさに
心を動かされたとか
特別の感情につながる要素が
いまいち伝わってこなかったです。
少し残念でしたかね。
受けは、何故走ること以外、そんなにも
周りと関わらなかったのか。
不器用?シャイだから?
トラウマはなかったのか?
そこもちょっと疑問が残ってしまったり。
会話の中で、さらっと話す時は
走ること以外してこなかった、で済むけど
読者側には語ってもらわないと補完しにくいかな…
絵でみせるとか、話の流れで伝え
あえて文字にしないという手法もありなんですけど
使い過ぎず、そして言葉にし過ぎず
塩梅が難しいですが、今回のような
なんとなく惹かれていったパターンでは
強めのネタか、言葉でひとことでもあったほうが良かったのかな、と思われました。
でも、印象的なコマ割り
アングルとか色々試みをされていて
これからも楽しみな作家さんだなぁと。
なので、期待も込めて星4にさせていただきました。辛口になってしまいましたが、すみません。
ヤバい、タイトル通りなんですけど
登場人物の胸の内が次々と明かされ
複雑な人間関係が披露されてきたんですけど、
もぅこの展開は深読みしたくなる勢い。
ひとりの狂気が新たに誰かを狂わせ
そして先の見えない不穏さが漂って…
少なくとも、何か犠牲を払わなければ
その先に進めないくらいの
切羽詰まった展開が見事に描かれて
哀しいのと興奮するのとで
心臓バクバクしながら読みました。
そのなかで語られる、人間と神の共生する世界。
全知全能で独りでも生きていけるのが本来の神であるなら、
なぜ、人間のように家族を持ち、
特別なひとりを愛して憎むのだろう。
謎が深まるばかりなんですが、
思考を止めるな、と。
現実から目を逸らさず覚悟を決めろ
そして戦えと。
周りの神々はそれを放棄してるようにも
見えます。
自分を保ち永遠の生命に浸かりながら
快楽のみを貪る神のカルマに抗っている
セトたちが生き生きと見えるのは気のせいなのか。
BL展開は今回あまりありませんが、
人間と神のこの対比、
また人間に憧れるように振る舞う
セトという存在感
そこに恋の感情とはまた別の意志を
伝えようとされているような感じがして
テンションが一気に上がってしまいました。
とにかく予想外の読み応えが半端ないです。
どうなるんだろう。
最後まで見届けたいです!