※ネタバレあります
言葉にするのがすごく難しい作品
好きです、読後じわじわきてさらに好きになりました。
漫才コンビ「ソメイヨシノ」の染井と吉野の一日です。
今日でお別れの二人、その理由は○○○○○
この視点はとても斬新でした。
一人はもう会えないだろうと思い、もう一人は再会の時の話をする。
その結末は分かりません。
また彼のカンが当たるのか、徳を積んでいる彼の言葉が叶うか。
突拍子のなさとリアリティの混ざり方が面白かったです。
見せ方やデフォルメにも個性があって好きです。
漂う切なさと読み手にゆだねる余白、とても印象的な短編でした。
二人は付き合ってはいません。
ブロマンスです、でも確かに愛がありました。
※ネタバレあり
良く言えば王道、厳しく言えばありふれてるストーリー。
この絵柄がすごく好き、
この設定の王道ストーリーを読みたいという方にはいいと思います。
舞台は北海道・札幌です。
一夜限りの関係で日々を過ごす家なしの受け・宙(そら)
トラブルから助けて心配で家に泊まらせる攻め・要
一度の関係で宙に執着するモブ男
展開と結末は予想通りでした。
ただし最後までHなしでキスのみです。
読んでいると宙よりも要のほうが立場的に心配になりました。
真面目でいい人ですが真っすぐ過ぎると言うか…
宙が20歳で成人済みだから大きな問題にはならないのかな。
制服のまま外で大丈夫?
もうすぐ雪祭りの札幌でその日暮らしは気温的に無理じゃない?
バーで働いてるからお給料もらってるよね?
などなど色々気になってしまい世界に入り込めませんでした。
カバー下に詳細なプロフィールやイメージソングが書かれていてます。
これをもう少し本編で活かして人物を深掘りしてほしかったです。
本編を読む前に見るといいかもしれません。
※ネタバレはありますが、楽しみを奪わないように気をつけます
キャラもストーリーもすごく好きでした
同じ大学に通う、存在は知ってるけど交流のない先輩×後輩BL
意識しまくっている岳(受け)とクールな琉生(攻め)
少しずつ近づく様子はときめきも焦れったさもたっぷり楽しめました。
脱陰キャで積極的に人と関わろうと奮闘する岳の成長と変化も良かったです。
岳との恋で琉生にも変化が…これがもう最高で顔が緩みます。
絵も最高に素敵です。
表情の描写が絶妙ですごく魅力的!
岳は感情豊ですごく可愛くて、琉生はとびきり格好いいです。
背景の描き込みの強弱がお上手でとても見やすく、
見切れている食べ物さえも丁寧で美味しそうでした。
全ページ目が楽しかったです。
ミックスバーFarolの店長・渚さんが素敵な方で、友達も良いキャラでした。
大半は岳目線ですが、後半に琉生目線もあります。
後味甘めの幸せな一冊です。
人によって受け取り方が違うと思いますが…
あらすじにある「なぜかお付き合いの練習相手に」
あまりそういう風には感じませんでした。
少なくともこれがメインの流れではないと思います。
岳が琉生に突っかかり→返り討ちにあう
→そこから気になってミックスバーに通い交流が生まれるという感じかと。
特典は甘めのものが多かったので
どこか特典付きのところで買われるのがおすすめです。
※微ネタバレ
買ってよかったです。
お互いの存在がじわじわと沁み込んでいくようで、
(勝手に)タイトルにぴったりの作品だなと思いました。
ブロマンスではありません、とても柔らかいBLです。
顔見知りから友人そして…
ゆるやかに変化する二人の関係性と、言葉のチョイスがとても魅力的でした。
あととっても可愛い、ろくろ(犬)!
「飼っている」というよりも「一緒に暮らしている」
家族としての存在感とこの挙動がたまらなく好きです。
動物が可哀想なのが地雷で購入をためらっていたんですが、
大丈夫でした!ろくろはずっと元気です。
もっと膨らみそうなところを語り過ぎず、
充分な余白を残して展開していくのも好きでした。
ふとした時に読めばほっこりできる、
手元にあってほしいと思うもなかなか出会えない類の作品。
装丁について
この作品を読んで何色のイメージかと聞かれても「黄色」とは答えません。
ですが表紙のこの色は本当に世界観にあっていて不思議に感じました。
二人と一匹を囲む草花がとても可愛いんですが、
帯が中村明日美子先生の推薦文&イラストなので外したくない!
困っています。
カバー下まで作品の雰囲気たっぷりで素敵でした。
装丁デザインはBREWさま
※ネタバレは軽めです
萌よりの萌2
SNSで作品を知って紙本を買おうと思ったんですが、
ここのレビューで新装版描き下ろしが良いと見て電子で購入しました。
…レビューに大感謝です!
正直この描き下ろしがなかったら中立よりの萌でした。
ウミがかなりの猪突猛進で面白かったです。
それを何だかんだで受け入れるのかと思いきや、
ヤマがしっかりドン引きしているのがさらに面白い。
流されるのではなく、
はっきり自分の意志で物語が展開するので読み応えがありました。
ヤマと彼女の絡みは読むのがしんどかったです。
でも元々ノンケなので仕方なし。
頑張るウミにどんどん虜になりました。
描き下ろしのヤマ→ウミの視点が最高でした。
タイトル「うみとやま」でも良さそうなところを「うみのお城」
二人の出会いとお城姿が浮かんで、じわじわきて好きです。