※詳細ネタバレあります
計画を練りまくる攻め、刺さる方には刺さると思います。
でも私には攻めと展開が合いませんでした。
受けは分かります。拾われた境遇と異国人の容姿のせいで、攻めが全てで自己肯定感が低い。でも本当は知識欲が強く勤勉で、外見も魅力的。せっかくここまでの容姿の設定なら、受けに本気で恋をする当て馬でも現れてほしかったです。
受けに酷い虐待をしていた祖母は言わずもがな、生きているうちに引き離すことをしなかった父親もどうかと思いました。叔父さんは確かに人が良いです。でも本人に記憶がない尚且つお金がないからといって、件の祖母が育てていた薔薇を持ってくるは無神経すぎます。あの女性との再会は回想で事実を並べるだけでなく、受けの感情面をもっと見たかったです。金貸しの親子は素敵でした。
攻めに魅力を感じられませんでした。純粋一途な受けに手ほどきするBL的な萌えはあります。しかし受けに言わせてばかり。受けの成長を大切にしているのは分かりますが、終始それで味気なかったです。計画は見え見えで、すごい策士!とは思えず…あの人の妊娠を計画に入れてるのにも引きました。人伝の寂しがっていた様子や、昨夜は凄かったくらいの一文では物足りませんでした。せめてどこかでもっと愛情を爆発させて執着しているところを直接的な描写で見たかったです。
絵はとても魅力的でした。
書き下ろしの最終章はあの人たちの赤ちゃんを二人で見ているお話です。