帰り道で倒れたSubの高梨をDomの大月が助けるところから始まります。
ギャグ強めのラブコメで、テンポ良くストーリーが進みます。
しかし、高梨と大月は過去に会ったことがあるらしいのに詳細は不明のまま、コマンドによるケアをするだけでキスすらしないまま、闖入者は誰だか分からないままで終わってしまい、消化不良でモヤモヤします。
最初は大月が高梨にパートナーになってと言ったのに、高梨が大月に仮契約のパートナーを申し込んだら断って、それなのに高梨が好きだと言ってくる大月の言動は全く理解できません。
せめて読者にだけは大月がそういう言動をする理由を教えてくれても良いんじゃないかと思いました。
同じ制作会社で別々のチームにいた雪深と後輩の芽吹が一時的に同じチームになるところから始まります。
先輩と後輩という関係、後輩から先輩への積極的なアプローチ、ゆっくりと距離が縮まっていく過程と私の好きなものが詰まっていましたが、恋と向き合う雪深の日常が淡々と描かれた穏やかなストーリー展開が性に合わなかったため、中立評価とさせて頂きます。
日常系ジャンルが好きな方は好きだと思います。
また、雪深以外の人は名字呼びなのにどうして雪深だけが名前呼びなのか気になりました。
それと、芽吹はいつ雪深に好きだと言葉で伝えるつもりだったんだろうと疑問が残りました。
シーモアは白抜き修正でした。
不眠症の小説家である恵人と寝具メーカーに勤める古河が出会うところから始まります。
「ぼくとパパとパパの話」2巻に登場する恵人のスピンオフだそうですが、未読でも問題なく読めました。
哲学的思考で淡々と言葉が紡がれていくので、文字の量が多く、考えさせられる場面も多いです。
恵人が古河との会話から古河の感情を推し量るので、すぐに本人に確かめれば良いのにという考えの方とは合わない気がします。
所構わず唐突に話題を振ってくる恵人を古河が茶化すことなく受け止め同じ熱量で返す関係がとても素敵でした。
これからも2人で仲良く過ごしていくことが想像できて微笑ましいです。
朝チュンなので、修正はありません。
夏休みを一緒に過ごしたり、新学期に転入生が来て賑やかになった三嶋と朱羽の恋人編です!
転入生の千葉と朱羽がフォーク同士ということで一緒にいることが増え、三嶋が苛立ってしまうところが可愛いです。
朱羽の友人関係に口を出したくないと理性で言い聞かせてみるものの、どうにもならず、気持ちを持て余してしまう姿にキュンと来ました!
朱羽が千葉に誤解された三嶋を庇うところも良かったです!
惚気万歳ですね!!
先生がXで続きますと仰っていたので、今から続きが楽しみです!!
シーモアは白抜き修正でした。
キスすると朱羽がぽやぽやになっちゃうからとキスをしないでするえっちが大変えっちでした!!!
七瀬が深山に片想いしているところから始まります。
「ドライアイの恋人」のスピンオフとのことですが、未読でも楽しめました。
男にナンパされている七瀬を深山が助けてくれたことをキッカケに一緒にライブに行ったり映画を見たりと段々と近付いていく距離感が良かったです!
深山が七瀬にキスをしたことで、2人の仲がギクシャクしてしまった時はヒヤヒヤしましたが、深山が告白して晴れて付き合うことになったのでホッとしました!
キスしたいが言えるのに、なかなか好きだと言えない七瀬が可愛かったです!
描き下ろしの初夜は修正の必要がないように描かれていました。
深山のもう一回の誘いを受ける七瀬が本当に可愛いです!!!