カフェ店員でイケメンの佐東くんと、常連で控えめな気になる存在の潮田さん。
優しさを誤解され心無い言葉を浴びてきた佐東くんとコミュ障気味で恋愛経験のないピュアな潮田さんの、会う度に惹かれて近づいていく2人の距離がキュンとしてたまらない〜。
相手をもっと知りたい、特別にしたい、なりたい⋯と膨らむ想いが、檸檬のように甘酸っぱくて爽やかで胸いっぱい。
月が綺麗ですね⋯って本当に素敵な意訳だと思う。あなたと見るから⋯っていう、返しも最高にロマンチック。
臆病な2人が勇気を出して踏み出した新しい世界への予感の素晴らしさは、とっても煌めいていた。
チューも無しでも全然満足だったけど、お付き合い編の続編の大人な展開にも期待しかない〜!(やはり見たいよねw)
ある月の綺麗な夜、社畜の朝彦の元へ美しい青年が現れて言う。「あなたが助けてくれたディルドです。恩返しに来ました。」と⋯!
ご飯を作ったり朝彦の世話を焼いてくれる鈴木はまさかのディルド版鶴の恩返しなのだけど、現実にディルドではないとわかっていつつその健気さと献身に癒されていく朝彦。
ちょっと天然な鈴木が何よりイケメンで可愛いのだ。朝彦に執着するようになった理由もわかり、誰かの言葉が人生を変えるきっかけになるっていいなぁと思った。朝彦にとっての鈴木もいつしか心の支えに。
エチもしっかりあって、鈴木のTNKはご立派です!(自称ディルドなだけにw)
2人が可愛くてほっこりする、ハートフルな物語。
息子がゲイで男と結婚した事を認めてあげられない佐条父。部下の夏目もゲイだとわかりそこから触れ合っていくうちに、頑なだった気持ちが解けてわかろうとしなかったものを認めたり、見えていなかった新しいものが見えたり。
お父さん頑固で真面目でとても優しい。夏目くんが惹かれてしまったのもわかる素敵な人だ。
歳が離れてるとジェネレーションギャップもあるし、親子でもわかり合えない事もある。自分の固定観念を捨て相手を1人の人間として見て、素直に向き合うのは難しい。利人と心からの和解ができて本当に良かった。
佐条さんノンケだし妻思いだし、夏目くんとは良い上司と部下の関係のままかもしれない。でも夏目くん可愛くて良い子だから、なんとかなって欲しいなぁ。いや、このままの関係が一番いいのかなぁ⋯とぐるぐる思ったりした(笑)
利人と光にまた会えたのも嬉しかった。
大学生の水景は父の遺品整理をしていて、花と少年の写真と共に本に挟まれた出されなかった手紙を発見する。
気になって宛先の住所を尋ねてみると、そこには花に囲まれて暮らす小説家の宵智が。宵智は父の元教え子で、昔の面影を残す美しいその横顔に水景は惹かれてしまい⋯。
父親と宵智の関係は短い間のものだけど、手紙を出せずにでも捨てる事もできなかった想いと、死を知った時の宵智の涙に深いものを感じた。
水景はとても素直で明るくて、宵智と出会えた事で止まっていた父と宵智の時間が動いて良かった〜。
決して父の代わりではなく水景自身に惹かれて一歩を踏み出せた宵智。
花を愛する2人の穏やかだけどしっかりした愛と、美しいお庭の風景に優しく包まれたそんな読後感だった。
エチもあるけど、こちらもソフトで愛おしくてほんわかする〜♡
地方出身で負けず嫌いの営業マン早瀬は、同期で社長の御曹子時藤にどうしても勝てずコンプレックスを募らせる日々。ある式典で泥酔した早瀬は、介抱してくれた時藤にゲイだと明かしてしまい⋯。
早瀬の誘いに乗ってきた時藤がベッドでは甘く尽くしてくる意外性がたまらないし、酔ってる早瀬は素直で可愛い〜。
実は単なるボンボンではなく苦しみも秘めてた時藤と、妹のために頑張る苦労人の早瀬。
ライバルからセフレ関係になった2人の、お互いを知る毎に変化して溢れてくる気持ちにキュンとなる。勝ち負けは必要ない。
エロス度満点のセッも良いしビジュも性格も最高な愛おしい2人。読み終わってこちらが思わずひれ伏した〜!w
違法な風俗店で働くデリヘルボーイのユイが、ある日指名され向かったホテルにいたのは刺青の反社風な男義一。最悪な出会いだったのになぜかそのまま気に入られてしまい⋯。
身寄りもなく暴力を振るわれても自分にはこれしかできないと思ってしまうユイだけど、根っこにあるプライドというか生命力がすごく強い。
苦しい環境で荒んだ義一の乾ききった心にガツンと響いたのは、ユイの揺るがない前向きさなのかも。
修坊っちゃんの捻れた執着は幼稚で自分勝手だけれど、義一だけが光だったのでどこか憎みきれない。好きだからいじめてしまう典型的行動。修にも自分の幸せを見つけて欲しい。
ユイも義一も愛から離れた場所で生きてきて、やっと本当に自分を愛し必要としてくれる存在に出会えて良かった。義一の溺愛っぷりが良き。エチがうますぎ!(笑)
ハラハラした分ラストの笑顔の幸せさよ〜。痛いほどの愛!