上下巻の感想をまとめてこちらに。
防衛省の官僚柴田はイキガミのドナーと判明し、異動を余儀なくされる。イキガミの春人を懐柔して国のために操るはずが、春人の真っ直ぐで優しい人柄に気持ちが変化していって⋯。
柴田に一目惚れしてしまう純な春人がそれは健気で愛おしく、同時にイキガミとしてその優しさが命取りになる不安が。
春人なりの愛の形の表現だったのだろうけれど、残された柴田の想いに胸が張り裂けそうだ。なぜ柴田が復讐を考えイキガミの自由に拘ったのかが、このスピンオフでよくわかった。
そして柴田を愛した2人目のイキガミ、滝の存在。前作の主人公鬼道と同じ最前線で戦うイキガミの滝だけど、穏やかでのんびりした性格にはとても癒される。そんな滝だからこそ、10年間凍っていた柴田の心を溶かす事ができたのだろう。
愛する人をなくすかもしれない恐怖と、それ以上に一緒にいられる事の幸福感。エピローグのお盆の話「送り火」での春人の登場がまたもう最高だった。山中ヒコ先生素晴らしすぎる。号泣しながら全人類にオススメします!未読の方は読まないと人生損すると思います!!
上下巻の感想をまとめてこちらに。
最強の生きる人間兵器イキガミ、彼らが命をかけて国を守っている未来社会。
負傷したイキガミを救えるのは、ドナーと呼ばれる唯一の適合者だけ。イキガミ鬼道のドナーとわかった教師の吉野は、その日から生活が一変し⋯。
幼い頃にイキガミとわかり施設で管理教育され育った鬼道。愛を知らず目的も持たず生きてきた彼だけど、吉野に出会い初めていろんな感情を知り変わっていく。
始めは戸惑っていた吉野も鬼道の孤独と痛みを知り、運命共同体となっていくのがものすごく尊い!
血と肉の全てを捧げる生死をかけたパートナーシップは、凄まじい究極の愛。
守るべき存在のできた鬼道は人としてもイキガミとしても成長していくけれど、死と隣り合わせの日々は続く。
防衛省の職員柴田の秘めた計画、イキガミの本当の幸せとは?生きる事、愛する事、ただ一緒に笑って過ごせる時間の大切さ。鬼道と吉野の2人の関係に愛おしさが溢れてたまらなかった。
柴田の抱えている過去も気になるし、涙と共に人として幸せに生きる事の意味を考えさせられた。BLの枠を超えた、素晴らしい世界観のお話。
上下巻まとめて読んだ感想です!
浮気を繰り返し傷つけて恋人律に去られてしまった旭。5年ぶりに再会したら律は事故で記憶を失っていて⋯。
失って初めてわかった律への想いと大切さ、離れた事を後悔していた旭にとって再会できたのは奇跡。
クズな自分は律の傍にいちゃダメだと思いつつ、一緒にいる時間を手放す事もできない。
記憶をなくしていてもまた律が旭を好きになってしまうのが、本能というか胸の底にあるものは消えないのかなと思ったり。
つかの間の穏やかな日々、やがて恐れていたけれど戻る律の記憶!
旭の過去の自分への後悔がとても苦しいけれど、それ以上に律も辛い思いをしていたので、簡単に信じたり許したりできないのもわかる。
新しくなったお互いでまた一から始める事はできるのか⋯めちゃめちゃ切なくてハラハラしながら2人を見守ってしまった。
この恋の顛末をぜひ皆さまにも見届けて欲しい。でん蔵先生初の上下巻最高です!
カフェ店員でイケメンの佐東くんと、常連で控えめな気になる存在の潮田さん。
優しさを誤解され心無い言葉を浴びてきた佐東くんとコミュ障気味で恋愛経験のないピュアな潮田さんの、会う度に惹かれて近づいていく2人の距離がキュンとしてたまらない〜。
相手をもっと知りたい、特別にしたい、なりたい⋯と膨らむ想いが、檸檬のように甘酸っぱくて爽やかで胸いっぱい。
月が綺麗ですね⋯って本当に素敵な意訳だと思う。あなたと見るから⋯っていう、返しも最高にロマンチック。
臆病な2人が勇気を出して踏み出した新しい世界への予感の素晴らしさは、とっても煌めいていた。
チューも無しでも全然満足だったけど、お付き合い編の続編の大人な展開にも期待しかない〜!(やはり見たいよねw)
ある月の綺麗な夜、社畜の朝彦の元へ美しい青年が現れて言う。「あなたが助けてくれたディルドです。恩返しに来ました。」と⋯!
ご飯を作ったり朝彦の世話を焼いてくれる鈴木はまさかのディルド版鶴の恩返しなのだけど、現実にディルドではないとわかっていつつその健気さと献身に癒されていく朝彦。
ちょっと天然な鈴木が何よりイケメンで可愛いのだ。朝彦に執着するようになった理由もわかり、誰かの言葉が人生を変えるきっかけになるっていいなぁと思った。朝彦にとっての鈴木もいつしか心の支えに。
エチもしっかりあって、鈴木のTNKはご立派です!(自称ディルドなだけにw)
2人が可愛くてほっこりする、ハートフルな物語。