粘膜接触でオメガの体に相手の血統のマークが出る特殊設定付きのオメガバ―ス。
攻めと受けは高校教師で受けはヒートが来たことのない不完全なオメガで攻めは理事長の息子だけどそのことと自身がアルファであることを隠している。
鍵を開けるのに攻めと手を重ねたことで受けにヒートが来て、空き教室で関係を持つが、番にはなっていない。お互いに利害が一致してその後はセフレになる。
受けはヒートの来ないオメガという前提で教師として採用されていたが、粘膜接触のマークが額に出たことでヒートがくるようになったことが生徒にバレ、学園にもヒートが来たことを明かすことになる。隠し通すこともできたのに生徒の見本になるために本当のことを明かした受けの強さに惹かれ、親が決めた相手と結婚するんだろうと思っていた受け身な攻めも心を動かされて番になることを決意する。
相手の血統のマークが出るという特殊設定がアルファの独占欲の表れみたいでよかった。設定を生かしたお話で、キャラも魅力的で絵もすごく色気があって、惹きこまれました。
出会い系サイトからの実は同じ職場の同僚でした…なお話。体育教師×数学教師。
離島から東京に出てきた受けの花村が何事にも素直で一生懸命で、授業にもそのための準備にも体育祭の大縄跳びにもエロにも全力で取り組むところが可愛くもあり、おかしくもあり。
余裕のある脱力系攻めの時田は最初遊び人かと思ったけど、ホテルで会ってもいつも花村のトレーニングだけで終わらせていたし、自分より相手の快楽優先なデキメン。暇潰しの相手を探しつつ根っこのところでは本気になれる誰かを探していたのかな。時田の過去は、花村と出会う前にも出会い系サイトを使っていたことくらいしか情報が出てこなかったので、もし続編があるなら、これまでの恋愛遍歴を知りたいです。サイトを使わなくても普通に恋人ができそうなスペックなので。
好きって言わせるために恋人っぽく振る舞っていたのに、逆効果で逃げられそうになって、10キロ走って家まで押しかけてからの告白が体育教師らしくてぐっときた。
巻数振ってないから1巻で完結かと思って購入したら、まだ回収されてない伏線があるので続き物かも。完結後に一気読みしたい派なので、続きがあるのなら巻数を振ってほしいです。
部族間同士の政略結婚だった二人が最後は気持ちを通じ合わせていて、話としてはそこそこまとまってます。
アルファやオメガの生態があまり知られていない閉ざされた島が舞台。たまに島に襲いに来る外敵はいて、対立している二つの部族が外敵に対しては協力し合って戦ってきたようです。そんな中、受けの部族から内通者が出て多くの大人たちが戦死することになったので、部族間の溝が深まり、それを和らげるために男だけど妊娠可能な受けが攻めの部族に嫁いできました。攻めは自分の無鉄砲のせいで両親が亡くなったため、何でも一人でやろうとし部族で孤立しています。お節介の受けが緩衝材になり、攻めも態度を軟化させ、部族に溶け込んでいってる感じでした。
うなじを噛むと相手を束縛することになるという理由で受けが番になることは拒否したことと、10年前の戦がもしかしたらオメガの受けを攫うためだったかも?な点がまだ解決されていないので、2巻以降で回収されるのかなと思います。
対立関係の政略結婚→ヒートに煽られて体の関係→受けを快く思ってない者たちが襲おうとする→攻めが助け、受けが襲った者たちを許したことで和解、というストーリーはオメガバ―スとしては単純すぎて、「これは」と思うような面白みはなかったです。濡れ場も個人的に萌える構図ではなかった。攻めも受けもキャラは嫌いではないので、2巻目以降はもう少し捻りのある展開を楽しめたらいいなと思います。