資産家の息子Kの不可解な死。自殺を主張する同居人で発見者の坂滝を警察は当初容疑者として見ていたけれど、次第に見えてきた真相は想像を絶するもので⋯。
Kと坂滝との2人だけの歪んだ世界で発酵し熟成されていった狂気が、それはもう壮絶で凄まじくて怖いけれど惹きつけられずにはいられない。そこにあるのは究極の愛。誰が本当の支配者なのか⋯。愛おしくて胸が痛い最高のメリバ!
同録の「HOUSE」。暴力的な支配者の父の元から15歳で逃げ出した龍蔵が、訃報を受け久しぶりに実家へ戻るとそこにはかつての父のように横暴な振る舞いの兄龍彦の姿が。
明らかになっていく爛れた家の秘密と、真の征服者たる者は誰なのかという事実。真正Sである龍蔵の圧倒的な存在感がとにかく格好良くて、本当は支配されたかった龍彦のやっと自分の欲望に素直に従いとことんまで堕ちていける喜びがヒシヒシと。
この兄弟淫靡で乱らで最高に癖に刺さりまくる!
奥田先生のダークさを極めた作品たちが大好きでそれぞれが配信された時からお気に入りだったのだけど、この2編が単行本になったのは本当に嬉しすぎる〜。描きおろしも追加されてるので(龍彦の息子龍斗のその後が!)、既に単体で読んでる方にもこれはぜひとも読んで貰いたい!!
愛と欲望の檻の中の極限な幸せの世界。
中学時代の親友で一度離れてしまうけど大学で再会して、ルームシェアを始めてからその後恋人となった玲と光希。
長年の玲の拗らせて熟成しまくった執着と溺愛っぷりが激重で最高なカプだけど、光希の天然な煽りもまた良し!いつの間にか玲にすっかり開発されてエチ度は増していくばかり〜。
シェアハウスの同居人からイチャつくのは0時までにして⋯と言われるけど、なかなかそうもいかないよね(笑)
玲のインターンで付き合ってから初めて離れる事になる2人の、寂しさからより愛を知るのもたまらない。インターンで一緒になった星乃の嫌がらせからちょっかい出されるけど、玲の静かな怒りが怖くてゾクゾク!
人と自分を比べる事しかできない星乃は可哀想な人だ。揺るがない大事なものをわかっている玲と光希は強いなぁ。
早くシェアハウスを出て、遠慮する事なく思う存分愛し合って欲しい。4巻はいよいよ2人暮らし編か!?
ヤクザの若頭片岡の起こした騒動のほとぼりが冷めるまで、行方をくらます逃避行に付き添う事になった下っ端組員の小田島。食事や運転だけではなく性欲処理の相手までが仕事。けれどこの旅には片岡を殺すという密命が隠されていて⋯。
めちゃくちゃな奴なのに人情に厚く周りからも慕われている片岡。彼が邪魔な組長の息子の陰謀と、それに従う小田島の意外な本心がわかるにつれすごく切なくて。片岡と小田島の間に生まれる感情に、あぁこれが愛ってものかと泣きたくなった。責任とって結婚するぞ⋯って、片岡男前すぎるんですけど。
まさかのハピエンな結末で、沖縄の日差しと空気の中最後はほんわかしてしまった。
バイオレンスなヤクザBLかと思いきや、これは真っ直ぐな純愛!
影のある訳あり転校生寿樹と明るい人気者の明人。対照的で歩み寄れなかった2人なのに高校卒業後離れても何度もまた巡り合ってしまうのは、正にこれは運命でしかない!
実は両片想いだった2人の出会ってからの30年が、それはもう愛おしすぎて泣けてしまう。
明人が寿樹を「じゅじゅ」って呼ぶのがまた最高で!ソノオ先生の作品の主人公たちの名前呼びのセンスは、毎回グッとくる〜。
お互いの気持ちに気づくまでの年月は必要なものだったのかもしれないし、人生まだまだ長いからこれから先2人一緒の幸せな日々が続くと思うとたまらない。La Vie en rose!
2人のその後にまたぜひ会いたい。最高の「old man yaoi」!!
友人のオススメで読んでみたらとっても面白くて1〜7巻一気読みしたので、感想をまとめてこちらに!
コンビニ店員恒介と天敵の常連リーマン篤。犬猿の仲な2人は顔を合わせてはいがみ合っていたものの、ひょんな事から体の関係に。すると体の相性は最高で⋯。
大っ嫌いだったのに一緒にいるうちに相手の可愛い面や真面目な面、いろんなところが見えてきて段々惹かれ合っていくのに、お互い意地っ張りでなかなか素直になれないところがもう〜!でも気づけばいないと寂しい傍にいて欲しい存在に。
ケンカップルだけどめちゃめちゃ仲良しで、エチの時の甘さはそれはもうとろけちゃう。
付き合う事でぼんやりとしていた将来の夢や生活を真剣に考えるようになって、2人でずっと一緒にいられるように前を見て進んでいくのがとても素敵。家族になろうよ⋯だね。じーん(涙)。
旅館のみんなやコンビニバイト仲間のミチコ、2人のキューピッドであるマスターゴウさん、家族や友人たちにも恵まれて幸せすぎる〜。クズ男な青柳さんも結局憎めない!w
面白くて笑ってるうちにホロリとさせられる、すごくハッピーで元気を貰える可愛い2人。
家でも学校でも孤立していた妄に声をかけてくれた亮平。その日から亮ちゃんは妄の全てに。
痛いのは膝だけでなく心もなのか。発酵し加熱していく執着と狂おしい程の愛。妄の狂気で亮平が壊れなかったのは、一方的に見えて実は共依存だったからなのか?
2人だけにしか理解できない愛の世界が、苦しくてとても愛おしい。これも幸せの形。
同時収録 「ほねとかわとがはなれるおと」は東京戦慄奇譚で読んで衝撃だった作品。受けの色気がすごいし、パカ〜っとなってギャア〜〜!ラストのオチも見事。虫の苦手な方は要注意。
「mouth to mouse」こちらも東京戦慄奇譚で読んだ時から忘れられないお話。肇が会いに来てくれた意味⋯。切なすぎて涙なくしては読めない。生きるんだ光!
さきしたせんむ先生は「イノセントに口づけ」のコミカルなイメージが強かったのだけど、ホラーは新鮮でめちゃめちゃ良い!私はこちらの方が好きかもです!!これからもこの路線に期待します♡