順調な人生を送りそこそこの企業に就職した名取は、入社5年目で仕事ができないという壁にぶち当たっていた。やらないのではなく、どんなに頑張ってもできないのだ。
元高校の後輩で今は上司の市ヶ瀬に叱られる毎日で、辞めたくなった名取が辿り着いたのは誰かに養って貰う⋯という結論で!
この極論すぎる発想がたまらない名取さん。バスケ部の後輩だった市ヶ瀬にとってずっと憧れの存在なのに、自己評価が低くてすぐ諦めちゃう。何とかしようと奮闘する市ヶ瀬の気持ちをよそに、暴走する名取の困ったちゃんな言動が面白すぎる〜。
実は天然の人たらしでホスト王やアラブの石油王も名取にゾッコンになるのだけど、玉の輿よりも市ヶ瀬の隣が一番幸せって気づいてくれて良かったよ。
市ヶ瀬の頑張りがほんと泣けた。
私が今仕事イヤイヤ期のため、仕事したくない〜!っていう名取の叫びがすごく刺さりましたw
鍼灸院を営む古賀はそこで昔施術を担当していた、柔道部の学生飛羽と再会する。飛羽は覆面レスラーになりマッチョな青年に成長していて、ご飯をたべたりする仲に。そんなある日飛羽から緊張してセックスができないと相談されて⋯。
飛羽に頼まれ緊張せずに慣れるようセッの練習相手をする事になるけれど、恥ずかしがる飛羽が可愛くていつしか大事な存在に。
古賀は妻を亡くした痛みを抱えてたけど飛羽の明るさがそれを癒してくれて、飛羽もまた古賀には素直に甘えられるのが良き。
鍼灸師とレスラーって最強のパートナーではないか!
リングでの飛羽は雄々しくてカッコ良くて、ベッドでの可愛さとのギャップもたまりませぬ。
いけがみ小5先生はヤンキーくんは犬になりたいシリーズも大好きなんだけど、先生の描かれるマッチョなガチムチでちょっとはにかみ屋さんはピカイチ!パワー!!
性交渉をせず体外受精でリモート繁殖のみとなった近未来。様々な弊害から旧式の生殖に戻すプロジェクトの被検体となった、遺伝子工学研究員のカナメ。
遺伝子データを元に選ばれたパートナーとしてやってきたのは、チャラい見た目と言動のイオリ。最悪な第一印象だったけどそのままセッに持ち込まれ、カナメは初めての快感を知る。
研究のためと割り切ろうとしても心と体が連動しないもどかしさ。イオリを知る程に惹かれていくけれど、実は彼はセックスワーカーとして作られたクローン人間で⋯。
種の保存を第一に効率を優先していく世の中で、忘れられていた最も大切なものに気づいていく2人。「人は愛を食べて生きているのよ。」というカナメの曾祖母の言葉がタイトルなのだけど、これがもう本当に深くて泣ける。
人を愛してはいけないクローンと研究員との恋の行方に、めちゃめちゃ惹き込まれた。
真面目な黒髪メガネ受けなカナメと見た目は遊び人なイケメンだけど一途な攻めのイオリ、相性抜群の2人が最高のパートナーすぎる!
イオリのセックスワーカー仲間だったリセのその後の番外編も、時を超える想いが切なくて愛おしくてまたすごく良かった。上下で対になる表紙も素敵。
作家である義父の命令で性接待をさせられている雪刀。義父は完全に病んでいるけど作家としての彼を崇拝しその支配から抜け出せない雪刀が、ある日偶然乗ったタクシーの運転手後藤との出会いで初めて変わろうと思い始め⋯。
後藤は寡黙で常識的な大人でこれまで雪刀の周りにはいなかったタイプの人間だけれど、彼もまた重い過去を抱えて心を閉ざしていたのが雪刀の存在によって変化していく。愛と救済の物語だ。
雪刀の周りが義父以外の大人もWebで群がるモブ男たちもひどいゲロキモ野郎ばかりで絶望的なのだけど、それに甘んじて戦う事を放棄していた雪刀は才能も美しさもあり本当にもったいなかった。
後藤との出会いで自分の存在意義を再認識出来て良かった。あなたは素晴らしいんだよ!
義父との関係は意外な展開が急に訪れ執着から解放されるけど、後藤さんの穏やかで大きな愛に包まれて後はもう幸せしかない。
タイトルの意味はラストでわかるよ~。
韓国でデビューする事にしたJiNの新たな活動。
日本を離れ環境の違う中結果を出そうと頑張る乃亜、それは全て何よりもJのため。Jの乃亜への溺愛と執着も天井知らずで、もうこの2人はどこまで沼るのか〜!
お互いの相手への想いが深すぎて、単なるラブラブ状態を遥かに超越している!w
そしてアイドルとしての煌めきがとにかく素晴らしくて、韓国と日本の業界の活動の違いもわかって興味深い。
当て馬感満載なユンジェはこれから更にどう絡んでくるのか。Jの美しすぎるお顔が嫉妬に歪むのは嫌いじゃないぞ〜w
でも乃亜の泣き顔は最高にそそられるけど、やはり明るい笑顔が一番の癒しだから、その太陽がこれからも翳る事がありませんように。
まだまだ2人の活動を見守れるのが嬉しいな。J堪能コースが甘すぎてもう〜!こちらも堪能させて貰った♡