華藤えれな先生インタビュー

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華藤えれな先生インタビュー 秘密と憎しみから… スパダリ貴族α×不憫健気Ω!! 小説『身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~』

2019/10/23 18:47

記念すべき著者100冊目! 舞台は南仏、愛溢れる“子育てオメガ”

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2145回
華藤えれな/篁ふみ/二見書房/シャレード文庫
小説『身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~』10月24日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
オメガの海莉は小さなハーブガーデンを経営しながら双子の兄・愛理が生んだジュジュをシングルで育てている。貧しくても幸せな日々だったが、「その子と店は今日から俺のものだ」とジュジュの叔父で英国貴族のヒューバートが現れた。彼は愛理の出産を隠すため海莉が身代わりになっていた時に出逢い心を通わせた初恋の人だった。二人が入れ替わっていたと知らないヒューバートは、海莉を敵視しジュジュを奪っていく。だが海莉を恋しがり暴れるジュジュに手を焼き、同居して一緒に子育てすることを提案。そんなとき、海莉の身に発情期が起こり……!?

 

――作品紹介をお願いします
美しい南フランスを舞台にしたオメガバースです。
一見、スパダリの心の狭い攻が子供にいっぱいしてやられ、反省し、打ちのめされ、成長していく……という感じのお話が書きたいというところからプロット作りを始めました。
主人公は王道の不憫な健気っこ。
南欧のごはん、お菓子、ハーブ、お花、フルーツ等々、好きなものをたくさん盛り込みました。
ロマンティックなお話を目指しましたが、攻と子供のとのやりとりで笑っていただけましたら嬉しいです。


―主人公たちはどんな攻×受ですか?
受はオメガで健気っこの海莉。いろいろな事情から自己肯定感のなかった子なのですが、攻と出会って少しずつ自分に自信を得ていく感じが出ていれば嬉しいです。
とっても優しくていじらしい性格だと思います。

攻はアルファの英国貴族で研修医のヒューバート。一見、スパダリで、お料理も得意で、とっても優しいのですが、子供と猫にしてやられたり、時々、壊れたり、失敗して反省したり。でも愛にはとても一途なタイプです。

――当て馬や重要な脇役は?
重要な脇役は、二人が育てるジュジュ。あちこちで攻が負けています。
それから海莉の双子の兄の愛理。海莉とは性格が全然違います。
あとお話の中で一番常識人なのが、攻の弁護士のステファンです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
受の海莉が運営しているハーブガーデンです。受の雰囲気も、ワイルドストロベリーやフレッシュハーブのような感じになればいいなーと思って書きました。
一方、双子の兄の愛理は紫の蝶々。作中にその理由が出てきます。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
楽しかったのは、子供のジュジュが攻を成敗しようと頑張るところです。
苦労は…あまり記憶にないです。 

――今作にまつわる裏話はありますか?
執筆中に、ポルトガルとスペインに行ってきたのですが、そこで食べた苺のジュレのアイスクリームがあまりにおいしくて、別のお菓子だったのに、急遽、苺のジュレのアイスに変更しました。
あとスペインでご贔屓の闘牛士に贈る花を買いに行ったら、お店の人から「幸運の数は6だから」と言われ、作中でも赤い薔薇を6本用意しました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
執筆中、スケートカナダ、NHK杯、GPF、フィギュアの世界選手権等々、立て続けにチケット取りがあって、ちゃんと取れるかどうかけっこうハラハラしていました。
そして今は、その分のカードの引き落とし金額にハラハラしています……。

――今、何かハマっていることは?
これまで声楽を習っていたのですが、ちょっとお休みして、最近、フラメンコを始めました。
健康のためという理由もありますが、フラメンコの腕の動きや体の使い方をマスターし…スペインで闘牛に挑戦するという野望を抱いています。肘の使い方とか手首の回し方とか、とても似ているんですよ。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
毎回ドキドキです。この本は、なんと私にとっては記念すべき百冊目になります。
そんな気負いもあって、いろんな思いを込めて書いたので…たくさんの方に読んでいただいて、そして少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
どうかよろしくお願いします。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
いつもレビューを書いてくださってありがとうございます。感謝しながら拝読しております。
今回も一生懸命書いたので、楽しく読んでいただけましたら幸いです。

担当編集より
華藤えれな先生の記念すべき100冊目の本作はドラマティックな再会のオメガバース。とある事情からひと夏を入れ替わって過ごすことになった双子のオメガ・海莉と愛理。海莉は愛理の代わりに学生生活を送りヒューバートと出会って恋に落ちます。一方の愛理は海莉の名で密かに子供のジュジュを出産し…。入れ替わりを解消しジュジュを実子として育てる海莉の前に、ある日憎しみに燃えるヒューバートが現れて時が動き出します。真実を話すことが出来ずすれ違っていく二人を繋ぐのは三歳になったジュジュ。いつだって海莉の味方でヒューバートの言動が行き過ぎると可愛らしく(?)即、成敗。怒りに染まっていたヒューバートの心も解かしていくのです。作中に登場する美味しそうな南仏のご飯やスイーツも必見!
運命のいたずらに翻弄される二人の恋の行方を篁ふみ先生の繊細で美麗なイラストとともにぜひお楽しみください!

 

小説『身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~

 

 

特典情報

 

中央書店コミコミスタジオ限定:番外編小冊子
ホーリンラブブックス・まんが王:著者コメント入りブロマイド
詳しくはシャレード文庫ホームページ

 

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(C)華藤えれな/篁ふみ/二見書房

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