本編ではサイテークソ野郎の兄王子エイダン視点のお話。
地下牢の狭い独房に入れられて、どのくらい後なのかしら。
毎日、ただ寝台に座り込むだけの時間。
そのうち、アシェルと一緒に過ごしていた幼い頃の夢を見るようになる。
いつでもどこでもアシェルと共に過ごしていたあの頃。
愛しく思っていたはずなのに、[王族の能力]が発現してその差がはっきりしてきてから、変わっていった自分。
クソ野郎のエイダンですが、今頃になってようやくの後悔する姿を見せてもらえました。
ここにきてやり直すことができるのなら、と思うなんて。
もう遅いけど、ざまぁ、とまでは思えなくなり、読めてよかったです。
勧善懲悪でスッキリ(*'ω'ノノ゙
受様はリンデン国の双子の弟王子のアシェル。
王族特有の能力が弱い治癒能力だけだったので、離塔で1人隔離されいないものとされてきた。
兄である王太子エイダンが、セネドア国の王弟への非道な振る舞いをし、その謝罪の為、アシェルがエイダンの身代わりとして赴くことに。
アシェルは家族の役に立てる、と嬉しく思っていたのに、実はセネドアへ攻め入るための口実になる為、殺されれればいい、と思われており、更には兄の従者に殺されてさしまう。
死んだと思ったのに、気づけばエイダンの代わりに謝罪に行ってくれ、と頼まれる場面に戻っており。
王族の特別な能力が、死に戻りの能力だなんて。
攻様であるセネドア国王のライアンも、最初は憎いエイダンだと思い込んでるから、当然冷たい対応だし。
なんとか事態を好転しようと奮闘するアシェル、頑張って。
ライアンもアシェルを信じてあげて~
と、早く安心出来る所まで読み進めたい、と思いながらページをめくりました。
アシェルがいい子である、と周囲が分かってくれてからは心安らかでした(*´˘`*)
リンデン王とエイダンに責任を取らせるべく共に過ごすアシェルとイケメン達。
ライアンはもちろん皇太子ノアもいい男で、2人に大事にされているアシェルを見るのはにまにまです。
ライアンの涙とか、めっちゃきゅん(,,>᎑<,,)
くっついてからも、ライアンがアシェルを大切にしていて、とても良き(๑•̀ㅂ•́)و✧
蓮川先生のイラストがまた素敵。
2人が抱き合うシーンやキスシーン♡
初々しさが漂う距離感なのが、かわいくってうっきゃー"(ノ*>∀<)ノってなりました(,,> <,,)
雑誌掲載時、めっちゃ好きだったお話(,,> <,,)
発売を楽しみに待ってたんです。
受様は、社会人1年生の鹿島。
攻様は鹿島の教育係となった先輩、瀧川。
再会した2人が、過去の思い出を回想しながら進むお話。
最初は鹿島視点なので、過去の瀧川の恋人としてどうよ( ˘・з・)な対応ぶりに、なんだコイツ!とぷりぷりヽ(`Д´)ノ
でもそれが瀧川視点になると、そんなトラウマ抱えてたのか、と一応は納得。
しかもめっちゃ未練たっぷりで後悔しきりだし( *´艸`)
お互いに相手の立場になってみて初めて気付けた反省と後悔。
2人の誠実さと相手への好きが、とても心地よく読後感がいい(≧▽≦)
特に鹿島はいい子だわ~、大好きだよ(*^^*)
書き下ろしのクセ強なインターンのお話。
私はインターンというものをした事も受けた事もないので、どのような態度が普通なのかわかりかねるのですが、ここまで仕事をなめくさった人がいるのか!?とびっくり。
それぞれまた成長ぶりを見せてもらいました。
特に本当に鹿島が素直で考え方とか態度がとても気持ちよく、何度でも言っちゃう♡
大好きだよ~(,,> <,,)
2人の恋のお話だけでなく、お仕事BLとしても、とても読み応えのあるお話でした(*^^*)
私も社会人としてがんばろー
魅力的で個性的なキャラ達で、とっても面白く楽しく読ませていただきました(*ˊ˘ˋ*)♡
受様は、オメガのリヒト。
国王の側妃だったけど、この度魔王を討伐した勇者の願いで彼に下賜されることに。
もちろんこのアルファの勇者ヴィクトールこそ、この度の攻様。
子供の頃、幼なじみの女の子と勇者ごっこをして過ごし、いつか勇者になって人々を救うんだ!と夢見ていたリヒトにとって、目の前のヴィクトールは自分のなりたかった、理想そのもの。
なので、羨望とか諦念とかモヤモヤした気持ちを抱えてはいるのだけど。
一方で、全てにおいてリヒトファーストなヴィクトールが素晴らしいです"(ノ*>∀<)ノ
リヒトが大好きで大切で大切で。
大好きだけど、籠の鳥にはせずに、ちゃんとリヒトの気持ちを尊重して、一緒に冒険しよう、勇者になれるよ、と言ってくれる、めっちゃいい男♡
それだけじゃなく、リヒトを好き過ぎて変態入ってるところもいい( *˙ω˙*)و グッ!
受様を好き過ぎておかしいことになってる攻様、大好きです(≧▽≦)
2人の恋の始まりにあてられたケセランの「甘酢っぺ」には笑っちゃいました。
そう、そんな2人と一緒に過ごす眷属達がまたいいキャラでした。
私は九州住みなので、パサランの方言は分かる~、と嬉しくなっちゃう。
アンタスはスマートでかっこかわいいし。
ワクワクハラハラ、笑いありニマニマきゅんありで、とても楽しいお話でした(*^^*)
この笠井あゆみ先生の描かれた表紙ですよ!
麗しくエロく。
読んでみたら、それだけじゃなかったです。
題名と表紙からイメージしたお話じゃなくって、もう凄いとしか。
受け様は『処女執事』と呼ばれる、主がカスタマイズした、主を盲信するようインプットされた主の為だけの執事の己裕。
敬愛する主、則雅と幸せに過ごしていた己裕は、攻め様であるサイに屋敷ごと引き継がれてしまう。
最初は、則雅の事を大切にしている己裕に無理強いをするサイで、ツライ(>_<)
そんな意地悪しないで~と思いつつも、サイにも何か抱えているものがあるようで。
読み進めていき、真実を知って驚きました。
そして、素直なハピエンにはいかないんですね(> <。)
えぇぇ、助けて終わりじゃないところがもう、流石沙野先生というべきか。
最初とラストで、全然イメージが違いました。
結局は純愛♡(*ˊᵕˋ*)
妹のイザベラの幸せが何より全てなシスコン兄で今や国王代理となってるユリシス。
2巻でも登場してきた悪役令嬢相手に奮闘してました。
前作でもこいつでいいのか、と思っていた、イザベラの婚約者の第二王子アレクシス。
あぁ、全然成長してないやん。
レイラ達と一緒になって悪態をつきまくりです(#`皿´)
颯爽と情熱的に登場した第一王子クラヴィス。
うんうん、手を取り直してよかったよ、イザベラ。
もうちょっとアレクシスサイドざまぁを味わいたかったかも('∀')
そして、改めてユリシスの唐変木ぶりに呆れました。
えっΣ(゚д゚;)
それ本気!?
苦労してきたって事だよね。
ジハールにまで呆れられ、心配されてる始末('ω' ;)
やっぱりジハールくらい率直にド正面からグイグイくる人じゃないと、ユリシスの心には響かないかも~。
道は険しそうだけど、頑張れジハール\(*°∀°*)/
高評価だったので、気になっていたのをやっと読ませていただきました。
攻様は資産家の大事な嫡男、ライル。
落馬して以来寝たきりに。
そんなライルのお世話係を仰せつかったのが、受様であるターリク。
宮殿のような豪邸の清掃係として働き、周囲からはリクと愛称で呼ばれる。
ライルの侍女達が、意識のないライルを面倒くさげに扱う中、リクだけはライルを一人の人間としてお世話してきた。
実は動けないけど、ちゃんと意識のあったライル。
色んなものを食べ物に例え、楽しげに話をしてくれるリクの声だけが、救いであり希望だった。
ある日ライルが目覚め、そこからライルの恩人リク探しが始まる。
しかーし、リクは探しても探しても見つからず。
リクだけが支えだったライルの執着と熱意が素晴らしいです。
食いしん坊のリクと友人同僚やライルとのやり取りに何度もクスリとさせられました。
そしてちょろいよ、リク。
キャラメルでキス3回とか、ホント増えてるじゃないの(*´艸`)
優しくて可愛いリクが愉快で癒されました。
ただの高慢なお母さんかと思っていたのに、それもそうか。
確かにどうして知ってたのかしら、と思ったのに、そこまで思い至らず。
リクを見直したのでした。
さらに、お母さんがやってくれたざまぁににやり。
2人のラブだけでなく、家族愛としてもあったかくなるものがありました(*^^*)
安西先生の紡ぐファンタジー。
楽しく読ませていただきました。
受様は、大国の第四皇子のナラン。
武芸は今ひとつだけど、知識は豊富で語学には優れた才を発揮。
そんなナランに政略結婚が持ち上がる。
お相手は攻様である小国の王弟であり、騎馬隊長も務める美丈夫、ダムディ。
結婚式で正式に顔を合わせるところからスタート。
最初、「第四皇子」という矜持が高い上にグルグル悩むナランがちょっとめんどくさくて、この子好きになれるかなぁ、と思っていたのですが。
敵対していた国との戦からイメージががらり。
ダムディを国へ戻す、との決断をした時辺りでは、その凛とした潔さに見直しました。
矜恃が高い分、ナランは王族としての立場とか責務とか、しっかり覚悟をもってるんですねぇ。
髪を触れ合う求愛儀式、じれじれきゅんきゅんで身をくねらせましたo(>∀<*)o
書き下ろしは嬉しい攻様ダムディ視点♡
最初からそんな風にナランの事をみてたのかぁ、とにまにまでした。
愛を知って弱く卑怯になる、と悩んでいたダムディ。
てっきり愛を知って強くなった、と最後にはなるんだと思っていたら、それを言ったのはナランでした( *˙0˙*)
こういう風に落ち着くのかぁ。
これこそ等身大な普通の人なのどなぁ、と、なんだかストンと来ました。
そうそう、ワジムとトヤーの従者コンビも主一番のいいコンビで楽しかったです。