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萌×2作品

アドバンスドレビューアー

女性Orchid27さん

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レイの七変化がまた良いです

アマミヤ先生の作品は、読むことができる作品に関してはすべて読み、またどの作品も数ヶ月に一度くらいの頻度で読み返しているくらいに大好きです。

心の移り変わる時間の流れを丁寧に描いてくださるさま、髪や目に差し込む光まで感じ取れるような瑞々しさに溢れた絵の数々、お互いがお互いに向ける感情が繊細に表現された台詞、すべて心を潤し優しさで満たしてくれます。何度読んでも本当に良いんですよ…!

この度の新作『午後のみどりで待ち合わせ』もそんな優しさとあたたかさに満ちた作品でした。個人的にはプラトニックで終わっても200%満足したであろうと感じたくらいでした。
相手をずっと忘れないでいる、そのことがこんなにも眩しく切なく感じられるなんて。現実に実際に存在しているどうかは問題ではないのですよね。
千景が認識している限り、レイはそこに存在し続けるのだから。

アマミヤ先生の他作品(『ぼくらのつづき』のからあげや『ロマンスには程遠い』のツナマヨおにぎりなど)と同様に、今作品で出てくるカレーパンが美味しそうで美味しそうで…
明日はカレーパンを買おうと思います。

体格差が素晴らしいです

試し読み時点で、緋村くんの肩幅、身体の厚み、涼やかな目元、それでいて坊主、というキャラクター造形に惹かれ購入いたしました。

野球部シーンの緋村くんの腕や腿、胸や大臀筋周りの筋肉の描かれ方からも、何というかその並々ならぬ作者先生の身体の厚さへの情熱が伝わって来るように感じます。
緋村くん単体でもとてつもない存在感なのに、その隣に可憐で小柄な松雪くんが配置されることで、コントラストがもう……凄まじいです。
2人並んだ際の身長差はもちろん、肩幅や腰幅など体格差を存分に味わえます。

シンプルな台詞回し、真っ直ぐなストーリーラインも学生物の爽やかさを更に盛り上げてくれます。
続きがあるとのこと、この先の物語がまた楽しみです。

読みながら笑顔になれる三角関係でした

表紙と試し読みから伺える、そのポップなのに美しい絵柄に惹かれ購入した『俺が先に好きだった!』。

何が特に良いって、肩幅です……。
近頃はドラマを見ていても映画を見ていてもついつい肩幅に目がいってしまう期に入っており、そういうわけでトレタ先生の描く人々の素晴らしい肩幅を見過ごすことなど私にはとてもできませんでした。

人物造形のバランスや絵柄に関しては100人いれば100の好みがあるだろうと思います。
したがいまして、絵が好きだ!と思えることって、本当に幸せなことだと思います。
もうそのその絵を拝見しているだけでも幸福な時間を過ごせること間違いなしなのに、漫画の場合それを200ページも味わえるという……なんと贅沢な。
漫画家の皆さまには頭が上がりません。いつも素晴らしい作品を世に出してくださりありがとうございます。

三角関係なのに軽やかでラブコメしているストーリーも楽しかったです。
登場人物の誰もが、執着や情はあれども基本的にはカラリと爽やかな性格をしているのがとても好ましく感じました。
エキセントリックなのかと思いきや、意外と地に足のついているアヤトくん、そのギャップも含めて魔性の男で良かったです。

またトレタ先生の作品を拝読できることを楽しみにしています。

言語化により紡がれる物語

ろじ先生の『できれば愛をつづりたい』、拝読しました。

先日読んだ『何それ愛かよ』でも感じましたが、今回の作品の主要キャラである二人も、思い悩みながらも自分の気持ちを言語化することに長けているなぁと思います。
言語化したその気持ちを直接相手に伝えるのか伝えないのか、またどのタイミングで伝えるのかはそのキャラクターそれぞれです。

とはいえ、彼らのその言語化能力の高さには驚かされます。
そしてそもそも「気持ち」という曖昧になりがちなものを曖昧なままにせず、 “これが一体なんなのか言語化しよう” とする懸命なもがき、そこに今作のきらめきがあるように感じます。

この言語化に関しては、現実世界でも誰もが得意とするものではないと思います。
また創作世界の中でも、明確に言及されることで行間や絵からの想像の余地が減ってしまう、というようなことが起こりうるかもしれません。

しかし、思い返してみれば、今作の主人公の一人である秦野さんは小説家です。
まさに言語化を生業とする人。
言葉に書き表わすことで物語は立ち現れ、進んでいくのです。
ここに、彼らが必死になって言語化にこだわる理由もある気がします。

秦野さんが「喋るとまた間違えるっ」と言うシーンが良かったです。
確かに、同じ言語化でも書くと話すには大きな差異があります。
話すのが苦手で、すべてのお願い事や連絡などを詩にして綴っていた、といわれている杜甫を思い出しました。
たぶん秦野さんもすべてを小説にすると良いんですよ(?)

今後もろじ先生の作品を楽しみにしています。

もしやこっくりさんの名前ってあの京都の豆餅の超有名店から来ているのでしょうか

初めて熊猫先生の作品を拝読しました。

まず目に留まったのが、和でサイケデリックな雰囲気ただようカッコよすぎるコラージュの表紙です。
TADANORI YOKOO感ある色合いといい、作品の内容に関するモチーフを散りばめたデザインといい、素敵すぎます。
ページをめくると、これまたカッコよくて……!
色の使い方が派手なのにパキッと決まっていて、まず表紙から目次ページまでの4ページを何度も繰り返して眺めてしまいました。

本編は本編で、また絵が良いです!
まず攻めの千代田先生の登場シーンが良すぎます。
逆光、かつ顔の下半分からの登場。そして効果音は「ぬ。」
こんなコマを見てしまったら、図体がデカくて不届きもので怖いもの知らずな美形の登場を期待せずにはいられません。
そしてその期待を裏切らない千代田先生。とてもいいキャラしてます。

オカルトや異世界との絡み、二葉との関係性の在り方に関してはもっと細かく読みたいくらいでした。
素敵な絵を存分に堪能しました。

様式美的ファンタジーの魅力を味わいました

早寝電灯先生のオメガバース作品です。

こちらの『目眩はまどいのつがい』で個人的にテンション上がったのが、攻めである和己さんの盛り盛り設定です。
ガタイの良い髭アリ美丈夫で、どこぞでSPなどやっていてもおかしくないようなその抜群のスタイルを備えつつも職業は個人書店の店主、というそのギャップ。
穏やかそうな瞳をメガネの奥に隠しつつ、アルファとしての秘めた本能がたまに見えるさまがとても良いです。
その自分の本能に対して葛藤を抱え悩む姿が素晴らしいですね。
彼を見ていると、鋼の自制心と臆病さは紙一重なのかもしれないなと感じます。

そしてここまでで既にギャップの塊みたいな属性をあわせもった和己さん、極めつけには近くのバーでたまにバーテンダーをしているという。
もう、ギャップにギャップが二乗しています。

しかもこの副業ですが、同級生のお店を忙しいときにたまに手伝っている、という事情とのこと。
てっきり、自営業だし書店というとても収入が不安定な職業だから必要に駆られて夜のアルバイトをしている、とかそういうのかと思いきや。
そうじゃないんですよ。彼に限ってそうはならないんですよ。
あくまでもバーテンダーは友達のお店のヘルプなんですよ。

完璧です。設定が完璧すぎて隙がない。ちょっとした弱さを見せてくれる姿までパーフェクト。
もう和己さんに降参です。

バーテンダースタイルのときにはメガネを外すのも良いですね。彼自身の気持ちの切り替えになっているのかもしれません。

そんなパーフェクトギャップ攻めである和己さんを救うのが可愛くて意志の強い波止くんです。
この素晴らしいファンタジーの様式美よ。古典の名作御伽話を思い出させてくれます。すべての設定が現実ではあり得ないからこそ生み出される理想のきらめき。魅了されずにはいられません。

幸せな気分になる作品でした。

恋地獄で待つ コミック

ダヨオ 

地獄で送るボーナスタイム

この度初めてダヨオ先生作品を拝読しました。

どんな強い恋慕も執着もすべては現世にこの身あってこそ、ひとたび命を落としてしまえばそれらのしがらみからは良くも悪くも解き放たれる、と思っておりましたが、なんと舞台をまるっきり死後の世界に置いてしまうとは。
とはいえその地獄はそれまでの人生から地続きで、別世界というよりはたちの悪い悪夢のようで。
このあたりの “何もかもが微妙ーーに上手くいかない” 、ちょっとすっきりしない感覚を表した描写がとても好きでした。

現実世界の行いからも残した思いからも逃れられない、別の自分になることもできず他者との関係性もリセットされない、しかも本物の人生とは異なりいつ終わるともしれない、それは確かに地獄かも……と感じつつも、それこそが彼らが得たボーナスタイムだったんだなと思いました。