このBLだけは読んでおけ!ボーイズラブが好きな乙女なら、一度は読んでおかねば! 推薦者が己の萌えに忠実にチョイスした「BLマストブック」!


クールビューティー、女王様、そして魔性の誘い受け! いったいそんな芦原って何奴?
シグナル 日高ショーコ
評者:ミドリさん
月に一度だけ注文できる特別なカクテル。それはバーのオーナー・芦原とベッドを共にできる合図──。会社の先輩に芦原の店を紹介された村上もまた、平凡なサラリーマン生活を一転させる関係を芦原と持つことになった。クールで手馴れた芦原に振り回されながらも彼への想いを募らせる村上。しかし大勢の中の一人でいることに限界が来ていた。

日高ショーコ作品の中でも私が一番好きな作品を紹介します。
「シグナル」「シグナル」
彼女の作品の中でも一番有名であるといえる「嵐のあと」と一緒に、何気なく手に取ったのがきっかけでした。
日高ショーコといえば絵柄の美しさで有名だが、登場人物もモデル、インテリア家具会社社長、美容師など職業もオシャレ!この作品の芦原もバーのオーナーであり、何より、その美貌。今までの日高ショーコ作品の中でも最も美しい。何度この作品を見ても彼の美しさには思わずため息がでてしまいます…

バーのオーナーである芦原と普通の冴えないリーマン村上。
村上は職場の先輩・田町から芦原を紹介される。そこでまさかの一目ぼれ。
だがこの店には一つ合図があります。芦原とベッドを共にできる合図。
村上はその合図を使い、芦原と関係を持つことになります。
芦原は村上の言うとおり、ふわふわとしている。
だが村上は芦原に対し憧れにも似た恋愛感情を持っているため、本当の芦原のことを見れていない。
芦原に絶対の理想像を抱きすぎているのです。だが実際の芦原はわがままで自由奔放、まったくもって理不尽な男でした。
そもそも「気に入れば男でも女でも誰とでも寝る」芦原、そのうえ干渉を嫌う彼だから、村上が不安になるのも仕方ない。
幼馴染の榊とのことが気になって、村上は芦原に問い詰め、その結果喧嘩をしてしまう。
その後、芦原がわがままで実は子供っぽくて理不尽であるところも理解し、それでも「俺は幸せ」と思えた村上をみて、この二人は今後も大丈夫なんだろうなぁと安心しました。
また、描き下ろしは本編の少し前を芦原視点で語られ、彼の村上への想いが見られます。
村上の「素直」なところが気に入っている芦原は、ひねくれている自分と村上がうまくやっていけるのか、また自分が変わってしまうのではないかと戸惑いを覚える。しかしそれでも彼とのきっかけを作りたくて、例の話を持ちかけるのでした。

この作品を語るとすれば、それは芦原という男について語ると同然!
クールビューティー、女王様、そして魔性の誘い受け。そんなところも芦原の魅力ですが、実は村上のこととなると普通の恋する男になってしまうのです。例えば、榊と村上が二人で店を出て行った後こっそり追いかけて来て、そこで榊が村上に手を出そうもんなら二人の間に割り込んで榊の胸ぐらをつかむシーン。榊にも「お前変ったね」と言われるくらい、芦原は村上のこととなると我を忘れて行動してしまう。昔の芦原は、「誰かに言い寄られても好みなら付き合って、飽きたら後腐れないように別れたらいいか」なんて考えているような男でした。その芦原が、村上が榊の好みだと知って牽制したり、榊と村上のことが気になるけどそんな自分が「わからない」と悩んだり。そんな姿がすごく可愛いんです!!またそんな芦原も村上君と過ごすにつれて、まずい食事は「村上くんこれ食べて!」って押しつけたり子供っぽい一面も見えてきたりなんかして、これまた可愛い!仕事中とのギャップに村上も私もメロメロなわけです。
描き下ろしを読むとよくわかるんですけど、芦原もだいぶ前から村上のことが好きなんですよね。芦原と村上を引き合わせた田町が一人で店に来た時、「村上くんは?」一緒に来てないの?って聞いたり、美女に言い寄られても断って、それよりも村上の笑顔が見たい、なんて思ったり。「(二人が店以外で会うのに)2年もかかった」という芦原の台詞に、芦原のほうも村上のことをずっと好きだったこと、そしてやっと二人の関係が変わっていくんだということが表現されてて、ここのシーンは大好きです。村上のほうが好きだと思わせといて、実は芦原のほうもかなり村上のことが好き。芦原は決して村上のことを「好き」だとは口にしてくれないけれど。芦原も村上にはだいぶ翻弄されていますよね。
そんな芦原を見て、今日も私はニヤニヤしっぱなしなのです。

完璧な男のようで、実はただの恋する男・芦原の可愛らしさをぜひぜひ皆様にも味わっていただきたいです。

作品データ
作 品 名 : シグナル
著者 : 日高ショーコ イラスト : 日高ショーコ
媒   体 : コミック シリーズ : 花音コミックス(コミック・芳文社
出 版 社 : 芳文社 ISBN : 9784832284630
出 版 日 : 2007/05 価   格 : ¥590
紹介者プロフィール
ミドリ
9月でBL歴1年を迎えました!
この1年で気づいたのは、浮気ダメ、強姦・監禁・凌辱ダメな、意外に純愛作品好きだったこと。
でもエロエロは大好きです。
BL読み始めて本棚3つ増えました!
コミック主体で山田ユギ、ヨネダコウ、山本小鉄子、日高ショーコを神と崇めてます。

最近は榎田尤利にハマり中。

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