このBLだけは読んでおけ!ボーイズラブが好きな乙女なら、一度は読んでおかねば! 推薦者が己の萌えに忠実にチョイスした「BLマストブック」!


人生を変えたBL第三回「窮鼠はチーズの夢を見る」
評者:むつこさん
何気なく手にとった一冊が大きく人生を変えることがある。
いや、大きく狂わすことがある、
3回にわたってお送りしてきたコラムの最後を務めるのは、もうやり直せないぐらい道から逸れてしまったむつこさん。
「窮鼠はチーズの夢を見る」に変えられました。

「人生を変えたBL」というコラムのお題が出てるのを見て、ふと悩んだ。
何かを見たり聴いたり読んだりして、人生が変わるほど大きな影響を受けるのって、若いときじゃないですか。
大人になると、悲しいかな多少のことじゃビクともしなくなるんだよ。感動はするがなかなか影響は受けないのだ。
感動で号泣した10分後には、漫才見ながらゲラゲラ笑える。
でも若いときは違った。
読んだ本によって価値観や趣味嗜好までもが大きく左右されていた。昨日左に大きく振れたかと思うと今日は右に大きく振れる。落ち着きないこと極まりない。
一冊の本をボロボロになるほど何度も何度も読むのもこの時期だ。
私は大人になってからBLにハマったので、そういう意味で影響を受けた作品は、残念ながら一冊もない。

恥部の暴露にもなるが、昔の私の影響のされ方ときたら、半端なかった。
『ホットロード』を読んでガソリンスタンドで働く暴走族に憧れ(今じゃあり得ない)、藤本ひとみのマリナシリーズを読んでフランスの高飛車な貴族に憧れ(シャルルは今も心の恋人)、氷室冴子の『なんて素敵にジャパネスク』を読んで平安時代に夢をはせ(私が大学時代に源氏物語を専攻したのは、間違いなく氷室冴子さんのせい)。
ちまちました影響のされ方なら、枚挙にいとまがないほどだ。
クイーンやドイルなどの昔のミステリーをたくさん読むうちに葉巻を味わってみたくなって、父親がこっそりコレクションしてた葉巻を試して肺に吸い込んで、あまりの苦しさに死ぬ思いをした挙句、涙目の父にこっぴどく叱られたり。(もう販売されてない高級葉巻だったらしい。おとーちんスマン)
ある日突然「昭和の山の手のお嬢様風」のしゃべり方をしはじめて友達に奇異な目で見られたり。これは江戸川乱歩の小説のせいだ。
だいたい妄想癖も酷かったから、一人でいるときは常になにかしら妄想してた。
脳内で妄想するだけなら害はないけど、一人言を言う癖もあった。ぶつぶつ呪文のように何かを言いながら田舎の道を下校してる私は完全なる変人だった。
一人言だけじゃなく、ニヤケたり悲しそうな顔したり。
「むつこちゃんは百面相しながら一人言を言う」と近所で有名だった。
母いわく「当時オマエを頭のネジのずれた子だと思って心を痛めてた」
かーちゃんスマン。
これ田舎に帰るといまだに笑いのネタにされるんだよね。昔のクラスメートにも近所の人にもからかわれる。

消したい過去たち!

…なんかテーマとそれた話を書いてる気がしてきたけど、気にせず書き進めよう。

こういうのって、年を取るごとに少しずつなくなるんだよね。
本に価値観を左右されることはなくなる。物語世界で自分を泳がせることもなくなる。
若いときからずっと本や漫画や映画が好きだという人間の多くが、そういう経緯をたどると思う(私ほど酷いのは稀だろうけど)。
そうなる理由は、どんな形にもなる柔らかかった価値観が、成長とともに固まってしまうせいだと思う。
感性が変容するのだ。良く言えば一歩引いた位置から物語を読めるようになる。広い視野が生まれるわけだけど、それは若いときにしか持てない感性を失うことと同義でもある。
「太宰治は若いときに読むべし」とかよく聞くけど、まさに至言。
太宰治だけに限らず、若いときなら感銘を受けてボロボロになるまで読んだだろう話も、今読むと「中二病やな~」と冷めた感想しか持てなくなったりして。

いつまでもこういう子供心を忘れないのって男の人に多いよね。物語世界の中にいつまでも「自分自身」を置ける人。
ヤクザ映画を見て肩をいからせた歩きかたで映画館を出てきたり。恋愛シュミレーションゲームが圧倒的に男性に人気なのは、そのせいじゃないかなとかも思う。あくまでも割合の話だけど。
これはけして悪いことじゃない。むしろ羨ましい。
だって、今も「これ、10代のときに読みたかった!」と思う本に山ほど出会うんだもん。
今ももちろん本は楽しいんだけど、圧倒的に楽しめてたのは絶対にその時期なんだよね。物語世界に自分を連れていける能力は、もはや今の私には無いに近い能力で、失ってわかる得難さなのだ。
まあ、そのせいで変人まっしぐらな子供だった私だけどさ。
今なら大丈夫なのに!
擬態する能力と引き替えに失った、圧倒的な妄想力が微笑ましくも懐かしい。そして苦々しくも恥ずかしい。
あああああ、過去の記憶を消す薬を下さい。

そろそろBLの話をしなければ。
そうやって私はいつからか、物語世界の中に自分を置くことがなくなり――たとえば、恋愛小説を読んでヒロインと自身を重ねることがなくなった。
完全な第三者の視点で読むようになると、恋愛小説が面白くなくなっちゃったんだよね。
ヒロインに自分を重ねられないと、「ケッ」と思うことが多いのだ。ロマンティックなハーレクイン小説も「はいはい良かったね」としか思えない。壮大なノロケ話を聞かされてる気分になるだけ。ときめけない。しょーもない主人公がイケメンの大富豪に無条件で愛されるようなストーリーだと釈然としない。
これが不思議なことに、BLに出会って、「恋のときめき」が得られるようになった。男同士だからだろうか、第三者視点からでも恋愛話を楽しむことができるようになったのだ。
あれほど苦手だった色恋まみれのストーリー、男女じゃ楽しくないのに、男男だと楽しい!ときめく!

なので、人生を変えた一冊を選ぶなら、BLというジャンルに遅まきながら出会うきっかけとなった『窮鼠はチーズの夢を見る』だ。
もはや本によって人生が左右されることなんてないと思う大人だったのだ。
「窮鼠はチーズの夢を見る」この本そのものに影響を受けて人生が変わったわけじゃないけど、この一冊をきっかけにBLの扉がパカッと開かれた。そして、BLというジャンルそのものに人生を変えられたと言ってもいい。
ミステリー一辺倒だった読書傾向がガラリと変わり、ひたすらBLを読み漁るようになった。
結果として――彼氏ができなくなったさ。
彼氏どころじゃない。
BLにハマって以来、キスした経験も一度だけだ。しかも仕事中だ。相手は初対面だった黒人さんだ。ふいうちキスだ。
こんなんがラストキスの記憶でいいのか。よくない。もっとロマンのあるものがいい。
この記憶を誰か上書きしてくれ!

さらに、嘆いてるような書き方をしてるけど、実は嘆いてないのもミソだ。
彼氏が欲しいと思わなくなったのだ。
恋のときめきはBLから得られるので、満たされてしまうのだ。
リアルガイに割く時間があるなら、むしろ一冊でも多くのBLを読み、男×男にときめきたい。

こんな自分を肯定はしない。
病気だという自覚もある。

私の人生は『窮鼠~』を転機に変わった。
客観的に状況を見れば、確実に悪いほうへと変わった。1000人に聴けば999人に否定されるだろう。(私を肯定してくれる1人はきっと、オタな同類だね)
あのとき『窮鼠~』に出会わなければ、今頃はパークハイアットホテルでイケメンの大富豪と“二度目の”結婚式をしてたかもしれないのに!(バツイチなのだ)

後悔してるかって?
いいえ、してません。
してるわけねーじゃん!現状楽しいんだからさ~♪
二次元ホモに萌えて生きる人生ヒャッホー!!

このままいけば、老いさらばえて孤独死する瞬間に、「あのとき『窮鼠』にさえ出会ってなければ…」とはじめて悔恨の言葉を吐くことになるだろう。
いや、BLに本格的にハマったのはちるちるに出会ってからだから、「ちるちるにさえ出会わなければ…」と言い残すかも。
そうだよ!
私の孤独死はちるちるのせいだよ!!
おし。総受けのヒロシ社長にもきっちり恨み言を残してから死のう。

紹介者プロフィール
むつこ
ちるちるのディープインパクト、むつこです。チャームポイントは鼻息です。
いちばん好きな作家は、木原音瀬さん。なのについ最近まで、「キハラオトセ」
と読んでたアホです。
BL歴はまだまだ浅いんですが、ちるちるという危険なサイトに巡りあってし
まったため、完治不能にまで腐りました。
BLとBLを愛する皆様を、心の底から愛してます!
このコラムに寄せられた感想
2010年10月29日 むつこ
No Title
>>ハイ爺さん
「窮鼠」はレビューでも賛否両論なので、趣味の問題じゃないかなーと思いますよw
私も評価高い作品なのにいいと思えなくて、そういう自分の方がおかしいのかなとか思ったりすることありますしw
てゆかありがとうございます。
コラムは毎度自分の書きたいことを書きたいように思いつくがまま書くようにしてて、書いてすごく楽しいのですが、誉められるとさらに嬉しいです。
書評めいたコラムより、こういう自分をネタにしたコラムのほうが書きやすくて。恥をさらすのが趣味なのかも。こういうとこM気質なのかもw

>>タピチさん
はじめまして&ありがとうございます。
趣味似てるっぽいのが嬉しいなーw
最後のプロフは書き換えないとダメかもです。
ちるちるにきてはじめて書いたコラムにつけたプロフそのままなんですが、今じゃ「BL歴はまだまだ浅い」なんて言えなくなってしまってる…。


2010年10月28日 ハイ爺
すみません&素敵です
まず、すみません、感想として書くにはどうよ、と思うのですが、『窮鼠はチーズの夢を見る』はわたしにはあまり感銘を受けなかったのです…。
すごく評判がいいのに。それこそ、なんで?とおもってたのですが、が…このコラムを拝読して、どういうタイミングで本に出会うかの問題だったかも、と思いました。それこそ、新刊だった頃に読んでたら?とか、あまりに事前に書評を読みすぎたて、構えて(引いて)読んでしまったのでは、等。本との出会いについて、自分で工夫できそうにも思いました。
さて、わたしも小学生のころエラリー・クイーンにハマって、すごく好きだした。しかし、お嫁さんになりたいと思っても、自分が葉巻を吸う発想はなかった。私は何かを刷り込みされてしまった後だったからか?
…。
>ヒロインに自分を重ねられないと、「ケッ」と思うことが多いのだ。
わたしもです。「だからBLなんだよ」、という点を突いてくださったように感じました(BLは読者にとって視点が自由ですよね…。ううん)…濃い内容を面白く、かつご自身をさらけだした(!)むつこさんのコラム、すごく素敵と思います。面白く拝読し、そして今回はことに、いろいろと考えさせられましたです。(BLにまみれて孤独死とかも;)


2010年10月27日 タピチ
一緒だああああ!
はじめまして(*´ω`*) 

一緒だああああ!と。思わずメセをばw
わたしもはじめて読んだBLが窮鼠ぢゃなかったら
腐女子になってなかったかもです!!
"あのとき『窮鼠~』に出会わなければ"
…すでに思ってますwwwにゃは
あと。"最近まで、「キハラオトセ」"
これまた一緒で。勝手に親近感です←



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『窮鼠はチーズの夢を見る 号泣特集2』
水城せとなさんで号泣して放心して立ち直るまで (05/15)
『窮鼠はチーズの夢を見る 号泣特集1』
決して期待を裏切らない、涙汁濃縮還元100%のせつなさです! (05/13)
『ふらちな恋のプライス プライスシリーズ』
箱入り息子が子供から大人の男へと成長していく成長物語。 (05/01)
貴女はもう応募した? B-PRINCE文庫 創刊1周年フェア (04/23)
異論は認めません!? 私のイチオシはこれ!2 (04/17)
『テイク・ラブ』
20年以上の時空を超えて、いまだ読者の心に深く突き刺さる野村史子の名作 (04/14)
『シグナル』
クールビューティー、女王様、そして魔性の誘い受け! いったいそんな芦原って何奴? (04/10)
『愛とバクダン』
冴えない探偵所長×危うく影のある美青年 ガチのぶつかり合いと強烈な愛を描いた人気シリーズ (04/03)
『是 1』
志水ゆきの絶妙な世界観に誰もが吸い込まれる! (03/31)
『堕ちる花』
立ち入り禁止のフェンスのその先は? (03/20)
『可愛いひと』
幸せな夢って案外すぐ覚める、 だけど、夢中な恋は永遠に覚めないかも (03/13)
『普通の男』
”普通 ”の男同士の”普通”の恋って何? (03/07)
『座布団』
孤高の噺家の一生を追った BLを超える渾身の骨太文学作品 (03/03)
『石黒和臣氏の、ささやかな愉しみ』
世界のセレブ、犬の飼い方躾け方 私の選んだ愛ある鬼畜♪ (02/27)
『くちびるを濡らす恋の雫』
「恋」と「友情」行ったり来たり あぁ…焦れる、このじれったさは何? (02/20)
『今宵、雲の上のキッチンで』
毒舌家と天邪鬼 何度読み返しても飽きない二人の恋物語 (02/13)
『言ノ葉ノ花』
ある日、心の声が聞こえるようになった 普通のサラリーマンの愛と苦悩 (02/03)
『セブンティーン・ドロップス』
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『成層圏の灯』
苦節8年、不遇の時代を生き抜いて、今、輝く鳥人ヒロミの名シリーズ (01/23)
『ただ、優しくしたいだけ』
じわ~んと泣けてくる 隆次×アズの物語 (12/20)
『きみがいなけりゃ息もできない』
何度読み返しても楽しい BLエンターテイメントの金字塔作品 (12/16)
『少年舞妓・千代菊がゆく!/花見小路におこしやす』
ほんのちょっぴりBLティスト♪ 一期一会の淡い恋 (12/05)
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やっぱ先生が生徒にヤラれちゃう話は激萌えしちゃいます! (11/22)
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ストーン!! 落とし穴にハマったような”恋”が読んでみたい! (10/28)
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ホームドラマ?ヤクザ 軽妙なテンポで展開するハートフルな異色シリーズ (10/03)
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どっぷり思考回路がヤクザ色に染まること請け合い これぞ漢!これぞ真の任侠BLだ! (09/26)
『緋い月』
百匹の鬼は俺を貪り、歓喜に吠えていただろうか? (09/23)
『禽獣の系譜 上』
繊細で骨太!極道BL 孤独な少年・烈がたどった本当の愛の軌跡 (09/19)
『極道はスーツがお好き』
頭脳派ヤクザVSツンデレ二代目老舗テーラー (09/12)
『エス』
ハードボイルドとボーイズラブが奇跡の融合 リアルな人間ドラマに一瞬も目が放せない! (09/09)
『お笑いを一席』
お殿様な生徒会長×落語家志望の下町っ子。 平成お江戸の学園ラブコメディー! (09/05)
『便利屋には愛がある』
年の差カップルがほほえましくてホノボノしちゃいます 次作が期待される魅力的な新人作家 (08/26)
『至福の庭~ラヴ・アゲイン~』
手ごわい受けに振り回される真摯な攻め ラスト4Pまで長いなが~い困難の道のり (08/22)
『君とハルジオン』
ほのぼの路線に癒されて (08/19)
『ROSE GARDEN ―ローズガーデン(1)』
世界で一番悪(ワル)な天使 カイル 「ROSE GARDEN」 (08/11)
『しなやかな熱情』
旧版と読み比べてみたい1冊 “今”の崎谷はるひを知る手がかりがココに (08/08)
『寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ』
コンダクター×コンサートマスター、運命の出会い。 十年以上続くBL界きっての超ロングセラー小説、始まりは伝説の強姦! (08/05)
『スローリズム』
さらり…甘くさわやかな読後感 “王道BL”にもたれたら、お召し上がりください (08/01)
『聖夜』
枯れ果てた涙腺もウルみっぱなし 二人がたどった20年、別れ、再開、そして… (07/26)
『胡桃の中』
絵画をめぐって巻き起こる人間ドラマ 愛憎をみつめる卓越したエピソード (07/15)
『帝都万華鏡―桜の頃を過ぎても』
JUNEの再来か、本格耽美大正浪漫 新人ばなれした文章力と構成力にオドロキ! (07/08)
『ディール』
「飼ってやるよ…」不器用なやり方でしか愛せない スィートビターラブ エスコートシリーズ傑作第2弾 (07/01)
『遥山の恋』
少年に命を助けられた領主の恋物語 心の豊かさとは何か?を考えさせるBL御伽話 (06/27)
『ラブストーリーで会いましょう』
絶妙のキャラ設定でグイグイ魅せる砂原マジック 入手困難だが、いまだに人気が高い良作上下巻! (06/25)
『檻の外』
前作の想像を超える激痛ストーリィ展開 家族とは…恋人とは…を鋭く抉り出す超BL傑作編 (06/20)
『顔のない男』
出演条件は、俺と同居すること!壊れた天才俳優×売れない3流俳優 の危うい関係を描く、剛しいらの佳作BL (06/17)
『箱の中』
刑務所の中で知り合った二人の男の運命は… BL芥川賞と評された渾身の名作 (06/13)
『天使のため息』
失われた光、消せないトラウマ… 傷だらけの男たちが躍動するハード警察小説 (06/10)
『アクトーレス失墜~ヴィラ・カプリ~』
死別、裏切り、陰謀、監禁調教! 「犬」として売買される男たちを描いた大時代スペクタクルBL (06/06)
『スウィート・リベンジ』
「けっして愛したりしない」 愛に傷ついた男は、再び愛を信じることができるのか!? (05/21)

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