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エキスパートレビューアー2025

女性ジン・ジャンさん

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きみと嘘のキス 電子 コミック

Arinco 

両片想いの見事な拗らせ!

幼馴染の悠にずっと想いを寄せている理玖は、バレそうになった時悠の兄の陽が好きだと嘘をついてしまう。すると悠が顔がソックリだから陽兄の代わりに抱いてやると言ってきて⋯。
それからセフレ関係になる2人。悠に抱かれたくて嘘をつき続ける理玖だけど、実は悠も理玖の事が好きなのを隠しているのだ。

派手にいたしまくっているのに両片想いの拗らせっぷりが見事すぎて、すれ違いの誤解が誤解を呼んで雁字搦めに。絡まりすぎた糸を解いてあげたいよ!ハピエンを信じてるけど、早くちゃんと本音を伝え合ってのラブラブセッが見たい〜。

最強番犬とデリヘルボーイ

違法な風俗店で働くデリヘルボーイのユイが、ある日指名され向かったホテルにいたのは刺青の反社風な男義一。最悪な出会いだったのになぜかそのまま気に入られてしまい⋯。

身寄りもなく暴力を振るわれても自分にはこれしかできないと思ってしまうユイだけど、根っこにあるプライドというか生命力がすごく強い。
苦しい環境で荒んだ義一の乾ききった心にガツンと響いたのは、ユイの揺るがない前向きさなのかも。
修坊っちゃんの捻れた執着は幼稚で自分勝手だけれど、義一だけが光だったのでどこか憎みきれない。好きだからいじめてしまう典型的行動。修にも自分の幸せを見つけて欲しい。

ユイも義一も愛から離れた場所で生きてきて、やっと本当に自分を愛し必要としてくれる存在に出会えて良かった。義一の溺愛っぷりが良き。エチがうますぎ!(笑)
ハラハラした分ラストの笑顔の幸せさよ〜。痛いほどの愛!

泡沫の鱗 コミック

ソライモネ 

切ない幻想譚

メジャーデビュー直前に喉の手術で歌えなくなったシンガーソングライターの鉄太は、友人から曲作りを頼まれても断り続け音楽から離れていた。そんなある日海で出会った不思議な魅力の青年凪。
彼の声にどうしようもなく心を突き動かされて⋯。

水しぶきと鳴り響く音が同じように踊って溢れて、2人を包み込む描写がすごく素敵。
凪の声と一緒ならと再び音楽を始める鉄太との初ライブの多幸感、そこからのまさかの展開が衝撃すぎて涙が止まらず⋯。
凪の声の魅力ってそういう事なのか。一番大切なものを置いていくんだね。切なくも愛おしい幻想譚。

帳と針 コミック

DAO通信 

究極のバロック

酒とギャンブルと適当な相手と寝る、自堕落でつまらない毎日を送る高橋の心にずっとあるのは初恋の男石神。縋っていた幻影の彼がある日また目の前に現れて⋯。

壊れた時計と約束に縛られていた高橋だけど、石神への執着こそが彼を生かしていた原動力。
実は帳を張り巡らして高橋を包み込みジワジワと追い込んでいたのは石神で、2人の見事なまでの美しい共依存関係。お互い壊れまくってるのに、一緒にいればその形は完成するのだ。

直接的な性的シーンは少ないけど、全編に漂う仄暗いエロスが最高!絶望の中で発酵していく、幸せな愛の歪みと尊さよ。

苦しくて愛おしい

大学生の浮田は過去のトラウマから人と関わるのを避けて過ごす日々。バイトの先輩幸村はいつも穏やかで人当たりがよく無愛想な浮田にも優しくしてくれるけれど、そんな幸村に苛立ちと劣等感を持ってしまい⋯。
容姿の美しさからトラブルに巻き込まれる浮田と、人を拒絶できず全てを許してしまう幸村。
相手を無条件で許すのは自分も許されたいからか。抱えている消えない罪悪感と苦しみの中で、浮田の存在は幸村の光なのだろう。

泥の底で共にもがきながら昇華していく2人は美しい。ハピエンなはずなのに多幸感や安堵とは違って、少し苦しくてでも愛おしい、何とも言えない複雑な想いに駆られた読後。
DAO通信先生お初だったのだけど、この闇はクセになる!

slip コミック

epaule 

イケオジの凄まじい魅力の破壊力

デザイン会社社長の実令は、友人の結婚式でかつてのビジネスパートナーで同級生の想い人拓也と再会し、蓋をした感情がまた溢れ出す⋯。

四十ともなれば危機回避も容易いはすが、好きな相手を前にしてはそんな事できるはずもなく。同級生の拗らせ両片想いは不器用なほど更に愛おしい。
拓也も実令もとにかくイケオジがすぎて、こんな四十なら全然イケる!いや、むしろこちらの方がいい!
実令のシャツ&ソックスガーターがたまりません〜。(つけたままをマストにして欲しい!w)
2人が並んだ時の破壊力が凄まじいので、イケオジパワーを堪能してくだされ。

早く幸せにして〜!とまたも絶叫(泣)

待望の3巻はまたもゾワゾワ不穏な展開。
一度闇に堕ちた人間は、そこから決別して這い上がるのがいかに大変かというのを突きつけられる。
真っ当に生きようとしても、引きずり下ろそうと群がってくるものの怖さ⋯。
辰巳にとって大地は光で本当に大切な存在だから、守りたい程に真実を告げられずそれがまた大地を不安に陥れてしまう。
恐れていた智希に今回大きな動きはなかったけれどまだまだ何かやらかしそうなヤバさがあるし、久世の抱えている闇は辰巳のものより更に大きく深く拗れていそうで、こちらはもっと恐ろしい⋯。

辰巳と大地に平穏が訪れるのはいつなのか〜(泣)2人に安らかでラブラブな日々が訪れるのを信じて、続きを待ちます!
ハピエンへの期待を込めて今回は星4つ。

まさに理想

恋人同士になって甘い毎日の2人だけど、柳瀬の幼馴染の登場に不安を募らせてしまう三谷。普段しっかりしてるけど、こういう時は年下の可愛さを感じてしまう。
一方の柳瀬は自己肯定感の低さから自分を卑下しがちだけど、三谷のためにも自信が持てるようになろうと頑張る姿が健気で泣ける〜。
「陽ちゃん」呼びもたまりませぬ。いつも優しい三谷くんが2人だけの時に見せるSな顔は、まさにご主人様だなぁと惚れ惚れする。
お互いへの深い想いと性に対して貪欲なところがすごく良い!皆の前でさらっとカミングアウトしてしまえる三谷くんが、本当にカッコイイ〜。

愛と正義は勝つ!

冷酷な戦闘民族レイヴェダ族。族長を継ぐ家系の長男ジズが亡命し、弟のテヲが長となる事に。
幼い頃から病弱だったテヲに反発するものも多くその重責は大きくて、昔から傍にいてくれる世話係のロザアだけが支えだ。
長年共に過ごすうちにテヲの中にはロザアへの特別な想いが芽生えるのだけれど、沈んだ瞳のロザアには隠された別の一面があって⋯。

命令としてしか抱いてと言えないテヲのいじらしい気持ちと、胸の底に秘密を抱えたロザア。
自分と同じ弱い者が苦しむのを見ていられないテヲの真っ直ぐで誠実な想いは、長年の一族の悪習を変えようとして重鎮たちから命を狙われるけど、そのひたむきさがロザアの凍っていた心も溶かしていくのが愛と正義は勝つ!という素晴らしさ。
テヲは本当にロザアの、そしてレイヴェダの光なのだよね。可愛すぎる若き長とクールな側近の愛のお話。

家族が増えて更にハピラブ

2巻は結婚した2人のその後のラブラブな日々から。
子供が欲しくなる桜太郎だけど、獣人と人間のカプなので不安もあり⋯。
葛藤しながら問題を乗り越えて無事に出産し、家族が増えてのわちゃわちゃな日々がまた幸せで。
ママになってもとってもエチな桜太郎と、変わらぬ溺愛スパダリなヤマトが本当に仲良しで最高。
子供たちも両親たちも可愛いし優しいし素晴らしすぎる〜。

獣人やオメガバで結婚出産モノって結構あるけれど、ほんと読んでるこちらも幸せな気持ちになれちゃうんだよね。子供たちの可愛いらしさにとろけちゃう。家族になってもちゃんと恋心も持ち続けててるところがまた良き〜。