今作は今までなかった賢吾(攻め)目線の話しで
佐知(受け)の母親 佐和が二人が中学生の頃に亡くなり
その頃に二人で埋めたタイムカプセルが
現在に繋がるアイテムとして良い仕事をしています
そして京都の椿&犬飼を含む主要メンバーが
いいバランスで出てきて尚且つ賢吾と佐知が
楽しくイチャイチャしていて読んでいて幸せになりました
というのもBLなのに一人息子の史が物語のメインばかりで
読んでて面白くなかったんですよね
でも今作は賢吾の気持ちに身体も心も応える佐和が居る
それも皆の前で「愛してる」とお互い言っちゃうんだもん
言う事なしでしょ!
ただ1点だけ
佐知の母親の話しが出てくるので仕方ないのですが
「佐知」と「佐和」と見間違える事多数…
何回戻って読み返したことか(汗)
そして今後無いとは思いますが文中で
「自分(賢吾)の気持ちを佐和は受け止めてくれたけど
そうじゃなかったら閉じ込めて狂っていたかも」
というのを目にし、それはそれで読みたいと思ったり(笑)
それ以外には子供の頃の写真の中に椿の兄が写っていて
次刊に続く伏線が自然に張っていたのには感心しました