02/27 2月のBL漫画&小説ランキング!1位は尊い&爆笑★童貞から始まったあのシリーズ最新巻!
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2017/05/24 10:00
こんにちは、電子書籍ストアのBookLive! 書店員・きの子です。
毎回テーマを決めて、おすすめの作品を紹介していきたいと思います!
第5回は、「人外がテーマのBLコミック」です。
早速おすすめの3作品をご紹介します。
レッドベリルにさよなら
自分自身に存在価値を見出だせず、投げやりになっていた昭彦の命を救ってくれた青年・和重。彼は、永遠の命を持つ吸血鬼だった──。
みちのくアタミ先生の新作は、なんと吸血鬼もの!
吸血鬼とはいえ人を襲うことはせず、輸血袋で食欲を満たす和重は「僕にできることがあれば言ってほしい」という昭彦の言葉に、だったら俺を殺してくれと言い放ちます。
昭彦はもちろん断るのですが、望まずして吸血鬼になってしまった和重の苦悩は深く、彼の半生がいかほどのものだったかと、想像しただけで涎……じゃない、涙が出てきます。
愛する人たちに次々と先立たれた吸血鬼の和重と、天涯孤独な昭彦は、同じ孤独を抱えるもの同士、ひそやかにその心の距離を縮めて行くのですが、和重を吸血鬼に変えた男・将門の登場を機に不穏な空気が漂い始めます。
2人に幸せは訪れるのか。そして、冒頭で和重が墓参りをしていた墓標の名前は……と気になることがモリモリの本作。続きが楽しみすぎます。
それにしても、吸血シーンってなんてエロいんでしょうか……将門に血を吸われる和重の表情はまさにエロスそのもの!仄暗い色気にぜひノックアウトされてください。
コヨーテ
人狼(ヴァラヴォルフ)であることをひた隠しに生きるコヨーテ(リリー)と、彼を口説くピアニストのマレーネ。コヨーテはマレーネの誘いを断り続けていたのですが、ある日突然、発情期がきてしまったコヨーテをマレーネが見かねて娼館へと連れて行きます。
発情期のコヨーテとマレーネ、そして両性具有の娼婦ヘルマを交えた3Pは、ため息が出るほど官能的。娼館を出たあと、耐えきれずにエッチしまくる2人も、エロくて可愛くて愛に溢れてて、思わず叫びたくなるほど!マレーネと関わりすぎないようにと、ひとり発情期を耐えるコヨーテもまた色っぽくて可愛くて、マレーネでなくとも抱きしめたくなります。
運命的ともいえる強さと激しさで惹かれ合う2人ですが、その関係にも影が差し始めます。マレーネが実は人狼を狙うマフィア・ガーランドファミリーの跡取りだと判明するのです。
ヨーロッパ映画のような雰囲気を持つ本作。ロミジュリな2人を待つのは悲劇か、それともハッピーエンドか。後者であることを願ってやみません。
雷神とリーマン
ゲイのリーマン・大村の部屋にいきなり現れた不審者、もとい、雷神の雷遊(らいゆう)。自分を人間にしろと言う雷遊の無茶振りに辟易するも、仕事の疲れと失恋のショックで心が麻痺状態だった大村は、雷遊の提案を受け入れます。
最初は雷遊のことをうっとうしいと思っていた大村ですが、彼の素直で男前な言動に、閉ざしていた心を開いていく……のですが、この過程がほんとキュンとくるんです……!
人間界のことを何も知らない雷遊がコンビニのおにぎりを食べて大喜びするシーン。大村は半ば心が死んでいるような状態なのですが、何にでも新鮮な驚きを見出す雷遊の姿を見て、生活の楽しさや人と触れ合うことの喜びを取り戻していきます。ガタイもよく男らしい2人ですが、どちらもものすごく可愛くて、いつまでも見守っていたいと思ってしまいます♡
エッチな描写はほとんどないものの、2人の可愛くも微笑ましい関係に萌えて癒やされること間違いなしの作品です!
きの子のおすすめ人外BL、いかがでしたか?
次回もテーマに沿ったBL作品をご紹介しますね♪
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